
Xデザイン学校 ベーシックコース 2023 #06-アイディア創出と受容性評価
10/14(土)、Xデザイン学校ベーシックコースで6回目の講義。
●今回のコンテンツ
・上位下位関係分析の見直し
・バリューシナリオ作成
前回の講義から、今回まで
ビジネスモデルは、苦戦に苦戦を重ねて「とにかく1回かたちにしよう!」ということで、なんとか終着点へ。
インタビューのやり直しもできず、駆け込みにも程があったけど、ひとまず今日の講義でのワークができる程度のことはまとめていくことができた。
結果、思いっきり必殺技の超王道にいってしまったけど…
ただ、今日の講義でもあった「成功と失敗があるのではなく、成功と学びがある」ということをふまえると、これまでの何度も振り出しに戻ったことも無駄ではないのだと思う。
ビジネスホテル考案に際しての学びを、一旦まとめておこう。
<うまくいかなかった要因>
・未来の変化や描きたい未来からではなく、「走行データをうまいこと使えそうな方法」という狭い考え方をしてしまったこと(半径50mの課題しか解決できていない)
・企業の成長と社会問題の解決が一致していなかったこと(社会問題に寄りすぎてビジネスとしてスケールできない/その企業がやる意味が明確化できていない=ビジョンやパーパスとの不一致)
・未来の変化についての想像がふくらんでいなかったこと(リサーチが足りず、トライアンギュレーションもできていなかった)
<学び・気づき>
・「自分ごと化して解決したい社会問題を考える」
→「その社会にどんな未来を描きたいのか考える」
→「その企業と相性が良い課題を選択する」
→「社会問題が解決する価値を、どのようにプラットフォームが提供するかを考える」
→「関わる人みんなが幸せになる」
・世の中にあるものが増えたときにおきる社会の変化・価値観の変化を考える
・デバイス自体ではなく、それが繋がっているクラウド/プラットフォームが価値を提供する
→顧客接点の最大化=多様なデバイスでそのプラットフォームにぶらさがったサービスにアクセスできる
※だから、プラットフォーマーがハードにがんがんお金を使うのはNG
バリューシナリオは、「見た人にこう感じてもらいたい!」と狙って書く
本日のメインのワークは、バリューシナリオ。
相変わらず「ナラティブ」がわかったようでよくわからない問題もありつつ、何とかシートを埋め始めたけど、途中で先生にいただいたコメントで、また色々腑に落ちた。
・従来のUXはユーザーのことしか見ていない。だから、それは企業が求めるものとは限らない
=企業にもユーザーにも言及したのがバリューシナリオ
・シート1枚で「これはやる価値がある!」とわかるものにする
例)
①ビジネス情報:たしかに、そういう方向に変わらないといけないな
②ユーザーの本質的欲求価値:ユーザーはそれを求めているのか!
③ビジネスの提供価値:それに対して、こういう役割を果たせるのか
④バリューシナリオ:(②と③が結びついて)これは、やる価値がある!
特に後者をふまえて、実際にクライアント企業にプレゼンするイメージをもちながら「これを伝えたい、分かってほしい!」「この部分でこういう感情になって、その後これを見てこういう気持ちになってほしい」と考えていくと、案外すらすら言葉が出てきて驚いた。
バリューシナリオにしてもシートにしても、書くことの大半はこれまで考えてきたことではあるのだけど、そのたくさんの情報の中から何をどう伝えれば良いのかの精査がしやすいし、考えが浅かった部分も見えてきた(これについては今発覚するのもよくない気はするが…)
完成度は決して高くはないかもしれないけど、これまで考えてきたことが1枚のシートにするする集約されていくのが面白かった。
ただ、これも数こなしていきたい…
まとめ
ビギナーコースで一番つまずいたのがシナリオ作成だったので、今回はドキドキしていたけど、できたかはともかく、理解は確実に深まった気がする。
仕事の方でも、ここ半年近くは人員の都合上、現場に出る業務ばかりだったけれど、最近になってやっとUX改善などに関われるようになってきた(といってもまだ現場業務が大半だけれども…)
ペルソナ作成1つとっても、「あ、これ講義でやったやつ!」「ここでこう活きるから、今作りこんでおくのが大事なのか!」と気づけることが多くて、実践で活かせることが増えてきて嬉しい。
残り4回、最後まで吸収しつくせるように頑張ろう。