すべての国会議員(参議院)の公式LINEに登録した結果
どうもこんにちは、ちーすけです。
元国会議員秘書です。
衆議院に続き、参議院の国会議員の公式LINE活用状況についても調査しました。
衆議院はコチラ
さっそく、結果を見ていきましょう。
参議院の定数は248名です。
そのうち公式LINEを持っていたのは・・・
85名でした!
約34%の議員が使っているという状況ですね。
なお、リサーチ方法は衆院と同じで、下記の通りです。
順に調べて行って、公式LINEへの動線が見つからなければ次へ進むといった具合です。目視でやったので多少の誤差はあるかもしれませんが、ご愛敬ということで。
調査日は、2024/5/31と2024/6/1の二日間です。
①政党HPの議員紹介欄を確認
②本人HPを確認
③「公式LINE 議員名」でGoogle検索
それでは、85名を政党別に数字を見てみましょう。
公式LINE数/政党の議席数/割合(%)で表示します。
1位:33/119/27.7% 自民党
2位:18/27/66.6% 公明党
3位:16/39/41% 立憲民主党
4位:6/21/28.5% 日本維新の会
5位:6/10/60% 国民民主党
6位:3/11/27.2% 共産党
7位:2/12/16.6% 無所属
8位:1/2/50% 沖縄
公明党は強いですね。
自民よりも野党の方がより力を入れてる感じがあります。
友だち登録数はどうでしょうか。以下、敬称略。
公明の数の暴力は恐ろしいですね。
とはいえ、メニューすら作ってない方が大半なので、運用についてはまだまだかもしれません。
ただ1位の竹谷としこ議員は、メニューもメッセージも使いこなしていて、色使いやデザイン性も高かったです。
6位の藤木しんや議員は、公明以外で唯一のトップ10入りをしていますが、JA(農協)がバックについており、改めて組織=数ということを感じました。メニューはありますが、超シンプルですw
友だち登録数の全体分布ですが、1000人以上は85名中51名でした。
参議院は衆議院よりも選挙区が広いので、対象となる有権者も多く比率も高かったです。
ちなみに最も少ない登録数は、高橋はるみ議員で29名でした。
さて、公式LINEの基本機能として、
・友達登録した際に送られてくる「あいさつ文」
・自分のHPやSNS、Youtubeなどに移行させる「メニュー」
・登録者の情報や興味を確認する「アンケート」
などがあります。
公式LINEは登録者とのやり取りも簡単にできるので、単なる情報発信ツールではなく、意見集約のためのアンケートなども行うと最大限活用できると考えます。
ところが、この「メニュー」を作成している方は85名中、半数以下の33名でした。「アンケート」まで行っているのはわずか1名でした。
「お、しっかり活用してるのかな!」と私が感じたのは、丸川珠代議員です。
お次は、ちょっと微妙な方々をクローズアップしてみます。
微妙というか、なんというか、これ本人のプライベートなLINEではないでしょうか。登録してみましたが、もちろんあいさつメッセージやメニューはなく、急いで退出しましたw
もしご本人に届くなら、今すぐ切り替えた方がいいとお伝えください。
そして、やはり参議院にもいました。しかも2名。
あいさつメッセージなし、メニューなし。
衆院の柚木道義議員は、その後もメッセージが何通か届いているので、あいさつなし・メニューなしは、何らかの戦略かもしれませんが、このお二方に関しては、その後も一切発信はありません。
誰かに言われて、とりあえずやってみた感満載ですw
次の記事で、衆院137名と参院85名の計222名の集計をしてみます。
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追伸
何かの拍子にこの記事を見た政党関係者、議員関係者の中で、
「私の公式LINE・・・やばい・・・?」
と思った方がいたら、ぜひご連絡ください。
せっかく作ったのに形骸化してるのはもったいないです。
本来、国会議員はアナログ的なものも含め、人との接点が非常に多いので、うまく動線を引けば間違いなく蘇ります。
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