イメージでインプットして論理的にアウトプットする「右左脳」

2019年6月3日 11:17

手や腕の組み方で右脳派か左脳派かがわかる診断がある。いわゆる「利き脳診断」だ。

その真偽のほどはわからないが、私に関しては割と当たっているような気がする。

今回はこの件について書きたい。おそらくなんのこっちゃ？的なよくわからない内容になるが、右脳左脳に興味があれば少し我慢して読んでみてほしい。

手や腕の組み方で右脳型・左脳型を判断する

手を組んだ時下になる方の手や腕でインプットやアウトプットの方法がわかるようだ。

右が下になる人は直感やイメージ先行の右脳型、左が下の場合は数字や言語などを駆使する論理的思考の左脳型とのこと。

私はインプットが右脳型、アウトプットが左脳型。感覚で物事を捉え、言語や数字でアウトプットするハイブリッド型だと言えそうだ。

このように、利き脳診断では「右左脳型」になったわけだが思い当たる節はある。イメージでインプットする反面、アウトプットはイメージではなく言語や数字で論理的に行う傾向が強いのだ。

昔から文字や数字を見たままに覚える丸暗記は大の苦手。国語の暗唱や漢字、英単語、化学式などを覚えられなくて非常に苦労したものだ。

私の場合、文字や数字を見ると、無意識のうちに脳内で画像や図形などに変換して理解する癖がある。

例えば、文章ならストーリーが映像になり脳内でVTRのごとく再生されて文章の内容が理解できて初めて文章を構成する言葉が頭に入って行く。

また、漢字なら図形をイメージし、英単語なら独自の語呂合わせで時制の変化や大体の意味を掴むといった感じ。化学式に至ってはその化学式を示す物体の実物やイメージがわからないと全く頭に入らない。

そんな、人が聞いても絶対わからないややこしい方法でしか覚えられないので、本当に難儀だった。

一方、脳内にイメージとしてインプットされた情報は、論理的にアウトプットするのが得意だったりする。

つまり、脳内に散らばっているイメージ(インプットした情報)を整理してまとめ、それらのイメージを言語や数字などに変換してのアウトプットになるわけだ。

私の頭はただ機械的に覚えることができないようになっているが、頭に入ってくる情報をイメージ…言い換えれば応用可能なパターンとして捉えているような気がする。

その典型が公式の覚え方だ。

公式を覚える際、ただ公式を見ただけでは全く覚えられない。丸暗記ができない。

しかしその公式を使って実際に問題を解けば公式を覚えられる。その公式のどの部分にどの数字や記号を当てはめればいいかがわかれば、一気に公式の使い方が理解できる。

要するに、公式の使い方を具体的にイメージできないと、公式そのものも覚えられない厄介な脳なのだ。

しかしそのような形で覚えた公式は二度と忘れないし、その公式を使うどんなパターンの問題にも応用できるようになる。問題文でミスリードする引っ掛け問題にも騙されずに正答を導き出せる。ただし計算ミスがなければの話だが…

つまり、感覚的にインプットした情報を私の脳がきちんと整理し、論理的な形にまとめてアウトプットする手筈を整えているという感じだ。

…ここまで書いたものを理解してくれる人がいるかどうかわからない。この件についてはおそらく私の脳内で十分に伝えたい情報がまだ整理されていない段階だから。

しかし、同じ右左脳型の人になら、この感覚をなんとなくわかってもらえるかもしれない。

ライターのとして記事を書く際も、右左脳の特徴が露わになる。

情報のインプットでは、文章だけの情報源よりも図やイラストが入っていた方がより理解できる。また、法律などの難しい分野では、判例を探してどんな場面でその法律が適用されるかを調べると一気に理解が進むのだ。

一方、そのインプット情報をアウトプットする際は文章にするのが一番ラク。実に右左脳らしい傾向だと自分で感じている。

しかし、文章で勝負する仕事ではその傾向が非常に有利。情報を機械的に入れるのではなく生きたイメージとして捉えているので、一度しっかりインプットできればどんな角度からでも論理的に説明できる自信があるからだ。

そういう意味では、右左脳ほライターに向いた性質はないかもしれない…と最近思い始めている。

ある種マニュアル的な左左脳であることが求められる銀行員や、本能的な野性の勘が命の子育ては正直不向きだったが、この歳でようやく自分に適したライフワークが見つかったような気がしている。