Hello. win win!2024~ショッピングモールの子供仕様のフォトブースで大人が侘しい写真を撮る行事~
2014年から惰性で続けてる個人的で地味な恒例行事のHello. win win!
2024年のイオンモール「惰性」「地味」という単語がじつにピッタリな、誰も足を止める気配の無いフォトブースが設置されておりました。
いいねぇ~いいねぇ~イオンモール!
年々ちゃんと良くなってる!
私がハロウィン日本版に求めてる魂はコレなんだよ!
仮装した子供たちがお菓子を集めて回る10月31日の海外の楽しいお祭りでもなく、仮装した大人たちがハメを外して時に警察沙汰になる10月31日の社会現象でもなく「異国の風習に手ぇ出してみたけどよくわかんねぇから子供だまし感が満載で誰にも見向きはされてないけど、さして邪魔にもなってないからコレでいっか~の10月のオブジェ、ついでに写真も撮れますよ程度」の奥ゆかしき繋ぎの魂。
10月の繋ぎ「ハロウィン」夏祭りとクリスマスを繋いでマス。
夏祭りが終わりクリスマスまで消費が冷え込む秋の夜長のニッポンのハロウィンは、月見団子を買い求めるコアな客と同じくらいの人数が興味を示してるくらいが丁度よいのでございます。
月を愛でるのが少数派だから「風流」て言えるのと同等にね、ハロウィンに反応するのが少数派でこそ「異質」て言えるのよ。
警察沙汰にならずにおとなしく「異質」を愉しめるハロウィン日本版を目指して参りましょう!
通路のど真ん中にはあるけど決して人の往来の邪魔にはならない幅。
「なんかあるねぇ~」くらいで足は止めずに傍から見られる展示物。
フォトブースとして設置はしているけれども、
写真を撮る気が失せる注意書き。
いいねぇ~!子供に向けて言ってる風のひらがなオンリーでそのじつ親を咎めてる厭味たらたらの、京風貼り紙。
すんげぇ汚い公衆便所にある「いつもキレイにご利用いただきありがとうございます」の貼り紙くらいシュールでいいよね。
こないだコンビニのゴミ箱に「カラスたちへ ゴミを散らかすな!」て書いてあったけど「家庭ごみを入れないでください」の京風置換やなアレは。
では早速、京風貼り紙を逆手にとってシュールさの演出にwin-win互換して撮ることにしましょう。
この画像のタイトルは「無実」とでもしておきます。
いい大人が通りすがりの子供に冷めた目で見られる最高の瞬間が撮れているというのに、モザイク処理をしなくてはならないのが非常に残念です。
別のフォトブースには京風貼り紙は無いのですが「さわらないでね!」の呪縛から逃れられずにいるシュールさを演出し、いかに侘しい写真を撮るかがテーマです。
いい大人が通りすがりの親子に冷めた目で見られる最高の瞬間が撮れているというのに、モザイク処理をしなくてはならないのが非常に残念です。
このフォトブース、じつは背中合わせに2パターンあります。
この魔法のほうきにでも乗ってみるか、ということで跨ってみるとコレがシュールなことこの上なしでした。
つ~のも、
このほうきね、テグスで繋がれててほぼ動かせないのよ。
魔法のほうきて自由がきかないとこんなに使えないアイテムなんだねぇ。
いい大人が通りすがりの女性に冷めた目で見られる最高の瞬間が撮れているというのに、モザイク処理をしなくてはならないのが非常に残念です。
ハロウィン日本版は侘しくてナンボなんだから、通りすがりの知らない人から大いに失笑を買いましょう。
幼稚園児のハロウィン
イオンでは園児によるハロウィンイベントを開催している模様。
京風貼り紙で親に釘を刺し、子供たちから好奇心の芽を早々に摘み取っているのかと思いきやその一方でイオンは、笹飾りの展示や似顔絵の展示を行っており、子供たちの創作意欲解放には積極的に取り組んでいる企業です。
子供の発想がつくづく自由だよなァ~と思うのはこういうトコロ。
耳が無いカボチャなのにメガネかけさせちゃう。
カボチャのカタチなんてフル無視なのが自由。
キャンバスがよ?すでにオバケのカタチしてんのによ?
この発想は自由が突き抜けてないか?
おばけ単体の限られた空間で水中を表現出来る芸術家。
ハロウィンのキャラクターをよく知らないんだけど、
舌出すのが主流なの?
オバケのオバケらしさをグッと本格的にさせるにはポイントが3つあります。
ポイント1「目の数」
目を2つ以外の数にするとオバケらしさがグッとアップします。
ポイント2「白目の多さ」
オバケの目の数が2つでも白目を多くすると死んでる感がグッとアップするのでオススメ。
ポイント3「歯並びの悪さ」
オバケらしさを本格的にしたいのなら歯の本数は少なく描きましょう。
歯と歯の間を広げ咀嚼に支障をきたすくらいの隙っ歯にするのがコツ。
紙の色を無視して塗りつぶす自由さも、子供ならではです。
塗りつぶすのに適さない画材を使って塗りつぶそうとしている没頭力の高さが、子供ならでは。
紙の色を瞳孔として使う色彩感覚が、子供ならでは。
シュミラクラを操る末恐ろしい園児あらわる、錯視で描きあげる天才肌でございます。
人間には「3つの点があれば人の顔」と認識するようプログラムされている脳の働きがあって、それがシュミラクラ現象。
この類像現象を知っていて「点」ではなく「同じ図形3つ」でもいけるのか?と実験的に「ペイズリー3点置きでいこう」と描き上げたこの園児おそるべし!顔と認識でき、しかも好意的な笑顔になるなんて!
ゾウリムシ柄にそんなポテンシャルがあったとは思いもしませんでしたね。
ユニバがハロウィンホラーナイトてイベントをやるくらいだから、ハロウィンはホラーなコンセプトなのだろうと思いますが、
何事もやりすぎには注意ですね、ホラーを通り越してもう事件起こってるもの。
リアルを追求する園児がいました。
そうなのよね、カボチャていろんな種類がございますけどね、
皮はだいたい斑点ついてるもんだからね。
オレンジ1色に見えるハロウィンのカボチャもよ~~~く見てごらんなさい、ほら。
斑点ついてんのよ。
ココに着目できる現実主義園児の将来が楽しみで仕方ありませんね。
サポートをしていただいてもいただかなくても文章のクオリティは変わらない残念なお知らせをしますこと、本当に残念でなりません。 無料の記事しか公開しませんのでいつでもタダで読めます。 この世にはタダより怖いモノはないらしいので記事ジャンルはホラーてことで。