再び「チーム」と向き合うとき
4月のnoteに「技術も肩書きもない私を拾ってくれた人がいる」と書いた。
そのうちの1人が、現在私が編集アシスタントを務めている、編集プロダクションの代表だ。
今年1月に完成した相模大野マップも、ここでのお仕事になる。
この編集プロダクションで働くようになってから、6月で1年。
先ほど代表から1年間の感謝のメッセージが届いた。感謝すべきは私の方だというのに。
来月から、このチームの形態も少し変わる。
なので、この1年の自分のポンコツぶりを少しだけ振り返りながら、そこで得たことや、今後の新たな目標を書いていみようかと思う。
博打採用
去年6月、私はそこそこ切羽詰まっていた。
ライターとしての仕事も続けながら、編集としても経験を積みたい。
けれど、どこも経験者の採用しかしていない。
そんなとき、未経験可で週2~3での勤務という好条件で人を募集していたのが、
現在お世話になっている代表が、当時1人で回していた編集プロダクションだった。
1~2週間ほどしかなかったアシスタント募集の掲載と、私が仕事を探していた時期が被ったのは、今思うと奇跡だ。
面接の日のことはよく覚えている。
ハイライトの入った髪の毛は一応結んでごまかしながら、ピアスをゆらゆらさせて、水色のネイルのまま面接にいった。
半分くらいは意図的で
「外見で判断するようなところは願い下げだ!」と思っていた。尖りすぎている。
初めて出会ったときから代表は、
物腰が柔らかく丁寧な人だった。
たった1時間の面接だったけれど、醸し出すオーラから絶対にいい人だと確信した。
一方の私は、
これから、何を書きたいのかわからない。でも何か書く仕事をしたい。編集経験なし、デザイン経験なし、社会人経験1年未満、ライター経験2カ月。そしてなんか尖っている。
そんな私は、面接をして家に帰ってくると
母親に向かって「私ここで働く!」と言った。
とにかくここで働きたいと思わされたし、
突出したものは何も持ち合わせていないにもかかわらず、なぜか私は採用してもらえると思い込んでいた。
ちなみに、選考にはまだ、作文の提出も残っていた。提出した作文の書き出しは
『自分が嫌なことをされたときに、仕返しをしようと思ったことはあるだろうか。私は、ある。』……今読み返してもインパクトだけはある書き出しだった。
私は結局、初手のインパクトだけで選考を乗り切ると、無事、採用にこぎ着けた。
後から聞いたところ、採用理由は
「成長の可能性」……のみ。
ライターや編集経験者がたくさんいた中で、そこそこの倍率で選んでもらったそうだ。代表にとっては相当な賭けだったと思う。
そこから、代表とアシスタント2人の、
3人チームで活動することになった。
履歴書も書けなかった
採用された日、
私は履歴書に朱を入れられ、戻された。
「履歴書の体裁が整っていない」と。
私が望んでいたように、
代表は外見で判断せず私を採用してくれた。
けれど、採用されてからは、
そういった体裁にもとても厳しい人だった。
代表は、最初から私にビジネスマナーを教え込もうとはしなかった。
まずはビジネスマナーについての本を読んで、レポートを提出する課題を出された。
そもそもビジネスマナーの本など読んだことがなかった私。
初めて手にとって気が付いたのが、
「ビジネスマナーは気遣い」だということ。
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