FMEワークベンチを使ってみた

はじめに

プラトーアカデミー講習会で使用したFMEライセンスが、11月中使用可能とうことでワークスペースを作ってみました。ゼロから作るのはハードルが高いので、講習会で使用したワークスペースを同じもの作成しました。

講習会で使った土地利用.fmw


今回作ってみたワークスペース

参考にしたのは、Pacific Spatial Solutions株式会社 (PSS)様のFMEリファレンスと講習会で配布されたワークスペースファイルです。
FMEワークスペースの説明は以下のようになっている。

リーダーとライター (Readers and Writers): リーダーは、どのフォーマットのどこにあるデータセットをどのように読み込むか、ライターは、変換後のデータをどのフォーマットでどこにどのように出力するかを規定します。

トランスフォーマー (Transformers): トランスフォーマーは、データを読み込んでから出力するまでの間で、その構造や内容を変更する方法を規定します。一部には、データを読み込んだり出力したり、新たなデータを作成したりするためのトランスフォーマーもあります。

FMEリファレンスより

FMEワークスペースは、データを変換するのに必要なリーダー、ライター、トランスフォーマーをワークスペースに追加します。それぞれを接続しデータフローを作成します。
FMEでは、400種を超えるフォーマットに対応しているとのことです。
公式のプラトーラーニングでも、用意されたワークスペースを動かしてみたり、その一部を加工するワークを提供しています。

オブジェクトの追加

メニューバーやその下のアイコンからオブジェクトを追加します。


FMEワークスペース


Add Reader

リーダーのフォーマットには、プルダウンからシェープファイルを選択します。データセットに作成済みシェープフィルを選択します。
OKを押すと下図が追加されます。

追加されたリーダー


Add Writer

ライターのフォーマットには、プルダウンからOGC CityGMLを選択します。一覧に見当たらない場合は、More FormatsからCityGMLでサーチします。
フォーマットが決まったらOKボタンを押します。

ライターギャラリーのサーチ画面


フューチャータイプを選ぶ

上記画面は、そのままOKを押すと

フューチャータイプを選ぶ


LandUseだけチェック

一旦、すべてのチェックを外して、LandUseのみチェックでOKを押すとライターが追加されます。


追加されたライター

トランスフォーマー追加画面は、Transformerハイライトを外してサーチすると目的のものが出てきます。ダブルクリックで追加されます。

トランスフォーマー追加


トランスフォーマーサーチ画面

アノテーション、ブックマーク

追加したオブジェクトを選択し、右クリックからアタッチアノテーションで追加できます。


右クリック


アノテーション追加

同様に右クリックからCreate Bookmarkでブックマークが追加されます。ブックマークは、磁石マークをクリックでオブジェクトに固定されます。


ブックマーク

オブジェクトの三角マークから左ドラックでデータフローの線が繋がります。
線を右クリックして、ジャンクションを追加できます。

ジャンクションインサート

ジャンクションの三角マークから別のオブジェクトに接続できます。


データフロー

以上で、オブジェクトの追加とデータフローを作ることが出来ました。

トランスフォーマーのプロパティ設定


EPSG:6668に設定

講習会で使ったワークスペースにトランスフォーマーのプロパティを参考に作成したトランスフォーマーを設定します。

プロパティを設定

今回は、講習会で配布されたワークスペースと同じものを作成してみました。FMEワークベンチの使い方が少し理解できましが、FMEには多くの機能があり、使い込むのは大変だと思いました。


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