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レポートの設題を読み取る

レポートを書く上でまず大切なことは、設題を読み取ることです。

実は、設題を適切に読み取ることが、レポートを書く上でもっとも大変なことの一つなのです。


例えば、次の設題があります。

精神分析における人格理論について述べよ。


この場合、まずは「人格理論」について述べなければならないことがわかります。ただ、実は「人格理論」にはさまざまなものがあり、その中でも特に「精神分析における」ものについて説明しなければならないということのようです。

一方で、「精神分析」において「人格理論」というものはその一端にすぎません。

つまり、まずはさまざまな「人格理論」について理解すること、そして「精神分析」についても理解することが必要なことがわかります。その上で、「精神分析における人格理論」について焦点をしぼる必要があるのです。


ですから、例えば精神分析以外の「人格理論」については説明する必要はないですし、精神分析の「人格理論」以外の側面についても説明する必要はないということです。

ここで少々難しいのが、文章量です。もし焦点を当てた部分だけで指定の文字数をクリアできればよいのですが、場合によってはそれだけでは文章量が足りないこともあります。

その場合には、もしかしたら「精神分析」や「人格理論」について、もう少し周辺の内容も盛り込む必要が出てくるかもしれません。


いずれにせよ、まずは、設題を丁寧に理解することが大切になります。


執筆者:古原大樹/1984年山形県生まれ。山形大学教育学部、東京福祉大学心理学部(通信)を卒業。放送大学大学院在学中。高校で国語教師を13年間務めた後、不登校専門塾や通信制高校、日本語学校、少年院などで働く。2024年に株式会社智秀館を設立。智秀館学生支援センターセンター長。吉村ジョナサンの名前で作家・マルチアーティストとして文筆や表現活動を行う。

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