「だし」がおいしいと料理のレベルが上がる
3月に友人と行った日本橋に、だしの専門店(茅乃舎)があった。
私はその店を知らなかったが、友人がそこのだしがとても美味しいと勧めてくれたので、ものは試しに焼きアゴ入りのだしを買い、早速家で使ってみた。
…控えめに言って最高の味。深みのある旨味が素材全体に行き渡り、素材の味を存分に引き立ててくれるのだ。
これまで様々なだしを使ってきたが、これほど旨味が深いだしに出会えたのは初めてかもしれない。少なくとも、私の舌との相性は抜群だ。
私がこのだしを使ったのはいつもの味噌汁と煮物だが、スーパーで買ったごく普通の食材の旨味まで最大限に引き出されるのだ。それがだしの旨味と絶妙に絡み合って本当に美味しく仕上がるのにはもうびっくり。だしの選び方ひとつでいつもの料理が5割増しでレベルアップするものなんだなと感心させられた。
というわけで、先日たまたま地元デパートに来ていた茅乃舎のだしをリピ買いした。お試しサイズで色々試してから、一番いいと思っただしの大容量サイズを買う予定だ。
もちろん、市販のだしより割高ではある。でも5包入りのお試しサイズで約400円、30包入りで約2,000円ならそう高くはない。外食を1回減らせば十分すぎるほど元が取れる程度だ。
普段は安い市販の粉末だしを使っている我が家だが、子どもが自立して余裕もできた。そろそろ自分のために若干の贅沢をしてもいいかもしれない。
それにしても、くだんの友人はだしに限らず、お手頃価格で品質が良いものをよく知っている。今後も彼女にアドバイスを受けつつよいものを使っていきたい。