プロオレラー手引書④:検索で辿り着いた皆様へ
「骨折」を検索してこの記事に辿り着いた皆さん、ごきげんよう。
激痛、お察しします。
人類は誰かしらの経験と同じことを経験し、同じように検索をする生き物です、たぶん。
私ひとりの足指骨折経験をもとにして、検索ワードに個人的回答をしておきます。
文中で触れていない検索ワードについては、これまでと重複する検索ワードですので、前回までの記事で書いているため除きます。
右足の小指の骨折をした場合の医師の処置は、固定です。
部位によってコルセットであったりギプスであったりシーネであったりと、器具の違いはあるでしょうが固定以外することはないと思います。
骨はあなたの治癒力が頼みです。
おそらく足の指をどこかにぶつけたのでしょう、あまりの痛さに格助詞が大変なことになってしまっています。
自分の痛みの中でもトップレベルなのですね?
負傷の程度、骨への影響、それらを知りたい場合はまずは患部の色と腫れを見ましょう。
負傷直後からみるみる腫れてきた場合、赤紫色になっているのなら内出血ですので、骨への影響を疑いましょう。
その見た目で患部がさすれるかどうか、です。
さすれる場合は捻挫・打撲、さすれない場合は骨折かヒビの可能性が高いです。
患部が熱を持っているなら冷やしましょう、氷嚢が最も優秀な冷却グッズです。
私は2019年の1年間のうち足の指を4本折りましたが、すべて放置です。
2019年以降も毎年、足の指を折っておりますが放置です。
激しく踊る時にテーピングを施しますが、基本的には何もせず放置です。
私は足指のなかではダントツで中指を負傷することはないのですが、度々、中指骨折の検索があります。
想像なんですが、持っていた重い物を落としてそれが中指を直撃ということではないでしょうか。
もし折れていたら激痛でしょうがまずは観察です、指もそうですが爪も観察するといいと思います。
私は医者ではないので正確な判断は出来ませんが、毎年足の指を折っているので骨折のプロではあります。
実体験で骨折した指の一部始終をイヤというほど見ています。
病院に行かず自然治癒で元に戻すので若干曲がっている指もあるのですが許せる範囲での「真っ直ぐ」だと自分では思っています。
骨折の判断を自分でする場合で第一関節付近の負傷の場合はとくに爪を見ます。
足指3本、第一関節付近のおそらくヒビ、8割くらい治っているので指や爪の色もカタチも正常になりつつあり状態。
しかしそんな状態でも異常は残っているので画像でご覧ください。
このようにヒビが入っているところに近い爪は死にます。
ボッキリ折れていたらいわゆる生爪を起こしすべて剥がれることが多いです。
親指の右側の小さなヒビなのでこのくらいで済んでいるのでしょう。
「折れてはいないがヒビ」という場合には、爪が一部分から半分死ぬことが多いです。
この時、気を付けなければならないのは、下にうっすら新しい爪が出来た時点で死んでいる部分の爪を自分で切り取らないと、生きている半分の爪のほうが生爪を起こしかねないこと。
死んだ爪は爪切りでちょっとずつ切ります。
新しい爪が出来たら端のほうからちょっと剥がすようにして浮かせて切ります。
生きている半分の爪は指と一体ですので、死んだ爪を浮かせすぎると生きている爪が傷みます。
死んだ爪は指に付いていても下に新しい爪が出来れば、真っ白になりますのでわかります。
爪の色を確認し、死んでいるなら切り取りのオペを自分でやりましょう。
切り取ったあとをヤスリで削るのもお忘れなく。
この爪は完全に1枚剥がれる生爪でしたが、爪半月部分だけが付いている状態でした。
浮いている部分を切っても爪半月部分から離れるまで根元の爪はくっついたまま。
するとこうして爪が伸びていく過程で線が入ります。
こういう接点のある生爪だと、骨はちょっと深い亀裂くらいだと思います。爪付近の骨折の場合、爪は完全に1枚死んで5日後くらいにはグラグラしていますが、触れないので爪が勝手に剥がれるまで自分でのオペは無理です、尋常じゃない痛さですから。
下に新しい爪が出来ていなくても、剥がれる時はすんなり剥がれてしまいます。
死んだ爪が指のどこにも接点を持たないので、靴下を脱いだら剥がれます。
爪が剥がれることへの痛みは一切ありません、だって骨折の痛みのほうが勝っているから。
通常の甘皮は爪にペ~トリとくっついているものですが、骨をやっちゃうとこの甘皮が分厚く白く浮いてきます。
爪が青色や赤紫色に変色している場合でも甘皮が透明なままで段差ができるほど厚みが出ているなら、爪付近の骨に何らかの負傷を負った可能性があります。
この画像ではよくわかりませんが、薬指の右側の皮膚が根元から第一関節あたりまで剥けています。
この「皮膚が剥ける」のも骨折の特徴で、私は右側根元と爪の下の骨にヒビが入っていたと思われるということが皮膚の剥け具合でわかります。
自然治癒でいく場合はレントゲンなどを撮って診るわけではないので、ドコがどれくらいの負傷かについては治る過程を経てわかります。
ゆえに「折れてた」とか「ヒビだった」と過去形になります。
治るまでの日数でも骨折かヒビかでは違うので「ヒビだったんだろうなぁ」というようなデータが蓄積されていき、自己判断のもとになっています。
とにかく観察をしましょう。
放置で構いませんが、すべては痛いのを我慢できるかにかかっています。
足の指自体は折れたのを放置していてもど~ってことはないんです。
問題になってくるのは、痛みをあなた自身が我慢できるかどうかです。
毎年、足の指を折っているし折っていても踊る私は「折っても痛くない」もしくは「痛く感じない」と思われがちですが、痛いんですよ。
折った晩に泣かなくはなりましたが、激痛です。
ただただ痛みに耐える、それのみです。
指がグニっとなったのが骨折後のハナシなら、それは私が「追い骨折」と呼んでいる状態です。
治るのにさらに時間がかかるヤツですので、じっとしてください。
足指のヒビくらいなら日常に支障はないかどうか、が気になる御仁の検索でしょうか。
ポッキリ折れていても足の指なら日常に支障はございません。
痛いだけですよ。
骨折を早く治す方法はじ~~~~っとしていることです。