「毒になる人」にならないために

犬猿の仲としか言いようのない2人がいる。

でも私から見ると同一人物かと思うほど気性がよく似ている。

・確固たるマイルールがあり考えを曲げない
・自覚なく相手を怒らせることが結構ある
・自分は気を遣っているつもりだが実は利己主義
・何でも自分基準で人の気持ちを推し量れない
・周囲はその人に振り回されて疲れている
・自分の考えは絶対正しいと信じて疑わない

そう、いわゆる「毒になる人」だ。

その2人は陰で相手をボロクソに言う、あるいはその人の話題をわざと避けるなど、明らかに互いを嫌悪していることがよくわかる。

でも私から見ればそれは「同族嫌悪」以外の何物でもない。だからそんな人間が憤慨して何を言っても、両者の本性を知るこちらとしては「どっちもどっちじゃん」としらけた気持ちで適当に流す気持ちにしかなれない。

毒になる人は、自分の中の毒には全く気付いていない。でも同じ毒を持つ人のことはよくわかるようだ。また、自分の毒を思いのままに浴びせても逃げないような人を捕まえる能力も高い。

そういう人間が身近にいて、しかも中々縁が切れない関係である場合、周囲の人は絶対にその2者の間に入ってはいけないと思う。また、そういう人の言葉は全て間違っているという前提で話を受け止め、いい加減うんざりしたら会話を一切やめた方がいい。それが彼らの毒をまともに浴びない唯一の方法だ。

また、そういう人間と日ごろから接していると知らず知らずのうちに彼らの毒が自分にも回っていることがあるので、誰かに指摘されたら素直に己の行動パターンや考え方が凝り固まっていないかどうかを確認、まだ自覚があるうちに矯正するべきた。でないと自分が毒のある危険人物と成り下がってしまう。

以上、それが長年毒のある人に消耗させられてきた私の教訓だ。

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