ところざわサクラタウン探訪~行ってみないと分からない本棚劇場
今年のお正月は家族でところざわサクラタウンにお参り方々、一度は行ってみたかった本棚劇場に足を運んでみました。いやはや仁和寺にある法師じゃありませんが、行ってみないと分からないものですね。ということで今回の探訪はそのあたりの話をひとつ。
本棚劇場とはところざわサクラタウンにひときわ大きな威容を誇ってそこに鎮座する巨石…のような建物「角川武蔵野ミュージアム」の4Fと5Fを吹き抜け状にして作られた巨大な本棚に囲まれた空間です。2020年の紅白歌合戦ではYOASOBIがここでプロジェクションマッピング的な演出を施しながら楽曲「夜に駆ける」を披露しました。
これまで何度もところざわサクラタウンに行ってる私もここにはまだ行ったことなかったのですが、これ見て「これは家族で行ってみよう」と。
実際行ってみて分かったのですが、私もずいぶん本棚劇場については分からないことだらけでした。今回の記事はそんな私の疑問にひとつひとつ答えていく形で進めていきます。
疑問① ここって実際に本読んだりできるの?
パンフレットに載っているビジュアルが下図の通りなんで、私は蔵書はここにたどり着く通路にしかなく、本棚劇場自体は純粋に「劇場」なのだと思っていました。
実際に行ってみた本棚劇場はこんな感じです。
ちゃんと本あります。というか本に囲まれてます。
右を向いても左を向いても。
中にはアニメの画集やゲームの攻略本などもあり。
私は普段あまり見ることのないSAOの画集を見つけてホクホクでした。
階段で5Fに移動。ここにも本でギッシリ。
見つけちゃいけないものを見つけてしまった背徳感。
理性理性…。
かなりレトロなマンガも。「ロボット三等兵」は話には聞いたことあったのですが、手に取って読んでみたのは初めて!
5Fから見た光景。実際はカメラをかなり前に出して撮影しましたが、こうしてみると圧巻です。
5Fはこんな感じ。ここに来るとちょっとした図書館って感じです。
疑問② そんな本がギッシリ詰まってる空間でプロジェクションマッピングってどうなの?
それについては、実際にやってるところを見てみましょう。じゃんっ!
この日は森村誠一氏に関するプロジェクションマッピングだったようで、たぶん取り上げる作家などはときどき変わるのだと思われます。
そんなに広い空間ではないものの、だからこそ本棚をスクリーンとして映し出される映像演出には不思議な凄みがありました。ちなみにプロジェクションマッピングは30分間隔で行なわれているようです。
疑問③ 本棚劇場以外のエリアにはなにがあるの?
本棚劇場以外にも、ここの4F~5Fはアート的な空間で充実しています。
●4F 荒俣ワンダー秘宝館
いきなりインパクトある顔がお出迎え。
「バルサスの要塞」のガンジーかと思ったよ!
(分かる人にしか分からない)
マンモスの牙だって。ホントかなぁ。
なにせこれのある場所の名称が「半信半疑の地獄」だからねぇ。
こっちは地獄の反対側にある「生命の神秘」。この作品はタンポポを表現した「放射」。レーザー彫刻で作ってるんだって。
●4F EDIT&ART ギャラリー
貝殻?で作られた人間はインパクト大。
仮面ライダーにこういう怪人いませんでしたっけ?
不気味ではあれど、近くで見るととても手間をかけて作られたことが分かる逸品。
・5F 武蔵野ギャラリー
5Fにはこんな感じの展示ブースが。武蔵野に関する様々な伝承や豆知識がたくさん展示されています。ここにくればアナタも武蔵野通に!
ということで1日居ても飽きないくらい充実の本棚劇場(+α)エリア。
マンガ・ラノベ図書館もいいんだけど、より広範囲のジャンルの本を読んだり、プロジェクションマッピングやその他展示も楽しみたいんならオススメのスポットであることは保証します。
さてここからは、ここに入るためのコストや滞在可能時間についての話。
これについても私ずいぶん誤解してました。
疑問④ 入場料かなり高いんじゃないの?
結論から先に書きましょう。
本棚劇場には1,200円で入場時から3時間滞在できます
これを高いととるか安いととるかは人次第だと思いますが、少なくとも数千円という出費でないことは確か(スタンダードチケットの場合)。
これ、価格表の書き方がちょっと分かりづらくて、スタンダードチケットと1DAYの違いが分かりづらいためにこういう誤解を生じてしまったのですよね(私だけ?)。
価格表を見てみると…。
(以下、角川武蔵野ミュージアムホームページより抜粋しています)
この価格表はチケット・入場エリア一覧とセットで見ないと分かりづらいのですが、つまるところ本棚劇場に入ることができるチケットはこの中の、
・KCM スタンダードチケット
・KCM 1DAY パスポート
の2種類です。
では両者はどう違うかというと、
・1Fのマンガラノベ図書館ならびにグランドギャラリーで開催されているイベントに入れるか否か
・入ることのできる時間に制限があるか否か。
の2つなのですね。
なお予約画面はこうなっています。
●スタンダードチケット
●1DAYパスポート
つまるところ、時間を指定して行くのであればスタンダードチケットで十分というわけです。
すなわち、一般で1,200円で入れるっていうわけ。
そこまで分かったところで、次なる誤解が生じます。それは…。
疑問⑤ スタンダードチケットだと指定した1時間しか滞在できない?
スタンダードチケットの購入画面には「●●:●●~●●:●●」としか記載していないので、私は最初「1,200円払って滞在できるのが1時間」と認識していました。基本的にプロジェクションマッピングを見る場所なんだからしゃあないかな、と思っていたのですが…。
「いえ、お客様がご入場された時間から3時間は再入場可能です」
(ニュアンス違うかも知れないけれどおおむねそのような内容)
と、受付前にいたお姉さんが解説してくださりました。
え?何よそれ、どこにそんなことが書いてあった?
そう疑問に思った私はチケット購入ページを隅から隅まで探したところ、チケット購入時の選択ページにその答えはありました。
そこにあるスクロールバーを下におろしていくと…。
書いてあったー!!
いやでもこれ、ログインしてチケット購入画面に入らないとそもそもここにたどり着けないし、私が探した限りログイン前の画面でこのことを知ることができる記載内容は皆無だと思います。
いやこれはいくらなんでも分からないよ!
1,200円で1時間しか居られないのと3時間居られるのでは全然その価値が変わってきますが、その内容がチケット購入まで知る術がないってどうなのか。これ私と同じように誤解したままの人が多いんじゃないかなぁ、と思ってここに記載することにした次第です。
ということで!
本棚劇場には1,200円で入場時から3時間滞在できます
大事なことなので二度言いましたからね。
以上について詳細は公式ホームページをご確認くださいませ。
このnoteは、その補足だと思ってくださったら幸いです。
では記事の締めとして、お正月に撮影したところざわさくらタウンの写真をいくつか掲載しておきましょう。
夜になると光る鳥居。謹賀新年ですなぁ。
天野喜孝氏が奉納されたというアマビエの原画。
お正月限定?の物販コーナーかな。
アニメみちびき祈願とかアニメ縁結び祈願の絵馬がここらしくて良い。
角川武蔵野ミュージアムもお正月の装いでお出迎え。
なんと夕暮れ時に富士山が!!(撮影:2021年1月2日)
お正月にこんな美しい富士を見れて縁起良かったです。