IchigoJamのデータ保存上限問題を解決する①ROMカセット(共立プロダクツ)
前回更新から間が空いてしまいました。このこのIchigoJam連載も最初は短期と思っていたのが、いざ始めてみると後から後から書きたいことが出てくるもので、何と今回で第5回目を迎えることになりました。連載の最後には自作のプログラムを何かしら披露することを目標にやっていきたいと思います(うわー言っちゃったよ!まだリファレンスも読んでないのに…)。
さて、前からチラホラと言っている「IchigoJamデータ保存4個上限問題」についてです。
IchigoJamは自分でプログラム作れなくても、プログラムを作っている人たちがたくさんいて、雑誌「電子工作マガジン」(電波新聞社刊)などでその作品の数々が披露されています。
これが「電子工作マガジン」。年4回、季節ごとに発刊です。
その中にはこのような別冊「マイコンBASICマガジン」が挟み込まれています(別冊になっていないときもあります)。
中身はこの通りプログラムたくさん!特にIchigoJamはリストが充実していると感じます。
これでゲームし放題だっ。さぁジャンジャン入力してバリバリ遊ぶぞー!
(どんだけ古い表現だよ)
…って意気込んでいると立ちはだかるのがIchigoの壁。すなわち、
「IchigoJamは4つまでしかプログラムを保存できない」
という問題なのです。
IchigoJamは何かしら保存したいとき「SAVE 0」とか「SAVE 1」とか打ち込んで記録するというとてもシンプルな方法なのですが、この領域を0~3までしか持っていないのです。なので、4つ目を保存しようとすると、
あんぎゃー!!
ってなるのですよ。
どうしてこうなのかは分かりませんが、こういうものである以上既に4つ使ってしまっていたらひとつ消さないと次のが入りません。
先ほどの「電子工作マガジン」にしてもIchigoJam用プログラムが多いときは7本とか掲載されています。
どうすんのこれ?
人の作ったプログラムを打ち込むだけでも結構な労力かかるんだよ?
という問題があったため、我が家のIchigoJamは作ったはいいもののしばらくフテ寝していました。
そんな私がもう一度IchigoJamに向き合ってみる気になったのは、この限界を突破する方法らしきものが見えてきたためです。それもいま現在私が把握している限り、2通りのやり方があります。
ひとつは、容量拡大ROMカセットを取り付ける方法(カンタン)。
もうひとつは、通信ソフトでパソコンと繋ぐ方法(少し難しい)。
ということで、今回はカンタンな方いってみます。
このようなものを買いました。じゃんっ!
商品名は「IchigoJam ROMカセット」(共立プロダクツ)。
これをIchigoJamに挿すだけで、保存できるプログラムの数が何と32個増えるっていうグレートな一品です。
こんな風に差し込みます。
ピンの位置がソケットにちょうど合うので間違えようがありません。
はんだ付けもないので私みたいな人間にも安心です。
装着ゥ!!
…ん?でもこれ「IchigoJam U 基盤専用」って書いてあるぞ。
私のIchigoJamって下記サイトを見る限り「S」だと思うんだけど大丈夫かなぁ?
まぁダメでもこの家が吹っ飛ぶくらいのものでしょう。OK!OK!
ポチっとな。
…とりあえず吹っ飛ばなかったのでひと安心(笑)。
えーとなになに、SAVE番号は100~131まで対応なのね。
よし、いま作ったやつをさっそく保存してみよう!
でーきたー!!
すごいすごい、これで「電子工作マガジン」内「マイコンBASICマガジン」に掲載されてるプログラムたくさん入れて遊べるよ!
初期の4個と合わせると36個は保存できるので、当分は遊んで暮らせるね!
ひとつ問題があるとすれば、この基盤を付けるために圧電スピーカーを外さざるを得ないので音が出なくなってしまうことくらい。圧電スピーカーの足がもっと長ければ問題なく挿せるように思うので、このあたりは後日秋葉原に行って探してみることにします。
なおこの情報をくださったのは、かつて私がお世話になっていたマイコンBASICマガジンの筆者でいまもfacebookでたびたびお世話になっているAさんです(一応仮名にしときますね)。いつもどうもありがとうございます!
さて、これでとりあえず36個までは保存できるようになったものの、でも36個作ったら次は1個消さなきゃなんないよね?
そもそもこれパソコンに保存出来たら何の問題もないんじゃないの?
そんな希望を追い求めて、次回は通信ソフトを用いたPCとの連携について紹介します。
電子工作に自身のある方向け。
(完成版はAmazonでは売り切れちゃったっぽい…?)
こちらはIchigoJamをはじめるのに必要なものがすべて揃っています。
IchigoJamなどのプログラムを打ち込んでみたい方は必見!電波新聞社より年4回発刊しています。電子工作まったくやらない方でもプログラミングに興味ある方であればオススメです。
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