誰にも見せられない自分
自分が今本心なのか、それとも周りに見せている自分の虚像の声なのか、といった不安を感じることがある。
そもそもそれらは区分できるものではなく、むしろひっくるめて自分だということも理解しているつもりなのだが。
しかし事実、人前でいる時の自分は「人当たりがよく、コミュニケーションに優れて、誰からも愛される」キャラクターであるのに対し、1人で家に居る時の自分は「自分のやるべき事を全部後回しにして、Twitterで馬鹿を嘲り、結局何もしていない」というゴミクズっぷり。仮に後者の姿を周囲の人間が知る機会があれば、彼らは蜘蛛の子を散らすように僕から離れていくに違いない。
僕はその恐怖に常に囚われている。親や親友、彼女にも伝えられないその自分の裏の顔にいつも怯えている。
しかしそんな時間が心地よい。二重人格なのか、と考えることすらある。
おそらくこの裏の顔は自分で作り出した「逃げ道」なのだと思う。この顔でいる時は、誰にも知られず、全ての繋がりを断ち切って安心できる、そんな時空を自ら作り出しているのだと思う。
だからこそ嫌気がさすのだ。自分の一番弱い姿を自分だけが後ろから見ている。自分が一番嫌いな姿が、自分の一番安心できる居場所なのだ。
最悪すぎて涙が出る。こんな人間が誰に愛され、誰を愛することができるだろうか。
いつだか僕が誰かに対して放った、「人の矛盾こそ、その人の魅力だよ」という言葉。あれは自分に向けて言っていたのだ。思えばそのような経験も少なくない。自分が周りから愛されているのは、ただ自分が一番かわいいという心をうまく隠すのに長けているに過ぎない。
悲しい。本当の自分を見てもらいたい。本当の自分を愛してもらいたい。しかし本当の自分には欠片の魅力もなく、醜い人間がそこには居る。
馬鹿馬鹿しくなってきたのでここらで初めての投稿を終わらせようと思います。願わくば、そんな自分が救われる日が来ますように。