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ブラインドサッカー初体験!

こんにちは。
11/13(日)に、元スフィーダ世田谷ユースの、ひめかとみく(https://twitter.com/miiiiiiku86?s=20&t=fl5c8Uq-9GARxGDow3SD3A)と

スフィーダ世田谷BFCさん(https://twitter.com/setagayabfc?s=21&t=sZlwgtdXK5SR3FeHHdk-kQ)の練習にお邪魔し、
「ブラインドサッカー」を初体験してきました!!

今回はその時の様子を、写真も含めておすそ分け。
私のどんくさい姿や、宇宙人の迷子、野生児の活躍を、よかったら覗いてみてください。


パス練習にどんだけ手間取るの


最初にご挨拶をしてから練習に参加した私たち。アイスブレイク、基礎練習を経て、パス練習に入りました。

これまでの人生、腐るほどパス練習をしてきた私たちですが、初めて「見えない状態でのパス練習」を経験。


…目を隠されるだけで、こんなにもパス練習は難しくなるのですね。

まず、そもそもパスをくれる味方が見えないので、名前を呼び合って、お互いの位置をなんとなく確認。さらに、蹴るモーションも見えないので、蹴る前に「今から蹴るよー!」と声をかけます。

パスがくるときは、ボールが転がる音(ボールに鈴がはいっている)を元に、ボールの位置を感じてトラップ…できたらいいのですが、なかなか位置を把握することができません。見えないので。
ボールが手前で止まると、もうお手上げです。

そして、パスをするときも、簡単なインサイドパスのはずが、ボールの軸に足が当たらない。16年間サッカーしてきたとは思えないたどたどしさ。
「あ~~ずれたかもしれないです~~」と言ったら、相手の方に「はい!トラップできました!」といわれて、カバーリング能力にびっくりしました。

そんな調子でしたが、慣れてくると眠っていた目以外の感覚が少しだけ覚醒します。
徐々に声で距離感が図れるようになり、テンポよくパスをつなぐことができるようになりました。…まあそれでも1/3くらいはミスでしたが…。

休憩に入ると、今まで使ったことのない感覚を呼び覚ましているからか、ぐったりの3人でした。


鳥かごではボール回されまくり

すばしっこいシマちゃん


続いて対人練習。3人でボールを回しながら、1人の鬼はそのボールを奪いにいきます。
我々の中には、シマちゃんという女の子が入ってくれました。

その子が、うまいのなんの。
「あなた、こっちが目隠ししている間に、アイマスクとってるでしょ!!!」と言いたくなるくらい、自然にボールをコントロールするシマちゃん。

私が鬼の時なんて、悲惨でした。
みくとひめかもなんかうまくなってるし、いざとなったら「シマちゃん!」って呼びながらどっかにボールをければ、シマちゃんが追い付いてくれるのですから。ずるいぞ。

しかも小憎らしいことに、ドリブルするんですよ。ボールがリンリンいいながら移動していくんです。追うのが大変なんですよ。だって、こっちは見えていないんですから。(シマちゃんも見えていない)

最後の方に気が付いたのは、耳だけに頼ってもいけないこと。ひとまず音のなる方へ向かっていって、相手に触れてしまう。そしたらあとは体の感覚でボールを奪う。
とか、わかった風に言っていますが、ボールを回す方もうまくなっているので、気配で先にボールを回されることの方が多かったです…。

コテンパンにはされましたが、気配での駆け引きや、見えない状態での攻防戦はなかなか楽しかったです。

あ、つかんでるのバレた。
一緒にやってくれてありがとう☺️


野生児爆誕!

ボール回し、シュート練習のあとは、ゲームに参加。まさか試合形式のところまで参加させてもらえるとは思っていなかったです。
女子チーム vs 男子チーム。前後半のうち、私は前半に出場し、後半にみくとひめかが出場しました。

いや、怖いですよ。
どこにボールがあるのかも、どこから相手がくるかもわからない。「今は相手ボール」「シマちゃんがドリブル」など、唯一見えている選手であるキーパーや、外から指示を出すガイドさんが伝えてくれる耳からの情報で、必死に試合の流れを追っていました。

そして、動かなくていいといわれたので、基本自チームのゴール前で突っ立ていた私。
3回くらいボールを触りました。
たぶんあれはボールだと思います。

自分がどんなプレーをしたのかも、ちゃんとボールをカットできていたのかも、わかっていません。誰かの足だったらごめんなさい。。

そして、後半出場のみくとひめか。
みくは守備、ひめかは攻撃に入りました。

現役フットサル選手のみくは、初めて地球におり立った宇宙人に。
ボールの音が聞こえると、そこに体を向け。ボールが移動するとそっちを向き。
でもその場からは動いていないので、ボールはみくの真横を通り過ぎて、チームメイトがダッシュでみくの前を通り過ぎる。。。


笑い転げながら、なるほど、私もこうだったのだなと、見えていなかったわが身を振り返ることができました。

笑いすぎ。


一方の攻撃、ひめか。
な、なんと、初っ端から、走っている…!

見えていないはずなのに、ボールに向かって軽々と走っていきます。
しばらくするとドリブルを始め、DFでもガツガツ奪いにいきます。

…え?今日初めてだよね??
成長スピードが動物なみ。
目以外の感覚も、動物なみ。
違った意味で笑いが止まらない私。


そしてなにより、チームの皆さんがすごすぎる。
キーパーからのロングスローをトラップするのは神技ですし、ゴールまで体を張って守る場面では、見えていないことを忘れてしまうくらい迫力があります。


最後は、なんと野生児ひめかが得点し、そのゴールが決勝点で女子チームが勝利。女子チーム、強しです。


コミュニケーションの大切さ


今回私たちが気が付かせてもらったのは、サッカーをする上で今までどれだけ「サボって」いたか。

ブラインドサッカーでは、
お互いの位置、ボールの位置、ゴールまでの距離、どれをとっても、自分だけの力では把握することができません。
なので、ピッチの中にいる選手も、外にいる選手も、ひっきりなしに声をかけ続けます。
そうすると、周りの人の力を借りて、見えているときと変わらないプレーをすることができます。

一方、見えている状態でサッカーをすると「きっと見えているだろう」と判断し、声をかけを怠ることもあるのではないでしょうか。それによるミスは、サッカーで多く発生しています。

見えていないときはやるのに、
見えているときはやらない。
今までサッカーをしていた私たちは、ずいぶんとお互いにコミュニケーションをサボっていたのだなと気がつきました。

それは、日常生活でも同じなのかもしれませんね。

今回、ブラインドサッカーを通して
新しい世界を体験させていただき、
とても貴重時間を過ごすことができました。
ぜひ、またお邪魔させてもらえたらうれしいです!
快く受け入れてくださった代表の鈴木康夫さん、SFIDA SETAGAYA BFCの皆さん、本当にありがとうございました。

ありがとうございました!!✨


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