自分に期待しなさい。
こんにちは☀️
前回の記事を読んでくださった方、ありがとうございます!
今回は、そこでもたくさん出てきた…
きっかけ
についてお話させていただきます。
無意識の諦め
なでしこリーグで活動してきた3年間
試合に出られない日々が続きました。
自分の中で、どんなに頑張っても、もがいても、結果が出ない。
練習に行くたびに自分の下手さに絶望する。
そんな毎日に、正直、疲れてもいました。
もしも来シーズン結果が出なかったら、もうサッカーをやめよう。
そんな気持ちで
大学3年生の10月から就活を始めました。
自分はコーチには向いていない(感覚でサッカーをしてきたので、説明するのが苦手)ので
引退したら、どこかに就職する…という考え方は自然でした。
自分は一体どんな社会人になりたいのか。サッカーをなくしたら何が残るのか。そんな事を考え続けた半年間でした。
たくさんの会社に行き
様々なイベントにも参加し
志望業界も、他の就活生と同じように変わりました。
出版…人材…広告…人材……
色んな学びがあって
色んな人に会って
ここまで自分について突き詰めて考えたのは初めてでした。
そんな中、私はある会社さんと出会い
2ヶ月間インターンを行いました。
リスタンダード株式会社さんと言います。
私なりに精一杯働きました。
そして3月の後半、社長さんと、女性アスリートの方と3人でご飯に行く機会をいただきました。
きっかけ
そこで社長さんに聞かれました。
"伊藤さん、サッカーはどうするの?"
私は正直に
"今シーズン結果を出せなかったら、やめようと思っています。"
と答えました。
社長さんはさらに聞いてきました。
"それは、サッカーをやり切ろうと思ってやっているの?"
"それとも、やり切るためにサッカーをしているの?"
とても衝撃的な質問でした。答えたく、なかったです。
でも私は正直に答えました。
"…今はやり切るためにサッカーをしていると思います。"
"ならもう明日やめなよ。そんな気持ちでやってたら、サッカーに失礼だから。"
厳しい言葉でした。
でも、こう続けてくださいました。
"伊藤さんはちゃんと仕事もできる、謙虚な姿勢も良い。でもどこかずっと、自信がない。どうして?伊藤さんはできるよ?"
"もっと自分に期待しなさい。"
私はずっと、心の底から、自分の全部をかけて頑張るのが怖かったです。
大学2年生の時に、自分の中では精一杯、頑張って頑張って頑張って、それでもどうしても上手くいかなくて
そのシーズンの出場時間はたったの5分
チームに残ることもできなくて
あんな想いをもうしたくなくて
どこかで気持ちにブレーキをかけていたと思います。
でも、やっぱり本当はまだまだやれると思いたくて
サッカーで結果を出したくて
"やめたくないな"
と、素直に思いました。
そんな話を社長さんにした事はありませんでした。
でも、私の仕事ぶりを見て、そんな言葉をかけてくださいました。
新井一平さん。
人を惹きつける、人に信頼されるリーダーとは、こういう人かと思いました。
すごい人、だと思います。
そして一緒にお話ししてくださった女性アスリートの方。
小林海咲さん。
"やれる時に、やった方がいいよ〜。"
ゆるい言い方でも、その人が今までやってきた事、成し遂げてきたことからの
実感のこもった、本気の言葉でした。
もう一度自分を信じてみても
期待してみても良いかな
そう思えたきっかけでした。
今想うこと
就活の時間は、サッカーに費やそう
そう思って、私の就活は終了しました。
でも、自分がこれからどうありたいのか。
どんな人生を作り上げたのか。
それを考えなくていいというわけではありません。
むしろ、それは更に突き詰めて考えなくてはいけない事です。
このnoteを始めた、最後の理由。
引退したら、何がやりたいかわからない。
そんな方はたくさんいるのではないでしょうか
まだなにも考えてもいない方もいると思います。
サッカー頑張っているからそれでいい。
確かに、一つのことをそこまで極めることは本当にすごいことです。
でも、遅かれ早かれ、引退するときは必ずきます。
その時のために、今の時間をどう使うか、何を考えるかによって、選べるものが変わります。
本気で就活をして、本気でサッカーと向き合うことに決めた私
まだサッカー選手としても、人としても未熟で
でも未熟だからこそ得てきたものもあって
そんな私の実体験、感じてきたことや学んだことから
ヒントになるような事が、ほんのすこしでもあれば…
そんな想いも持ちながら
これまでの就活の経験も踏まえて、言葉を紡いでいこうと思います。
ちうめ