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Xデザイン学校 ビギナーコース 2022 #08-発表会と総括

2/4(土)、Xデザイン学校で8回目の講義。

昨年9月に始まったビギナーコースも、いよいよ最終回。

短かったような、長かったような…という不思議な気持ちだけど、開始時の期待を超える濃さだったのは間違いない。

今回は、最終発表とビギナーコース全体の振り返りをしていきたいと思う。

最終発表:満足できる出来。でも、もっとチャレンジできたかも?


課題企業様の新規事業提案に向けて、ビジネスインタビューに始まり、パーパスの定義やPDUモデルの作成、仮想ペルソナを考えてインタビューをしてシナリオを書いて…と、この数か月チーム皆で取り組んできた。

最終発表は、自分のプレゼンのパートで少しテンパってしまったのは脇に置いておくとして、これまでに考えてきたアイディアを余すことなく盛り込めた、満足のいく出来になったと思う。

私のチームは結局最後までリーダーが決まっていなくて、だからこそ1人ひとりが強みを生かして互いを補おうとする姿勢が強かったと感じる。

だからこそ、最終的なアウトプットも、誰か1人のアイディアが光るというよりは、皆の考えが満遍なく散りばめられていて、「皆で作った」ものになった。

その意味で、すごく良いメンバーに恵まれたし、UX領域は超初心者の私としては、心折れずに、むしろ「ここからもっと頑張ろう!」と思える学びのスタートを切る経験となった。

一方で、途中に頭を抱えてうんうん唸る時期はあったにしても、全体的にスムーズに進みすぎてしまったようにも感じる。

議論の後半も、良いアウトプットができ始めてきたからこそ、最後は「まとめにかかる」ような状態になっていて、でも実際の仕事ってもっとバチバチ意見交換するよなあ…もっと手戻りたっぷり発生するよなあ…と、最終発表が終わってからふと心の隅っこで感じた。

もちろん、無事に発表が終わったからこそ感じたことなのだろうけど、これから学びをモノにしていくには、もっと場数を踏んで、もっともっと頭抱える経験をたくさんしないといけないなと考えている。

とはいえ、そう思えるってことは、今回のビギナーコースを通じて、「この領域は、自分にとって面白い・もっと深めたいと感じる領域だ」と確信が得られたということなので、非常に価値ある経験だったのだと思う。

まだまだUXの川の川岸でばちゃばちゃしているに過ぎないので、ここからゆっくり対岸を目指していきたい。

ビギナーコース総振り返り


プレ講座の振り返りにも書いた通り、私が今回ビギナーコースに参加したのは、昨年4月から社内でサービス品質向上のチームに配属されたことがきっかけだった。(仕事は、社会人向けの教育サービス運営)

このチームは今年度立ち上げられたばかりで、チームメンバーは超少数。
社内にノウハウや知識がある訳でもないので、自分が率先して外で学ばなければにっちもさっちもいかないという気持ちで参加した。

私自身、普段の業務は、研修講師や受講生の学習サポートなど現場での業務が大半なので、デザイナーや新規事業創出のお仕事をされている方たちのように四六時中UXのことを考えられる訳ではない。

それでも、普段の仕事の中で、少しずつ学んできた視点が活きることは出てきたし、何よりも自分の仕事の面白さや価値が一段階深く分かった気がする。

特に、自分は実装部隊(ユーザーを見て、ビジョンの実現方法を考える)の立場だったから、今までその小さな部分しか見られていなかったけど、その前提となる経営戦略チーム(ビジョンやパーパスを明確にする)の視点を学べたのは、自分にとって大きな価値だった。

実際に経営戦略を考える立場になくとも、少なくとも上流で何が起きているのか、どのような方向に進もうとしているのか、その背景に何があるのか…そういった組織視点を持つ意識が芽生えてきただけででも、このビギナーコースを受けて良かったと思っている。

「デザイン」という言葉は、何だか特別な感じがして、エンジニアでもデザイナーでもない自分にとっては何だか遠いものだと思っていたけど(いや実際遠いんだけど)、そのデザインがもつ力を片鱗を見ることができた、そんな数か月だった。

まとめ


とにかく盛りだくさんの5カ月だったので、まずはゆっくり復習を。

一通りコースを終えてから、はじめの方の講義資料をゆっくり読み直すのは、楽しそうだ。

次コースの受講も検討しつつ、このコースでの学びをそれっきりにせず、今後に繋げていけるよう、その手段を考えていきたいと思う。

最後に、ビギナーコースを担当された浅野先生・チューターのお二人・受講生の皆様、何よりも同じCチームの皆様、5か月間貴重な経験をありがとうございました!