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怪談文学の奥に潜むもの『みさき る』『綾のーと。』の考察を試みる──標的にされた個人(targeted indivdual)・テクノロジー犯罪を補助線として

【経緯】

『みさき』『綾のーと。』とは
阿澄思惟氏が著した 「忌録: document X」のうち、
Webにて公開されている2つの資料を指します。

 取り扱う事件は、怪奇現象を思わせながら おそらく人為的なものであろうという気配が濃く漂い
誰によるどのような意図が介在しているのか
数年を経ても考察され続けています。

※読むことで間違いなく恐怖を感じますが、
考察を読んでいただくことによって意味が転換されるかと存じます。
──────────────────────
『みさき る』
http://bungoku.jp/grand/2010/0091.html
第2回 21世紀新鋭詩文学グランド・チャンピオン決定戦
※題が「みさき」作者名が「」氏名義です。
(※「忌録」に収録されているものとは記述が異なる部分があります)


『綾のーと。』
http://abandon1989.blog.fc2.com/
また、次のブログは本書が取り扱う記録資料のひとつとして、
或る女性が幽霊マンションで過ごした3ヶ月の記録が残されています。



─────────────────────────
「忌録: document X」
※書影の帯にあたる部分に「この作品はフィクションです(取消線)」に重ねて「BASED ON A TRUE STORY」の文字
説明文の言葉をお借りすると「※ 本書は、著者が収集した事件の記録資料を、権利者の許可を得て公開するものです。 」とあります。
https://www.amazon.co.jp/%E5%BF%8C%E9%8C%B2-document-X-%E9%98%BF%E6%BE%84%E6%80%9D%E6%83%9F-ebook/dp/B00K4UWJ14/


 
関連作「禁祀: occult」
※説明文の言葉をお借りすると「※ この作品は、フィクションです。実在の人物・団体・名称等とは一切関係ありません。」とあります。
https://www.amazon.co.jp/%E7%A6%81%E7%A5%80-occult-%E9%98%BF%E6%BE%84%E6%80%9D%E6%83%9F-ebook/dp/B09P3XY25L/

※電子書籍形態のみで発売されています。
※Amazonの仕組みとして、図版主体のKindle書は購入画面から移動できるビューアで閲覧できるのですが
文字主体のKindle書の閲覧には必ずアプリが要るそうです。
著者のかたの作品は切に読みたかったのですけれど、GAFAの方針がおそろしく
アプリの導入が憚られるため 二冊の購入のみに留めて閲覧は断念することにしました。


 かつて私も、
おそらく著者のかたとみられるhellojdoe氏が旧Twitterのかたがたの呟きを纏めておられるtogetterまとめを、拝読しておりました。

「忌録: document X」考察まとめ
https://togetter.com/li/953244
「禁祀: occult」考察まとめ
https://togetter.com/li/1821544


 togetterまとめに於いて考察されているかたがたが御息災であることも確認できましたうえで、
 著者のかたの意図と異なる恐れがありほんとうに畏れ多いのですが、
私がこの2年間で陥っている状況に近しいものがあるのではないかと思われるのです。
『忌録』『禁忌』の読み解きの補助線、延いては 或る国家規模の犯罪の予防になり得るかもしれない、
筆を執るに至りました。



【●標的にされた個人(targeted individual)・テクノロジー犯罪被害とは】

・報道された例

 標的にされた個人(targeted individual)テクノロジー犯罪被害という事態が各国に実在し、
日本でも数十年前から被害者のかたがおられます。
少なくとも1990年代には既に現在の被害内容と近しい被害を受けられているかたがたがおられるそうです。
 報道で取り上げられたものですと下記の記事が近いです。

 記事にあるような公的立場のかただけでなく、
実験等の目的で一般市民に向けられていることが
何人ものかたの内部告発によって明らかになっています。

一般市民に向けられたものの場合
被害は尾行或いは幻聴(であると錯覚される加害)から始まることが多く、
人為的に加害されていることに被害者が気づきづらい点 であったり、
被害者の分布が広範にわたるにも関わらず加害の手法の細部に共通項が多いところに特徴があります。

 そして、一般市民については、作中にあるように
鶏を連れたかたがいなくなったのは 警察のかたの出入りが多くなったから居づらくなったのだろう、と
鶏を連れたかた本人の証言がないまま理由が想像される
ように、
その人がいなくなって然るべき理由を誰に悟られることなく拵えようとしているように思えるのです。

米外交官や情報機関職員らが、世界各地の米大使館などで原因不明の健康被害を訴える例が相次いでいる。電磁波を使った攻撃の可能性が指摘され、被害者は過去5年で200人を超えるとされる。真相究明に向け、米バイデン政権が本格調査に乗り出している。
健康被害は2016年、キューバの首都ハバナに駐在していた米中央情報局(CIA)職員らが初めに訴えたことから、「ハバナ症候群」と呼ばれる。頭痛や耳鳴りなどの症状が多く報告されており、脳損傷と診断された例もある。

ナゾの頭痛・耳鳴り・脳損傷…CIA職員ら200人超、全世界で「ハバナ症候群」に |読売新聞2021/10/17 15:00


ナゾの頭痛・耳鳴り・脳損傷…CIA職員ら200人超、全世界で「ハバナ症候群」に |読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/world/20211016-OYT1T50236/

米空軍の科学者たちはニューメキシコ州アルバカーキで、マイクロ波を使って敵対する人間の脳内に分かりやすい言葉で話しかける「兵器」を探っていたのだった。

人間の脳を弱体化させたり、脳内に騒音をまき散らしたり、殺人すら可能なマイクロ波兵器の製造方法は、ロシア、中国、それに多くの欧州諸国もすでに持っているとみられる。専門家によると、先進技術を使えば人間の脳内にビームを照射しながら話しかけるといった細工すらできるようだ。こうした不気味な兵器をどの国が保有し、使用しているのか。それを知っているのは諜報(ちょうほう)機関だけだ。

「マイクロ波」という見えない兵器 外交官の不調と関係は:朝日新聞GLOBE+
更新日:2018.10.08 公開日:2018.10.08


「マイクロ波」という見えない兵器 外交官の不調と関係は:朝日新聞GLOBE+
更新日:2018.10.08 公開日:2018.10.08
https://globe.asahi.com/article/11862586


※敵を誤認させていく手法について

 当記事を気に留めてかたがたに対しては杞憂かと存じますが、念の為申しますと、
こうした事件が起こったときに
疑いの段階で攻撃者として国や組織や属性を挙げることがありますが、
戦争の口実として敵を誤認させていく、意識に刷り込んでいくといった手法が歴史上で幾度もみられます。
正当防衛による反撃をうたっていても、実は相手の視点では一方的・能動的に攻撃が開始されているのです。
無意識に扇動に加担されませんように、
一次情報による適切な判断をお願いいたします。

アメリカは開戦理由として、イラクが化学兵器や核兵器などの大量破壊兵器の開発を進めて保有していることや、アルカイダとつながっていることを挙げた。イラクはいずれの疑惑も否定し続けた。

(中略)

イギリスや日本など一部の国を除き、イラクへの軍事攻撃に対する慎重論が上がっていた。しかし、アメリカは2003年3月20日、イラクへの武力攻撃を開始(イラク戦争)。アメリカ、イギリス、オーストラリア、ポーランドの4カ国でつくる有志連合軍は、イラク各地で大規模な空爆を行った。

当時日本の首相だった小泉純一郎氏は、攻撃開始直後に談話を発表。「我が国の同盟国である米国をはじめとする国々によるこの度のイラクに対する武力行使を支持します」との立場を示した。

イラク戦争では空爆や、それに対抗して繰り返された自爆テロにより、イラクの多数の民間人が犠牲になった。

2004年10月には、イラクの大量破壊兵器の捜索を担当していたアメリカの調査団による最終報告書が議会に提出された。イラクには大量破壊兵器は存在せず、開発計画もなかったと結論づけるものだった。

アメリカ同時多発テロはなぜ起きたのか。“史上最悪”のテロ事件を写真で振り返る【9.11から20年】 |HUFFPOST
2021年09月11日 6時52分 JST
|更新 2021年09月11日 JST

アメリカ同時多発テロはなぜ起きたのか。“史上最悪”のテロ事件を写真で振り返る【9.11から20年】 |HUFFPOST
2021年09月11日 6時52分 JST
|更新 2021年09月11日 JST
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_611da4a8e4b0e5b5d8e608fb


・大要

 標的にされた個人(targeted individual)のうちの電磁波被害或いはテクノロジー犯罪被害に用いられる[精神工学兵器]・[指向性マイクロ波兵器]は、

幻覚幻聴(と被害者に認識されますが、実際は加害者が複数名を装って24時間話しかけています。超越的な存在を装い、被害者を破滅に追い込みます。像や音声、感覚、夢を作成し被害者に送信します)
人体から発せられる電磁波から終日思考を読み取る
脳損傷、等

を、証拠を残さずに引き起こすことが可能です。

◇投稿「国内でもテクノロジー犯罪被害者は増えている」|世論時報
特定非営利活動法人テクノロジー犯罪被害ネットワーク理事長
2020年10月23日 11:19
https://note.com/seronjihou/n/n8780f6b7ef0f

記事内画像によって概観を示せたら と考えたのですが、セキュリティソフトに阻まれてしまったため 以下にて図解を試みました。
【図解】標的にされた個人(targeted individual)、テクノロジー犯罪被害 千度谷 | note
https://note.com/chitabitani/n/nc81f3d2c8907


・特許が取得されている

 1976年に米軍により軍用として
米国特許3951134号【Apparatus and method for remotely monitoring and altering brain waves】
が取得されています。
上記を改良したものについて大手日本企業によって特許の申請があり、
読み取りに関しても大手日本企業によって特許の申請があります。

脳内神経活動検出装置、それを用いた脳機能診断装置及び思考映像表示装置
特開2007-1消95779
※「消」の文字を消した表記が正しいです。

脳波トポグラフィによる音節認識装置
特許番号: 特許2515875号

※具体的な特許番号についてこちらの文献を参考にいたしました。
小池誠,“自由意思、刑事責任及びマイクロ波ビーム照射による秘密の介入”第80回全国大会講演論文集 2018 (1), 399-400, 2018-03-13
https://cir.nii.ac.jp/crid/1050574047106447744

小池誠,“ブレイン・マシン・インタフェースが応用された音声対話システム”電子情報通信学会技術報告,vol. 116, no. 414, SP2016-65, pp. 1-9, 2017年1月.
https://www.ieice.org/ken/paper/201701217bp2/
上記の専門家のかたが電子情報通信学会で発表したときに用いたスライドです、下記ウェブサイトでアクセスできるそうです。※1
https://www.slideshare.net/MakotoKoike2/spoken-dialogue-system-with-brain-machine-interface

※米国特許の調べ方:
特許番号から特許原文献を入手する(その2)~Espacenet、米国特許庁(USPTO)特許検索~ | リサーチ・ナビ | 国立国会図書館
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/stm/post_400036


※(国内)特許の調べ方
特許番号から特許原文献を入手する(その1)~特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)~| リサーチ・ナビ | 国立国会図書館
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/stm/1ipdl

 小型化が進み、現代ではバンやヘリコプターに積載出来る大きさと言われています。

編集中:ボイス・トゥ・スカル(Voice-to-Skull, V2K)
米陸軍「脳内で音声を発生させる技術」ウェブページの謎
2008.05.13
https://wired.jp/2008/05/13/%E7%B1%B3%E9%99%B8%E8%BB%8D%E3%80%8C%E8%84%B3%E5%86%85%E3%81%A7%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E3%82%92%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%80%8D%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%96%E3%83%9A/


【●『みさき る』について】

※「忌録」収録版の『みさき(みさき The Missing)』と区別し、ここでは『みさき る』と表記いたしました。

・このたびの考察の軸として

「忌録」は叙述トリックとして所謂「信頼できない語り手」という手法が用いられているという見方があります。
翻って[指向性マイクロ波照射装置を保有する組織]にとっては、
被害者による発言が信頼できない、と周囲に認識させていくことが一つの目的であるように思えるのです。

以下、
幻聴、と被害者には認識されますが
実際は指向性マイクロ波兵器が加害者の発話や作成した音声を照射しているものであり、
被害者は他者に説明できない幻聴(実際はマイクロ波聴覚効果を用いた加害)への対応と実生活の2重生活を送っているものとして
考察を試みています。

・作中、度重なるフクさんによる手紙について

 フクさんは標的にされた個人(targeted individual)・テクノロジー犯罪被害者のかたがたに似た状況に置かれているように思えます。
美咲さんの為に手紙を書かなければならないと加害者に急かされているのではないでしょうか。
 また、手紙の文面にのみ登場する人名「マツヨさん」「ササヤマのマツおじさん」は加害者が装う「」である恐れがあります。
 加害者は複数名であることを装い、予めある共同体を構成した上で被害者に話しかけます。

被害者の視点としては、例えば部屋の長押・梁・襖からそれぞれ定位置をもった声(声色を自由に変えられるようです)が話しかけてくるけれど姿は見えない、といった状況です。

◆加害者側:すべて通常の発話どおり発言をコントロールできる
◆被害者:衆人環視の状態で被害者一人だけ思考が全て漏洩し続ける

「役」は被害者の遠い知人や少しだけ関わりのある人物である場合が多いです(※被害者が退席できない状況を作りつつ、本人ではないと悟られないよう)
加えて加害者による架空の人物(或いは姿が見えないことを利用し、超越的存在等をも騙ります)が加えられていきます。

 被害者は「声が聞こえる」状況を周囲に説明しても信じてもらうことが出来ず
先述の「知人に囲まれた状況で退席できない心理を利用され続けます。
それらを利用し、加害者はある架空の差し迫った状況を作り上げます。(【シナリオ進行】とも呼ばれるようです)
被害者が一人で対応しなければならない、と24時間焦らせるのです。
初期の段階でみられます。


・怪現象であるかのように祖母の絹江さん(Web公開版のみに登場するそうです)が負った損傷について

参考:先のハバナ症候群事件にて外傷性脳損傷を負ったかたも確認されています。
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/629c83d974df0f18cc4d1c7e416ef4f76f7f3b7d

・幻覚について

フクに言わせれば喜代子が霊魂を降ろすときには金色の光背が見えるという。

『みさき る』霊媒 より

 加害者は像を作成して被害者に送信することができます。
普段の視覚にレイヤーを設けたように重なって見えます。
談話1の玄関についても同様の手段が用いられているのではないでしょうか。


・電球の破損について

 指向性マイクロ波兵器は目標物の機器等を破損する目的でも用いられます。
 同様にマイクロ波が用いられている電子レンジの仕組みに倣い、標準を定めて加熱することも可能です。

メモ:「声が聞こえる」というマイクロ波聴覚効果に於いても、まず脳の中の水が熱せられています。
(本note【特許が取得されている】の項※1に挙げた専門家のかたによるスライドを参考にいたしました)

・作中での「降霊」に於ける耳鳴りについて

 加害者によって、恐怖に陥らせるための効果として意図的に耳鳴りが用いられます。
(加害者による語りかけが始まる前、日常的に耳鳴りが多くなっていました。個人的な事象なのですが念の為記しておきます)


・談話1の時系列の錯誤について

「三次の春子さん」の自宅の玄関に現れた川上喜代子さん
その電話を受ける以前に井戸に身を投げた川上喜代子さんに矛盾が生じる問題がございます。

こちらに関しては、「その日の晩」以前の記述が、談話1の人物に施された作成夢である と個人的に考えます。
 被害者は毎日夢を人工的に作成され、睡眠中もマイクロ波を照射され続けています。

 標的にされた個人(targeted individual)テクノロジー犯罪被害の認識がない状態で入眠・食事等など時系列に関わる記憶に干渉されると、
作成夢を現実での出来事であると誤認してしまうことがあります。

 例えば、叱責されている状況で
目を逸らしたり時計を気にしたりすることが失礼にあたる、という心理
を利用され、
被害者の時間感覚が曖昧になっていきます。

また、叱責されていることを周囲に説明することも失礼にあたる・自身にしか聞こえない声を誰にも説明できない という状況を利用され、
声に対応すること/日常生活を送ることの二重生活の板挟みを余儀なくされるのです。


・談話3の妙子さんの様子について

 夢遊病であるというより、
フクさんの項で述べたように、周囲に信じてもらえない状況で
妙子さんが加害者の語りかけに対応させられている印象がございます。

いまでもたまに夜にふらふら歩きおるようで、夜中になったらぎしぎしと廊下を歩く音じゃとか庭の土を踏む音じゃとか、最近は親父さんの布団の周りをぐるぐる回るいうて往生しとってじゃけど、もう家のもんも特に害はないけえ、ほっとるそうな。気味の悪い、おかしな話よね。

『みさき る』談話3より

 加害者は被害者の足音に合わせて発話するという手法を取る段階があります。
被害者はある架空の差し迫った状況を加害者に演出されていることに気づかず、
話を聞き逃さないよう周囲に説明出来ないまま歩き続けることを暗に強要されるのです。
(架空の負い目を作られ、退席できない状況で叱責され続ける、
意識の上塗りに気づかず、集中して自身の思考を制御していないとシナリオ内人物(加害者の演じる役)を傷つけることになる、といった状況が多いです)


・事件を起こす目的について

 誰にも悟られることなく犯行を成し遂げるために、意図的に「祟られた地域」とする場所を設けて、近づいた人が転居する或いは亡くなる理由を有耶無耶にしているのではないでしょうか。(こちらは私に加害する加害者の意見なのですが、重要な事柄であると判断し項を設けました)
 目的として世界規模での人口削減・将来的な建設用地の確保等が考えられます。
 
 脅迫状は恐らく[指向性マイクロ波照射装置を保有する組織]によるもので、
精神的に追い込むことで住民間の分断や自身を害することを促しているように思えます。
90年代初期ということでまだ手法に実験的なところがあり脅迫状という物的証拠を残しているのではないでしょうか。
 
 
*私に加害している加害者による意見:『みさき る』について
(補記:加害者は24時間 被害者に話しかけるのを身体システムのように止められないそうで、私の行動に沿って一方的に話し続けています)
・フクさんは「美咲さんを何故救わない、何故手紙を書かない」などと加害者に責められ続けていたのではないか。
・失踪翌日以後七月八日にかかってくる電話について
加害者が妙子さんに電話するよう指示している、若しくは
誰かに通話時間を長くとった無言電話をかけさせ、加害者が美幸さんの脳内で読み上げている。
 

【●『綾のーと。』について】

・話し声、壁を叩く音について

 加害者は音を作成して被害者に送信し、
恰も「現実の対象物が存在し音が鳴っている」ように錯覚させることができます。
然し乍ら、このとき矩形波(パルス波)のマイクロ波が被害者の脳に届いてから音声情報に変換されていくため、(本note【特許が取得されている】の項※1に挙げた専門家のかたによるスライドを参考にいたしました)
周囲の人には聞こえず、録音機器にも残すことができません。
 

・作中にて2012-04-10の管理者のみ閲覧できるコメントについて

『みさき る』のフクさんの項で述べましたように、加害者は複数人を装ってシナリオを進行します。
そのなかでネット上のハンドルネームのみ知っているかたのお名前が利用されてしまうことがあります。
個人的には直接面識のないかたからの善意のコメントであると思うのですが、
加害者によるシナリオのなかで、綾さんの認識に於ける人物像を曲げられてしまったのではないでしょうか……。
 

・パスワードが意味をなさない

 被害者の思考や五感は常に加害者に共有されてしまいます。
つまり、24時間個人情報を窃取されています。
パスワードを入力することなく、被害者が内容を入力する時点でその時の心情や思惑も含めて加害者や[指向性マイクロ波照射装置を保有する組織]に伝わっています。

・「大事な友達を傷つけてしまった。」という記述について

 加害者の用いる手法として、
像を用いて眼前で架空の第三者に加害し、救えなかったことに対して被害者を責め続ける、というものがあります。
また、意識の上塗りを用いて架空の人物を被害者が傷付けたかのように演出し、架空の負い目から自身を害することを迫ります。

・服薬について

 綾さんのお人柄に加え、ご家族もお友達も医師も信頼できるかたであることが束の間ほっとするところです。
幻覚症状等を抑える(ドーパミンを抑える)薬や精神安定剤が処方されたようです。
 通常であれば医師の対応が適切なのですが、
人為的に幻覚に似た聴覚効果等を起こされているため、服薬では改善できないのです。
・瓶の中身が減っている・異物について
 水分は指向性マイクロ波兵器によって加熱することが可能と思われますが、
その方向では私の学識が足りず納得のいく答えが出せません。
 
 私は思い当たることがありませんが
家屋のなかに見慣れない異物が置かれていたといった例をお見かけしたことがあります。

 
*私に加害する加害者の意見:
・被害者に開栓させて中身を減らすよう誘導したあと(そういった単純作業であれば)記憶を薄めることができる、
畳み掛けて話しかけることで事実から少しずつ意識をずらすことが出来る。
被害者は絶え間なく話しかけられ続けているため自身がすべき思考に戻りづらい。
(補記:私の場合、通帳を普段と違う場所に仕舞ったことを思い出せないほど架空の差し迫った事態を加害者によって演出され続け、加害者の能力を把握できていないことも手伝って、
加害者による「人を操って家屋に侵入し通帳を窃取した」という言葉に怯え続けていました)


【●おわりに】

 加害者が装う複数人によって構成される共同体のなかにひとり思考が漏洩し続けるという状況に突如置かれ、
混乱してしまい、事態を悪化させることになってしまいます。

情報を予め携えておくことが重要と考え、『みさき る』『綾のーと。』の考察を試みつつ例を挙げてまいりました。
繰り返しになりますが、
筆者のかたの意図や納得のいく考察から逸れてしまっていたら申し訳ございません……。
 
 
* 

 勝者に切り伏せられた人は神として祀られ
信仰を勝者に利用されていきます。
 
 いつか語られるのは勝者側の大きな物語のみで、
対抗手段を持たない被害者は能楽が紡いでくれる切能の題材になることも もう叶わなくなるかもしれません。

 
 人類の生活を維持するための資源は想像している以上に枯渇しています。
恐らく、事象が人為的であることに気付かれないよう
被害者に悟られないように、
大衆に悟られないように、少しずつ
人がいなくなる理由を作っているのだと思います。
 
 
 今の世に於いて、電磁波が向けられている、と口にすると多くの他者は訝しげな目を向けるでしょう。
このような空気を醸成するところから仕掛けは始まっているのだと思います。
 
  
※私個人の2年間の被害や加害者の言動から考えたことについてはこちらに記録しました。
人為的な怪現象【テクノロジー犯罪被害・標的にされた個人(targeted individual)についての記録・考察】 千度谷|note
https://note.com/chitabitani/n/ne54a5db05e75