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障害者雇用、非正規社内ニートの1日

    こんにちはこんばんは。バンブーエビデンス歪と申します。精神科の絵(現代の宗教画)とか言われてる20万バズしたイラストのツイートで私を知った方も多いかもしれません。

    私は元国家公務員ですが、現在は障害者雇用(非正規職員)で働いています。今回は、「障害者も長所を生かして働く」という綺麗事・建前、法定雇用率と罰金逃れで成り立っている「障害者雇用」について、お話します。

いきいき働けているか?やりがいはあるのか?疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。




んなわけねーだろ!




ということで、前置きはどーでもいいので私の職場での1日のスケジュールと仕事内容、障害者雇用のクソなポイントを紹介いたします。仕事内容は不定期で毎日のルーティンワークが少ないため、1日のタイムスケジュールと仕事内容については分けて書かせていただきます。

1.障害者雇用のタイムスケジュール

①8時15分                  出勤
②8時30分                  ウンチ
③8時45分〜              仕事(してるフリ含む)
④12時から13時        ランチ
⑤13時〜                     仕事(してるフリ含む)
⑥13時45分                ウンチ
⑦14時〜17時15分    仕事(してるフリ含む)
⑧17時15分                 定時ダッシュ


私は平日だけ1日にウンチが2回出る特異体質です(細胞レベルで労働を嫌がっているような気がする…)。そのためウンチタイムが2回存在します。この他にタバコ休憩を頻繁に取っているといった感じです。理由については追って説明します。



2.仕事内容

①データ入力・集計作業
毎週あるもの、毎月あるもの、その時にしかないものの3種類あります。一番楽で一番時間がつぶせる業務です。

②書類の電子化
通常はコピー機で文書をスキャンして電子に取り込む作業ですが、1文字1文字手打ちで打ち込んでほしいという書類もありました。こういうの、障害者冥利につきるよね…笑。

③会議資料の整理
毎月ある会議が数種類あるのですが、会議の種類ごとに日付と議題を一覧表にまとめるという業務です。眠くなるし1ミリも興味持てないけどこれも時間潰せます。

④配布物・回覧物配り
郵便物や業界誌が届いた時に個人や課に配布・回覧する業務です。頻度は高いけどすぐ終わってしまうから時間は潰せないです。

⑤書類のシュレッダー・廃棄
住所や個人名の入った書類はシュレッダー、機密情報の書かれていない文書は溶かして再利用するため、段ボールにまとめて業者に発送します。頻度が低いのでもっとシュレッダーやらせてほしいですね。障害者雇用や窓際といえばシュレッダーなんだから、お家芸をさせてよ、お家芸を。

⑥お菓子配り
取引先の業者や出張帰りの社員から頂いたお菓子を配る業務です。頻度はそこそこですがすぐ終わるので時間が潰せません。ただ好きなお菓子を先に取れるのと、余った時にワンチャン貰えるので好きな業務です。

⑦メモ帳・回覧用紙作り
最終手段の一歩手前の業務。することが何もない時にやってます。

⑧最終手段
仕事とカウントしていいのか分かりませんが…エクセルいじるフリと社内ネット漁りは社内ニートあるあるなのではないでしょうか。社内ネットにはクレームや訃報、社内の収益情報などが書かれています。労災なんかの記事が一番興味深く面白かったです。もう読み飽きましたが(泣)。


3.問題点

    問題点、それはズバリ「暇すぎ」ることと、有給が少ないこと、給料が低いことです(後述しますが、例外的というか少数といいますか、そうではない障害者雇用もあります)。給料はお察しだと思うので、前から2つ、順番に説明していきますね。

①暇すぎ
     まず、拘束時間8時間に対して、2時間で終わるような仕事しか与えられません。上司に「仕事を増やしてほしい」と訴えても全く効果がありませんでした。
    「サボってるから仕事もらえないのでは?」と思う方もいると思いますがそうではありません。入社当日から仕事が少ないのです。少しでも仕事を貰えればいいのですが、何もすることがない日もありました。
     よく、他の方の社内ニートの方のnoteを読ませてもらっていますが、皆さんKindleで本を読んだり資格の勉強をしていますね。私もやればいいのでしょうけど、資格取りたいほど有能ではないし、意欲的魅力的な人生ではないです。また、席が壁際なら読書も良いのですが、あいにく通路側という最悪な立地のため、読書はおろか、自由気ままにネットサーフィンをすることすらままなりません。

    ここでさっきのタバコ休憩の話になります。ネットサーフィンや読書が難しいといいましたが、監視されているわけではないので、休憩は多めに取っています。ただ、自席でスマホをいじり続けていると文句を言われそうなため、ウンコに見せかけてタバコを吸いに行きつつスマホを見ています(バレバレでしょうが笑)。かと言ってずっと席を空けているとクビになるし、心象も悪いため、暇なのに忙しいフリをしなければならない瞬間が多々あります。

②有給休暇が少ない
    また、障害者は特有の体調不良があります(健常者が言うところの「サボり癖」ってやつです)。それなのに非正規雇用だから有給は正社員以下。無給欠勤が多発すると更新してもらえない可能性も出てくるという悲惨な現実。働ける障害者=フルタイムで無遅刻無欠勤もできる、みたいな間違った価値観はなくなってほしいものです…。


どうでしょうか。どうも障害者雇用には、レベルの低い仕事を少量しか与えられない非正規雇用と、正規雇用で健常者並みの仕事を求められるタイプがあるらしいのですが、私は現状前者しか知らないため、そちらについて書かせていただきました。

早く正社員になりたーい。できれば早く人間になりたーい…変身ッッ(本当に変身できたらいいのにね…)。

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