自分の為の入院日記(2)
いよいよ20日。この数日で水の入ったヤカンをぶちまけ、ドライヤーを右手で持ち続ける事ができなくなった。家事全般を子どもにお願いしていた。
早朝から夫が車を出してくれた。綺麗な病院だー。が、広すぎて迷う…。
朝8時前にして人気店をしのぐ行列、さらに沢山ある受付の椅子がほぼ埋まってる。再来の方と紹介状がない方々のよう。通院するのは心が折れるな…。
受付をすませ、専門科受付へ。
大学病院では診察に学生さんが立ちあう場合があるが大丈夫かと聞かれて了承。
さて、受診となりドアを開けると、先生+学生4人+本人+夫
思ってたより多い!
今までの経過を含めた問診の後、ベッドに寝かせられ感覚チェック。
ハンマーみたいなのでコンコン叩いたり、ティッシュで触られたり…。
先生が身体の場所と状態を高速で告げていく。
向かい合って苦笑いした二人の学生さんは、速すぎてメモれなかったんだろうなぁ…。
先生とにかくさばけてる。情報の入力は速いし、途中かかってくる電話にも対応。もちろん診察もする。留学生には英語で説明。すごすぎる。後に、教授をされている事を知る(30代に見えたが)
さらには病棟の空きまで問い合わせしていた!
結論から言うと即日入院。
まだベッドに空きがない為、とりあえず昼食。入院手続き、レントゲンと心電図検査をする。
夫には入院に必要な物を自宅から持ってきてもらう。
少し珍しめの病気の可能性があり、研究としてデータの情報公開や血液や髄液の保存などの協力のお願いや了承の署名をする。これが結構長い。
ようやく病棟へ。着替える間もなく、髄液と血液を採取。私の担当は教授ではなく、若い先生。(教授も若いけど)ただし、先生の漢字が読めん…。
先生が髄液採取に一度失敗し、看護師さんが、採血のルート取りを一度失敗し、腹も立たない自分を誇りに思う。にしても、看護師さん二人がかりでまあまあ血を取る。検査用と研究用だそう。
その後、ステロイド?の点滴1回目を行う。途中、夫と子どもが荷物を持って到着。点滴をぶら下げて談話室へ。急遽子どもに室内ばきを買いに行ってもらう。この室内ばき、お高いが役に立つ!片手でなんとか履けるのだ。ベストお買い物賞!
二人が帰り、病室にもどる。
担当の先生に改めて問診と診察を受ける。触られた感触と痛いと感じる感覚は別物のようで、なかなかうまく伝えきれない。もはや先生へのベストアンサーを、探すも上手くいかず…。夕飯が来てタイムアップ。感覚クイズは明日へ持ち越しとなる。
ご飯を食べ、寝る準備をしていると、4人部屋のお一人が挨拶に来られた。本来なら私が行くべきだったが、次から次へと検査があり、同室の方々がおしゃべりしてる様子もないので、正直そんな感じかー、と思っていた。
もう就寝なので明日挨拶しよう。
就寝。眠れない。
ステロイドは興奮作用があるとか。
ま、明日は仕事でもないし、昼寝すればいいし。
22時位になると寝息が聞こえ始める。同室の方は睡眠薬を使われてるようだ。
23時前ころからか、他の部屋から頻繁にナースコールや機械の異常?の様な音が鳴り響く。
あー毎日こんななら睡眠薬いるなぁ
看護師さんって本当に大変だ!