片頭痛はわたしの一部|我慢しない方法とは
「私は頭痛持ちなんだ」こうはっきりと意識したのは高校生になって間もなくのころ。
生理の周期とは関係なく、時々こめかみのあたりがズキンズキンと痛み出す。
思い返すと、物心ついた頃には、実母も頭痛のため横になる場面を年に数回見ていた。
女性の場合、両親のどちらかが片頭痛持ちであれば遺伝する確率は1/2(2人に1人は遺伝することになる)
片頭痛持ち、そう自覚してから常日頃「鎮痛薬」をポーチに入れ出かけるようになる。前触れなくズキンズキンと痛み出すこともあり、症状は必ずしも毎回同じではなかった。
看護師として働き始めると、服用のタイミングがずれて症状が悪化して嘔吐することもあり、見計らっての服用がいかに大事か痛感した。
一度だけ、勤務中の頭痛の際、忙しかったため服薬のタイミングが遅くなり辛いまま仕事を続け嘔吐するほど悪化した。(嘔吐はトイレに駆け込み間に合ってます)具合の悪さに同僚が気づいてくれたおかげで、しばし休憩室で休息することに。
そんな自分の体質を恨めしく思い、母からの遺伝も「どうしてこんな頭痛持ちなんだろう、、」とマイナス思考が頭をもたげる。
そんなマイナス思考も、10年以上の付き合いとなった20代後半「頭痛も自分の一部」こんなふうに思うようになった。夜勤はあるもののそれ以外は、なるべく夜更かしはしないで眠ること。栄養もしっかり摂ること。
そんな生活を送っても頭痛が起こるのは、それも含めて私の体の一部であること。頭痛が起きたらマイナス思考に考えるのではなく「頭痛はわたしの一部」体を休めなさいと伝えている…こう捉えるように考え方を変えてみた。
「頭痛さんよろしくね、早く良くなってね」
と声をかけるように。実際には痛みがピークの場合そんな余裕は持てないが。
できれば頭痛が起きないように、肩こり予防のストレッチなども取り入れたり、体を冷やさない工夫をしたり、頭痛と共にある自分を受け入れた生活を送るようになった。
結婚して子供を二人産んでからも、体質は変わらず片頭痛持ちの母親となった。もちろん家族の前で辛い時は正直に話していたため、息子たちは慣れたもので「大丈夫?休んでて」と対応してくれる。
夫も理解してくれ、頭痛のため夕食が作れないとメールすると「休んでて出前とるから」と臨機応変に接してくれる。
片頭痛という体質を我慢しない方法は
① 頭痛も自分の身体の一部と受け入れること
② 家族に理解してもらい受け入れてもらうこと
この二つが大切だと思う。
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