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妻と娘に学ぶコミュニケーションの基本

ここ一ヵ月半ほどコミュニケーションに関する本を多く読んでいる。人間関係や会社運営において、多くの問題はコミュニケーションに起因するといわれている。

最近読んだ本で面白かった一冊は「人と企業はどこで間違えるのか?」である。リンクのサブタイトルにもあるとおり、企業及び人の成功と失敗を10の物語にまとめてあり、大変読みやすいのでご興味があれば是非読んでみてください。

この10の物語のうち、1950年代のGEに関するスキャンダルがありその主の起因はコミュニケーション不足にあるようだ。

こういったコミュニケーション関連の本を読んで、自分はこれらの学びや教訓をどう仕事に生かしていこうかなと考えていたところ、妻と娘のコミュニケーションが大変参考になったので、ここに残しておきたい。

娘はもう少しで3歳になり、言葉も上達し、最近は躾を始めいろいろ教えるようになってきた。一例として、ゴミは分別してゴミ箱に入れるように教えている。我が家は「燃えるゴミ」と「プラゴミ」のゴミ箱が並んでおり、僕はいつも娘に”これは手前のゴミ箱ね”、”これは奥のゴミ箱ね”と言う風に教えている。娘は混乱する時もあるが、概ね理解してくれていたので特にこのやり方に問題があるとは思わなかった。

ところが、妻は先日、それぞれのゴミ箱にチーズとコキンちゃん(どちらもアンパンマンのキャラクター)のシールを張り、”娘に紙やバナナの皮はチーズ、アイスのフィルムやこんにゃくゼリーの袋はコキンちゃんね”と教えた。

この日以来、娘はゴミを嬉々としてゴミ箱に入れるようになった。また、分類の分からないゴミがあれば、これはチーズ?コキンちゃん?と自分から聞くようになった。(その聞き方もまたなんともかわいい!)

相手のわかる言葉で話す、好きなものでモチベーションを高める。コミュニケーションの基本はここにあるのだなと感心してしまった。

過去の事例や学術的な研究も大事だけれども、身の回りに目を向けると、そこにも学ぶべきことがいっぱいあるのだと改めて感じた出来ことでした。

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