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Xデザイン学校 ビギナーコース 2022 #07-構造化シナリオ法

1/14(土)、Xデザイン学校で7回目の講義。

今回のコンテンツ
・講義:アクティビティシナリオ・インタラクションシナリオ
・グループワークと講評

前回の講義では、バリューシナリオを作成した。
その続編で、今回は「アクティビティシナリオ」「インタラクションシナリオ」の2種類を作成した。

サービスデザイン、UX領域のド素人なので、恥ずかしながら、この「シナリオを書く」という工程の存在すらもともと知らず…

だからこそ、前回の講義でバリューシナリオを作成したときに、これまでに考えていた「ビジネスモデルの価値」と「ユーザーの本質的欲求価値」が、パズルの隣り合ったピースのようにカチッとはまった感覚があって、衝撃かつとても面白かったのだけど。

元々文章を書くのが好きというのもあって、このシナリオを書くこと自体が楽しく、今回も意気込んでスタート…はしたものの、やっぱり一筋縄ではいかないわけで。

先生が以前からおっしゃっていた「UXの川を渡る」ことはまだまだ難しいと感じる回だった。

いかに「自分の視点からの一方通行」から離れられるか

仕事でカスタマージャーニーマップを作製したときに、「一旦、”こちらが顧客にどう行動してほしいか”を忘れて作ってごらん」という指摘を受けたことがある。

自分の中の「こうあるべき・あって欲しい」が強すぎて、具体的かつ今ある業務手順にうまくおさまるような範囲内しかみることができていない。

で、今回自分が作成したアクティビティシナリオも同じような感じ。

「まあ、こういう流れが妥当でしょ(と自分が思っている)」という場所から離れていないから、書いたアクティビティシナリオは、なんか手順書みたい。

綺麗にまとまりすぎて、講評でもご指摘いただいた通り「雑味」が足りないのだ。

普段、仕事で何かを書くときって、いかに簡潔に無駄を省いてわかりやすく…みたいな、「減らしていく」頭の使い方をすることが多い。

だからこそ、この「増やしていく」「膨らませていく」「ぼかしていく」(これらの言い方が適切かわからないけど)頭の使い方はすごく難しいし、ビジネスの中でこういった工程があることが1つの驚きだった。

こちらから一方通行で伝える書き方ではなく、受け取り手の想像力・解釈にゆだねること、発信する側と受け取り手の協働であることを前提とし書くこと(=ナラティブ)を理解するには、まだ少し時間がかかりそう。

ナラティブという言葉自体は何度か触れたことがあるけど、イマイチ腑におちていないというか、つかみきれていないというか。

とはいえ、こればっかりは定義を何度読み返していても、それだけではまったくわからないのだと思う。

だからこそ、「良いシナリオ」に何度も触れること、そして自分自身が何度も手を動かすこと、とにかくこれしかないのだろうと感じた。

まとめ

今回の講義は、正直なところ、今までで一番「言わんとすることは何となくわかる気がするのだけど、たぶんわかっていない」感覚が強い回だった。

頑張って手を伸ばしても、すかっとつかみそこねてしまう、そんな感じ。

何とかこのUXの川を渡っていけるよう、取り組んでいきたい。