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智保子へっぽこ談★爆音チェレスタ事件

マリンバ弾きの木上智保子です🐽

(懐かしい写真を発掘したのでリメイク記事です。ほとんど一緒ですが、ちょっぴり付け足し。2019.05.20)

大学時代は授業でオーケストラのお勉強もしてました。合奏嫌い病だった木上にとって当時は苦痛な授業でしかありませんでした。(今ならもう少しまじめに受けられる気もする…気がするだけ…)

そんな私でも3年生から何曲か勉強させてもらい、本番で演奏しました。

その中でも、舞台袖で唯一指揮者の先生から呼び止められお話した思い出の曲があります。ガーシュイン作曲のパリのアメリカ人です。

指揮者「チェレスタってもっと大きく弾いてってお願いする楽器なんだよ。どうして爆音で弾けるの?今回は繊細に、繊細に頑張って!」(めっちゃ笑いながら)

チェレスタは今から130年ほど前の1886年に、フランスはパリのオルガン製作者、オーギュスト・ミュステルが考案した楽器です。鍵盤があり、大きさも形もオルガンのようですが、音はまったく異なり、小さなかわいらしい音なのに遠くまでよく響きます。
チェレスタの内側には、グロッケンに似た金属製の音板が音階に並んでいます。それをハンマーで叩いて音を出すという、鍵盤アクションを持つ打楽器です。

鍵盤アクションということでピアノを弾くように弾くと音が出ます。そうです。ピアノを弾けないと弾けないんです。

楽器のセッティングの都合で、演奏するタイミングに担当していた打楽器奏者(ピアノめちゃ上手い)がチェレスタが置いてある場所に移動できなくなってしまい、私が演奏することになりました。

一応ピアノはそこそこ(たくさん練習すれば)人並みには弾けなくはないという判断で選ばれました。おっかなびっくり楽器を触らせてもらいました。

音かわいい❤️❤️❤️❤️

よし!頑張るぞ!気合い十分で挑みました。

そこで事件を起こします。

静かで美しい場面でポロロンと美しく演奏することが求められていました。

ボロロン!!ボロロン!!(めっちゃ元気)

…や、やってしまった★

合奏後、いつも怖そうな指揮者の先生に舞台裏で呼び止められました。何を言われるかと思ったら、先生爆笑。和やかにお話できてとても嬉しかったです!が、めちゃくちゃ恥ずかしかったよ…。(その後授業でも目がよく合う。合う度にドキドキ。どうして元気に弾いちゃうの私と練習しながら悩んでましたよ。一応…笑)

本番では凄く頑張りました。ギリギリまで練習しまくったです。シロフォンより練習しました。

CHIHOKO


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