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プロオレラー手引書⑭:足の指の骨折は自然治癒と事後判断でいけ

足の指をどこかに激しくぶつけて赤やら青やら黄色やらのアザが出来て腫れ上がっている皆さんごきげんよう「病院行ったほうがいいかな…」と迷っておいでのことでしょう。
その迷ってる理由は何ですか?

「じっとしてたら痛くない」もしくは「じっとしてたら耐えられる痛み」だからじゃないスか?

骨が折れた直後はね、脳内麻薬が出てて耐えられる痛みが続きます。
痛みの感じ方はひとによるけど、長いひとで16~7時間はもちます。
よって骨折後の一番の痛みは、だいたい夜中か翌朝にくるんですよ。

骨折してたらじっとしてたら耐えられるな~と思うその痛みの5倍以上の痛みが襲ってきますのでね、痛みに耐える自信が無いのなら病院がやってる時間帯に受診して、せめて今夜の痛み止めはもらっといたほうが賢明です。

足指骨折の自己判断

さてココで重要になってくるのが「折れているか否かの自己判断」です。
指がひん曲がっているなら一目瞭然で折れてるんですが、そう簡単に足の指てひん曲がらないものなのです。
だから内出血しているアザの腫れてる部分を「さすれるかどうか」で判断します、まずは。

さすれるなら、骨は折れていないでしょうからじっとしていたら痛くないと思います。
じっとしていたら耐えられる程度でさすれる場合は「うっすらとヒビ」くらいですが、ヒビでも骨折であることに変わりはないので夜中は激痛です。

次に観察するのは爪の色。
足指の第一関節付近を負傷して骨に異常があれば爪は確実に死にます。
私の第一関節の骨折はすべて生爪を起こして爪1枚まるまる剥がれてきましたので、爪の色を見ましょう。
爪が赤褐色真っ白になっている場合は骨イってることが多い、と覚えておきましょう。

ただし、絶対ではありません。
爪が赤褐色や生爪でもセーフだった場合と、爪死んでないのにアウトだった場合の画像が以下です、参考になさってください。

赤褐色でも骨セーフ
生爪おこしたけど骨セーフ
爪死んでないけど骨アウト

上記の画像からもわかる通り、3つ目の判断材料は「アザ」と「腫れ」です、骨折していたら100%腫れてアザが出来ますのでね。
赤紫・青・黄色、この3色のアザが負傷直後から30分以内にハッキリと素人目でも確認出来れば、高確率で骨イってます。
ぷっくりと空気入ってるような腫れ方をしていても、高確率で骨折です。
一部、肉が凹んでいるように見える場合も骨イってるでしょうねぇ、一部が凹んでいるのではなく、凹んでいるように見える部分以外が満遍なく腫れているので一部が凹んでいるように見えるだけです。
内出血が指の裏にまで広がっているでしょうから、確認してみてください。

病院に行くのを迷う理由

足の指を骨折してるかもしれない状況で病院に行くのを迷う理由はひとつしかありません。
「歩ける」からでしょ?
折れてたとしても歩けてるんだから重症でないことはちゃんとわかってる。
正しい判断は出来ているのだから、あとは不安要素を取り除いたらアナタは病院に行くか行かないかでは、もう迷いません。

つ~わけで、私が考えつく不安要素を取り除きにかかりたいと思います。

骨が折れてたら大変なコトになるよね?
なりません。
骨折が「大変なコト」の最終地点です。
捻挫とか打撲で骨に異常はないから「大変なコト」にはなりませんでした、ならわかるけど「骨までイっちゃってた」ならソレが底ですよ、その先の「大変なコト」て何でしょうか。
折れた骨が皮膚を突き破って出て来るとか?そりゃ~てぇへんだ!
皮膚も肉も裂けてねぇところから骨を出すには、それ相応の激しい力を加える必要があるので、骨折してなくてもそんな激しい動きは無理、骨折してるのが疑わしい足ならソロ~と歩くのが関の山。

骨が折れてたら病院行かないと治らないよね?
治ります。
骨折は病院で治してるわけでも医師が治してるわけでもなくて、時間が解決しています。
医師が処方した薬は「痛み止め」であって「骨折を治す薬」ではありませんし、医師が施した処置は「固定」であって「骨折の治療」ではありません。
じゃぁどやって治ってんの?てハナシなんですが、アナタ自身の「自然治癒力」で治ってるんスよ、包丁で指を切って病院に行きます?絆創膏貼ってほっとくでしょ?流血して止血出来る人が、骨折して固定出来ないわけないと思いませんか?病院には「治療」に行ってるんじゃないんですよ「固定」と「鎮痛」に行っているのです。

病院に行かないと指が曲がっちゃうよね?
指が曲がる原因はおそらく、3つです。
1.「固定」をしないから
2.指が曲がったままになる箇所を骨折したから
3.骨折した指が完治する前にもう一度骨折をしたから

私の足の指は4本が曲がったまま固まっています。
上記3つ全ての原因をコンプリートしたからです。
つまり「固定」して「安静」にしていれば「折れてるかなぁ~?」て迷うくらいの見た目の骨折なら指が曲がっちゃうことにはなりません。
私の曲がった指の1本は本来ならば曲がらない方向に曲がるほど器用に曲がる指になっておりますが、

曲がってはいけない方向に曲がる指

普通に裸足で立ってても、

曲がってる指なんてパッと見はわかりません。

こんなモンなんですよ、足の指の骨折なんて。
病院行くほどのコトじゃない、足の指は。
「痛い」それだけ。

だから病院に「行く」理由はひとつです。
「痛いのが我慢できない」なら行ってください。
強めの鎮痛剤をもらいに。

足指骨折は自然治癒と事後判断でいける

病院に行かない場合の足指骨折の自然治癒は、だいたい以下のような流れになります。

①鎮痛剤ナシの場合は激痛が5日続く

患部が熱を持っている場合は冷やしましょう。
冷えピタを患部の足の裏に貼るのだけはやめたほうがいいですね一歩踏み出したら地獄の沙汰です、氷嚢か保冷剤を使いましょう。
毎年足の指を骨折しているプロオレラーの私はやらないのですが、負傷後5日間はテーピングをしたままで過ごしたほうがいいでしょう、激痛なので。
正しいテーピングをすれば激痛緩和にもなります。

びっこ引いて歩く感じであれば5日以内に確実にドアとか階段とか椅子とかに足を打ち付けて泣きを見ることになりますのでね、テーピングはしときなはれ。
私はテーピングをせずにいつも通りに生活して、必ず2~3回キッチンでゴミ箱に足を打ちつけて悶絶しています。
骨折のプロともなるといくら痛くても、走る・跳ぶ・回るくらいの動き以上のことがテーピングをする動機なのです、慣れには注意しましょう。

②安静にしていれば2週間いつも通りの生活をしていれば3週間程度で腫れがマシになる
腫れてアザになっていた足も2~3週間程度で腫れがマシになります。

③じんわりとした痛みが少しずつ弱まって5~6週間目まで続く
という痛み方であれば骨イっております。

④6~10週間目の間で違和感が薄れ、日常生活や軽めの運動がリハビリとなりいつの間にか元通り

どのように治っていくかの経過を経て、骨折かどうかは事後判断となります、医者に診断を仰がない場合は「完全に治った」からの逆算で骨の異常を知ることになります、レントゲンやんないんだから。
折れても骨は勝手にくっつくしね、骨折ごときで被爆せんでもええで。

骨折してたかどうか確実に知っときたいなて人は、6週間後にこうやってみてください。

右親指と右中指は完全に骨折

骨折したら一応6週間程度で完全ではないけど骨はくっついてて、違和感はあっても痛くはないのね、その状態で全部の足の指をグッて曲げてみましょう、その時にチカラを入れても曲げられない指があれば、その指の骨は折れてたてコトです。

第一関節が曲がってない人差し指もアウト

上から見ると一見曲がっているように見える右人差し指ですが、横から見るとこう。
親指以外の足指の第一関節はしっかり曲げられたら床に密着して、爪は見えないのです。
つまり私は今年、親指・人差し指・中指の3本同時に骨折してたてコトになります、どうりで痛いと思ったで。

同時骨折最高記録4本はさすがにテーピングする痛さ

あとは骨折の事後判断で大きなポイントとなるのが皮膚がうす~く剥がれる特徴がある。

左親指の第一関節の皮膚が薄く剥ける
人差し指の先が剥ける
中指全体の皮膚が薄く剥ける

骨折後にはうす~く1枚剥けるみたいな脱皮をするので、皮膚が剥けたら骨イってたと事後判断し、日常生活でリハビリをナチュラルに行っても違和感が続く場合は、接骨院などに相談するのもひとつです。

間違ってはいけないのは、以下のこと。

骨折したら整形外科へ
骨折完治後の違和感があるなら接骨院・整骨院へ

骨折と脱臼はレントゲン診断と医療行為をしている整形外科へ行き、接骨院・整骨院へは、リハビリに行ってください。

と言っておいて何なんだけど私はどっちも行かないんですけどね。
だって足の指の骨なんてまたすぐ折っちゃうねんから、キリないもん。
足の指の骨なら折っても、病院も接骨院も行かんとイケんで。
痛いけど。

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