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夢のある仕事をしよう。


3月のnoteでは、ライターとして自分が大事にしたいと思ったことを2つほど書いてきた。

今月はそのまとめ?として
「自分の欲求も尊重すること」と、全部をまとめて「夢のある仕事」と呼んでみようかな。なんて話を書いていけたらと思います。

良かったら覗いてみてください。


自分の思いを見過ごさない


3月の1つ目のnoteでは、
ただうまくなりたい、ただ勝ちたいという、
選手の自然な欲求をライターとして尊重したいと書いた。


そのうえで私がもう一つ大切にしたいと思ったことがある。

それが「私自身の欲求も尊重してもいい」ということだ。


例えば、正直私は、競技としてサッカーをみるのはそこまで得意ではない。試合時間が90分もあるのは、長いと思っている。

ではなぜ、私はいまライターとして
サッカーに少しずつ携わろうとしているのか。

理由は一つではない。
……でも根本の理由は
書きたい選手がいるからだ。
書きたい選手がいるから、もう一回サッカーとかかわりたいなと思ってしまったし、山梨まで、W杯まで行こうと思った。

それが、女子サッカー界をどうこうしたいとか以前の、外向きではない、ただの私の自然な欲求。

ただ自分が好きだと思う人を書きたいから、
そのためにサッカーを書こうと思ったし、
まずは取材をした相手が喜んでくれる記事を私は書きたい。


もちろん、サッカー以外の記事を書く機会をいただくこともある。

私はそれにも、
自分の欲求を絶えず持っていたいと思うのだ。

その人の話を聞いてみたいからとか。
その分野に触れてみたいとか。
まあ、そこに行ってみたい、だっていい。

そこには必ず「自分が求める何か」があっていいのだと思う。

媒体・読者・誰かのためだけの記事を
無理に書こうとしなくてもいいのだと
私は、私に言ってあげたい。

素直な欲求が、私にとって書くことへの1番の動機になることを認めて、常に心に置いておきたいなと思っている。


私はそれを、夢のある仕事と呼ぶ。


そんなことを考えていく中で、ふと
私はこの欲求を、というのかもしれない、と思った。


……思い返してみると、私の小学生の頃の夢はたしか「女子サッカーの日本代表になる。30歳くらいで引退したら小説家とパン屋さんになる」だった。

私が、ただサッカーがもっとうまくなりたくて、
私が、本を読むのも書くのも好きで、
私が、たぶんそこそこパンも好きだったのだと思う。

まあ。全然その頃の夢を叶えていないのは置いといて。

小学生のときの夢は、誰かのために描いた覚えはない。
自分が、自分のために望むものだった。


だから、今私が
これが好きだから、これがしたいとか。
そういう小さな欲求を絶えず持ち続けていることは、夢があることなのかもしれないな、なんて思ったのだ。

夢は別に、大きくても小さくてもいいんだ。
というより、自分の欲求に大きさなんてないんだろうな。

日本代表にも、小説家にも、パン屋さんにもなっていないけど。
いま私は毎日何かしらの欲求を満たして
夢を叶えて生きているし

これからも、夢(自分の欲求)は見失わずに生きたいなと思った。




一方で、今の私にとって
夢(自分の欲求)だけで生きていくのも、
少しだけつまらない、とも思ったのだ。

それはもう一つ3月に書いた
「女子サッカーで人を幸せにする」ことと一緒で。


自分が望んで、自分だけが満たされて。
それも間違いなく素晴らしいけれど。

その幸せが少しでも外に広がったら、
またさらに楽しくなるのもわかっている。


だから私は、その外向きに広がった欲求を
「夢のある仕事」なんて呼んでみようかと思った。

私にとっての夢のある仕事とは、つまり。
『自分の欲求を原点に、人を幸せにすること』


好きな選手を書いて、
周りの人を少しだけ幸せにする。
好きなことを書いて、
読んだ人を少しだけ幸せにする。

そんな夢がある仕事が、今私がしたいことなのだな、なんてことを思っている。


自分なりの夢のある仕事で


こんな感じで結論ライターとして「夢のある仕事をしよう」とまとめたわけですが。

久しぶりに「夢」という言葉を使ってみて
少しこそばゆい気持ちがありました。

それは、今まで私の中の夢という言葉が「大人になるとなくなっていきがちだけど、持っていた方がいいもの」だったのかな。

「大人なのにまだ夢を追っているの」とか「大人になっても夢は持ち続けなきゃだよ」とか、知らない誰かの声できこえてくる感じ。

だから、そんな言葉を軽々しく使う自分がこそばゆい。


でも、書き終わってみて、ちょっとスッキリした気もするのです。
誰かのためにもっていた方がいい夢なんて捨てて、自分が今本当にほしいものを追っていったらいいじゃない、と。

そして、自分がハッピーでいることで誰かをハッピーにできるような。
そんな循環を、今は言葉を用いて作っていきたいな、と。

ただ、それだけ。
知らない誰かの声は放っておいていい。

こそばゆい私はそこらへんに捨てて
夢のある仕事、していきたいと思います。

のどかなところに引っ越しました。


おまけ


夢のある職業から派生して、ちょっとおまけ。

いつだったか、とある女子サッカー選手に
「車を買った方がいいかな」と聞かれた。

「なんで。欲しいなら買ったら?」といったら
「いや。そこまで欲しくはない」という。

「欲しくないなら、買わなくていいんじゃない?」というと
「でもさ『稼いでいるんだから、そんな小さな車じゃなくてもっといいの買いなよ』とかいわれるし。やっぱ、いい車もっていたら、女子サッカー選手っていう職業に夢があると思われるっていうじゃん」と。

「私は別に車に興味がないから、お高い車を持っていても夢があるとかは思わないけど」といったら「ならまだいいか」と言っていた。


稼いだらそんな風に圧がかかる職業って、
私からすると、驚くほど夢がない。

別に、誰かの夢の定義が車だとか、お金だとか。そういうものでも構わないけど。。。

私が好きな選手たちには、
好きなときに、好きなものを買ってほしいな。

女子サッカー選手という職業が
夢の押しつけをしない職業になりますように。

ちゃんちゃん。

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