自己愛
やっぱりマック描くのって最高難易度…難…
線画をやラフがみたい!って嬉しい事を言ってくれた方がいたので別案の下描き(汚い)と線画↓
マックに関しては彫刻掘ってる気分だった
下描きから線画にする時、どの線を選ぶか考えるの好き。今回はボーイのビジュに中々納得がいかなかったので、彼だけ何回かペン入れを繰り返した。
今回の絵はまだボーイがマックに呑み込まれまいと抗ってる頃のイメージ。先日一時帰国したりゅっち(朝羽龍之介)とマックとの会話で、マックは昔もっと怖かったよ〜って言われてたけど、それより少し前くらいの個人的に1番怖かった頃のマック。
描きながらずっとマックとボーイの関係性を考えてたけど、この2人って考えれば考えるほど自己愛。
マックはボーイを護るために生まれて、ボーイに背中を見せ、育て、護らなくてはいけない(それが存在意義)と思ってるし
ボーイは、マックを生み出したのは自分でマックに身体の主導権渡したあとも登場する度に「マクドナルド、大丈夫か!?大丈夫なのか」って心配し散らしたり、「マクドナルドは良い家族を持った」やら「ヴァンダーマーさん、マクドナルドのことをよろしくお願いします」やら
マックのお父さんかお母さんか!?って発言をする。
たぶんボーイもマックもお互い自分のことを、お互いの親だと思ってるんじゃないかと妄想してる。
反発したり隠そうとしたり、喧嘩したり引き籠もったり大人びて見たりしてるけど、結局お互いがお互いを愛してる。つまりライトスターボーイって人、そんな究極の自己愛を自分の人格の中で展開してるって事。そんなマックとボーイの自己愛の関係性、良。
んで、すっかり引き籠もってる最近のボーイのイメージこれ↓
後方腕組み父親面で「マクドナルドはいい家族を持った…(ドヤッ)」
それでいいのかボーイ、ヴァンダーマーさんに銃で力を貸すんじゃないのか(ドヤ顔で言ってスナイパーはこの街にもうないってツッコミ入れられてる所、何回見ても好き)
と、思いながらまぁボーイらしいなって。
別人格を生み出した理由でもある人を喪って、主人格が別人格に呑み込まれても生き続けるって一見メリーバッドエンドにも近いルートだと思うんだけど、
マックの影になったボーイの生き方を、可哀想だとか、悲しいとか他者が言う権利はなくて、結局ボーイがどう感じるかなんだろうな。ボーイがボーイでなくても、前向きに生きようとするマックの中にいる彼は幸せなのかもしれない。
数ヶ月に1回くらいの登場頻度で供給が少ないボーイだけど、きっとマックの中から後方腕組み父親面で見ててくれてる筈なので。そんな複雑で儚くて歪でも、歴史を積み重ねて前に進んでいくライトスターボーイの物語が好き。
マックがシマの事とかで過去を語る度に、その時感じた繊細な感情や葛藤や苦しみや悲しみや喜びを語る事は圧倒的に少ないと感じる。結局その時のことは、その時生きてる人にしかわからない。
これからもマックの口から語られないもの、見たかったもの、あの頃描きたかったけど描けなかったものを描きたいなって思う。ライトスターボーイの物語が好きなので。
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