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春の訪れは訪問販売・電話勧誘とともに

花冷えで寒の戻りに身震いする4月、桜の花も散りすっかり春ですねぇ、寒いけど。
私は春の訪れを毎年、自分のブログの「記事アクセスランキング」で感じています。
今年は2月14日から春の動きが始まりました。

春に蠢く訪問販売員

春になると私のブログでは毎年、突如アクセスランキング上位に浮上する記事があります。

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前日の13日まで記事アクセスランキング10位の中に入っていないのに、

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突如14日に4位に食い込んだ記事【訪問販売員問答】

0-2訪問

翌日には2位に浮上。

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以降は3月になっても2位か3位をキープし続けておりました。

春ですね。
春の訪問販売が始動しましたよ皆さん、気を引き締めてまいりましょう。

訪問販売と電話勧誘が春をお知らせします


度重なる法改正ですっかり訪問販売と電話勧誘のしつこさが鳴りを潜めましたが、法に触れないイヤ~なカンジは畳み掛けセールストークの中にまだまだご健在です。
私は話術データ収集のために訪問販売と電話勧誘の相手を務めますが通常は断りたい人が圧倒的多数だと思います。
最終的には断るんですけどね、私も。

私は目的がハッキリしているので「こんな話術持ってんのか~!」のチェックが終わったらキッパリ断ります。
もぅそれはそれは強い意志と真っ直ぐな瞳で言葉の限りを尽くしこれでもかと畳み掛けて断り続けてきたので、勧誘界のひやかしリストに前の住所と名前が載っています。
詐欺被害に遭った人の情報が出回るカモリストだけでなく、詐欺をしに行ってはいけない人の情報も出回っているのです、それがひやかしリスト。

リストにされるほどの人数がいることを知った時には嬉しかったです。
訪問販売の新人を長時間拘束していたら上司が登場して「今なぁ!ひやかしの客ちゃうかゆぅて会社に調べさしとんねんや!」と脅されて、そのおかげで判明したひやかしリストの存在。
調べたら出てくるようなデータベースがあるんですね。
1回でも買えばカモリストのほうに移動するのでしょうか。
私が訪問販売から何かを買うとしたらその動機は、ひやかしリストからカモリストに移動させられるかどうかの検証です、脅されたくらいでは私は買いません、脅されたほうが買いません、暴力と権力には屈しない女ですからね。

しつこく畳み掛けちゃいけない法律、あります。

ハッキリと断る意思表示をした相手にしつこく畳み掛けてはいけない、という決まりがあるんですよ皆さん。
それでもめげずにうまく言葉を利用してセールストークをするのが、訪問販売や電話勧誘です。
「いりません」「断ります」「必要ないです」と1回言えば、売る側はさらに押してはいけないのです。
しかし奥ゆかしきニッポン人はこう言います「結構です」と。

「結構です」は「結構な品物ですね(大変結構なお品を、と言う時の結構)」と言われたと解釈し「私はいいです…(良いです、と故意に変換)」は「その商品アタシ好み!」と言われたと解釈した、という言い訳を相手は用意しています。
断る時の言葉は断りの意味しかない言葉を使ってください。
それでも歪曲して解釈する言い訳を思いついた話術で畳み掛けてきたら、セールスマンが回避マニュアルで講習を受けたであろう同じ知識を使って淡々とこう言いましょう。
「私は今あなたから威迫されていると感じとても困惑しています」
あなたが騙されないための結びのセリフです。
「威迫」と「困惑」ですね、この2つのワードは禁止行為として明示されているものなのでキラーワードとなります。
一度断られてさらに勧誘するのは法律違反です。

2009年の法改正はいろんな世界を劇的に開いたなと勝手に思っておりますが、中でも「強化されたな~」と実感できるのは障害者自立支援法(障害者総合支援法にリニューアル)と特定商取引法。

こんなご時世なんで通販商品に手を出すことが多くなったのではないでしょうか。
もしかすると訪問販売・電話勧誘よりも危うさをはらんでるかもしれません、通信販売。
訪問販売も電話勧誘もアクションは向こうからですが、通信販売はこっちからですもんねアクションを起こすのが。

ヒマな時に特商法のサイト(https://www.no-trouble.caa.go.jp/)に目を通しておくことをおすすめします。
ネットショッピングが当たり前になってもう感覚が薄れていると思いますが、通信販売と訪問販売と電話勧誘販売は同じカテゴリーです。
同じカテゴリーには①連鎖販売取引②特定継続的役務提供③業務提供誘引販売取引④訪問購入もあります。
漢字の羅列だと聞き覚えがないと思うんで聞き馴染みのある言葉に変えますね。

①ネズミ講・マルチ商法・先物取引・NB・MLM
②チケット制サロン・会員権制旅行会社・費用内訳の項目がどえらい多い結婚相談所
③商品販売の斡旋・仕事の斡旋・副業の斡旋・この情報を知ってるかただけに健康食品を特別な価格で~
④不用品高価買取・押し買い・着物や貴金属のリサイクルを~

ね?どれもこれも見事に「それって大丈夫なん?」てひとに心配されるヤツでしょ?
み~んな悪質な行為が問題視されてるから法改正が強化更新されまくってるジャンルに属してるんですよ、覚えておいてくださいね「特定商取引法」です。

訪問販売員のそれ、特定商取引法違反ですよ。

訪問販売の場合は「これから勧誘していいですか?」という了承を得る必要があります。
「勧誘してもいいですよ」て消費者が言わないと勧誘するための会話そのものが出来ないんです。
ただこれは絶対的にやらないとダメ!と法律で明示されてるわけではなく「勧誘を受ける意思があることを確認するよう努めなければならない」という逃げ道のある書き方がされていて、そこを訪問販売は利用してきます。

「勧誘していいですか?」と聞かれて「ぜひ!」とは言いませんよね。
だから「こうこうこのような商品(←商品説明だからまだ勧誘ではない:でも消費者が食いつくような撒き餌ではある)を扱っている会社になるんですけども、ご興味があればでいいんですがお話し聞いていただけますか?」てな言い方で「了承を得るように努めたこと」にします。
消費者が「ふぅ~ん…」と相槌を打ったことを「ご興味持った」と解釈して「了承を得た」ことにすり替える流れです。

キャプチャ

3月の月間アクセス3位をキープするほど春の訪問を受けている人たちがいます、譲ってほしいその訪問販売員。
ひやかしのほうのリスト入りしちゃってるから、訪問してもらえないのです私は。
訪問販売や勧誘電話や怪しい在宅ワークに遭ったひとたちが検索で辿り着くのが、私のブログ。
だから私はブログのアクセスランキングで、訪問販売を受けていないのに春を感じることが出来ます。
皆さんまずは「特定商取引法」に目を通しましょう、春の訪問販売・電話勧誘は今年は早くも2月14日から始まっております。

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