個人での古物商許可申請の取り方

色々と考えることがあって、やりたいことも増えてきて、どうしても古物商の許可が必要になった私。そもそも古物商ってなに?という所からスタートしたのですが、最近流行りのネットショッピングやフリマアプリにて、中古品を扱う際に必要になるものなのです。
これがあれば、古本屋で購入した書籍でも問題なくフリマアプリなどで売れる訳ですが、警察に届け出をして、許可を受けなくてはいけないのです。
まぁ、中古品の出どころが悪い人たちから手に入れてたりしたら、それは問題だからしっかりとしたところ、認可を受けた人でないと取り扱いできませんよってことですね。

必要なもの、準備編

さて、そんな感じで無知な状態で始まった古物商申請。まずは費用が必要ということに気付かされます。
手数料:19000円
うん、安いとは言えない金額だ。
ネットで調べてると、代行で申請します、というホームページが多くて、4〜5万円取っているところもあるくらいだ。高いなぁ。

となってくると、なるべく自分だけで申請したいと思うのですが、やはり何事も初めてはわからないことだらけで、あれこれ調べてみるけれど、結局何が正解かわからないんです。

絶対すること

で、今回、そんな状況下でも申請ができたので、そこまでの流れを書いてみようと思います。とりあえず結論から。

結論:絶対に初めに最寄りの警察署に電話して内容を聞いてください。

これにつきます。これをやらなかったことから、申請当日にあーだこーだと動く羽目になりました。
というよりかは、電話せずに警察署に行ったら普通に怒られました。
「書類の確認などを行うし、場合によっては二度手間になるから次からは必ず電話してからきて」と。今回はまさにその二度手間にハマりました。

必要書類

まず、申請の流れですが、これは至ってシンプルです。
必要書類を準備して、近所の警察署に行き、書類の提出と金額を納めるだけ。

ただ、この書類の準備、というより書き方などがわからないことが問題。

書類自体は「古物商、申請書類」でググれば警察署のホームページが出てくるので、そこからダウンロードすればいいのですが、個人か法人かで必要書類がまず変わってくる。

該当する書類をダウンロードして、印刷をするのですが、初めてだとやはりよくわからない言葉がよく出てくる。

注意したいのは、「管理者」の存在。

今回、私は個人の自宅で登録を進めていったのですが、そこに必ず記載しなくてはいけないのが「管理者」というもの。古物を扱う場所に、誰が管理をするのかを定めなくてはいけないみたいです。
今回は自分だったので、そのまま記載していきましたが、この後この管理者という存在が少し面倒なことになってきます。

略歴書

これは最初、「何書くの?」と思いましたが、最近5年間の自分の経歴をシンプルに書くだけでした。
特に、今の会社を5年以上勤めていれば、書くのは前職の退職月とその会社の入社年月日くらいかと。新卒の場合は最終学歴の卒業年月日を書いとけば大丈夫かと。
まぁ5年以内に転職などを繰り返ししていたり、就職活動期間中などがあると少し書く内容が増えて大変かもしれませんが、これは自分のことをそのまま書くだけなので、そこまで問題にはなりません。

誓約書

これ。今回のやらかし1つ目。よく読んでなかったのもありますが、これ実は書式が色々と分かれていて、必要なのが
「個人」と「管理者」
なんです。

要は、個人で管理者も自分、という場合でもそれぞれの書式での書類が1式ずつ必要とのこと。

私は個人用の書式のみ、記載していったので、ここでまず引っかかりました。さらに、この後に出てきたものが追い討ちをかけます。

NG:身分証明書=免許証、保険証

私を悩ませた最大の要因はこれ。「身分証明書」。
普段、携帯電話関係の仕事をしていると、どうしても身分証明と言われると免許証や保険証だと思ってしまうんです。
が、それは大きな間違いで、これは役所にいって、申請しないと取得が出来ないんです。

さらに、本籍で登録している役所でないと発行が出来ないというルールもあり、別途、住民票も必要なんですが、これは今だとマイナンバーカードがあればコンビニでも印刷できます。時間も夜11時頃まで対応してくれるので、非常に楽ちん。

ですが、身分証明は本籍の役所に行かなくてはいけないんです。
私の本籍は、昔住んでいた場所から変えていないこともあり、取りに行くまで時間がかかります。
ただ、あまり先延ばししたくないという理由から、そのままの足で早速取りに行ってきました。

役所に到着し、申請を済ませ、無事に印刷も完了し、警察署に戻ります。
もちろん、警察署に行く前にしっかり電話をして、担当の人に話をしておきます。

そして、しっかりと書類の提出を済ませ、19000円の手数料を納め、無事に申請完了。
あとは一ヶ月弱待って、警察署から連絡が来れば完了とのこと。

普段、警察には中々行く機会がないので、電話とかしなくてはいけないのか、など考えますが、必ず電話して確認するようにしたほうがいいと、心底思いました。

これから古物商申請をされる方は、やり方含めてしっかりと最寄りの警察署に確認してから動いたほうがいいでしょう。

また、代行サービスがありますが、正直、記入することなどは難しいことはあまりないので、自分1人でも問題なくできるかと思います(時間がないなどの要因があれば別ですが)。

何事も準備と、わかってる人に聞く、ということの重要性を思い知らされた古物商の申請でした。

追記。無事にもらえた許可証。

さて、上記内容から一ヶ月弱。申請した警察から電話がかかってきたので早速許可証を受け取りに。
もちろん、電話で事前にお伺いする時間を相談し、その時間に向かいます。
警察署につき、一階のロビーで待つこと数分。以前担当してくれた方が来てくださり、早速許可証を渡されます。
用紙に名前などを書き、念願の許可証を受領。内容としてはこれだけなのですが、驚いたのが渡されるのがこの許可証のみ。
普通に説明用紙みたいなものとかあると想像していたのですが、本当もらったのが免許証サイズの許可証のみで、やけにあっさりしてるなと思いました。

でもまあ、これで晴れて古物もフリマアプリで取り扱えるので、安心しました。
皆さんも古物商許可証を手に入れるためには必ず電話しましょうね!
ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?