【今日の会話】2.自分のために働く
「私が会社員に戻ろうか、って言ったらどう?」
「いいんじゃない」
「はやっ笑・・・いや、会社員っていうか今より稼げる仕事をしたいって思っただけなんだけどね。もう一つ働き口を見つけてもいいし。」
「うん」
「今のままじゃ貯金もできないしさ、自分の家族や大切な人に何かあった時にサッと出せる蓄えが欲しいんだよね」
「えー。それはちょっと違うんじゃない。気になる会社があるとかなら良いけどさ、誰かの為に使うお金が欲しいって理由で無理して働くと絶対に辛くなってくるよ。」
「う〜ん」
「それよりもまずは自分の為に稼がないと。仕事を増やすんなら自分が興味があるな、やってみたいな、っていう仕事なら良いと思うよ」
「うん、、」
「俺は自分の欲しいものの為と〇〇(私)に・・・あ、、」
「他人の為じゃ〜ん」
「まあそれくらいの範囲までだな、仕事して稼ぐ理由づけとしては」
……そうか。
会社員時代から比べると今の収入は1/2。姪っ子甥っ子へあげるお年玉さえ足踏みする。年末年始の色んな場面で差し出せる現金の少なさにがっかりしていたのだ。
40歳目前で無職になり職業訓練校に通っていたのだが、いよいよ卒業、失業保険の受給期間も終わるものの具体的な仕事を見つけられずにいた。生徒の就職率が今後の運営に関わる、と説明会で聞いたことが頭をよぎる。先生はとても良い方だったので恩は報いたい。『学んだことを活かせる会社でなければ。先生に迷惑をかけないように早く就職しなければ。』けして自分の為でなく、また焦りや不安から選んだ再就職先は不安ばかりが募る会社だった。結局、自分の為に勇気を出して辞めれたのでそこは自分を褒めてあげたい。
今考えると自分の就職がその職業訓練校に与える影響なんて微々たるものだったと思うのだが。。いかんせん他人のために、とか焦りや不安から思考したり行動しようとしてしまう。癖はなかなか治らないものだ。
危ない、危ない。また同じことを繰り返すところだった。
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