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日記のようなものです。 1月某日 今年のテーマは「所作」にした。 たちいふるまい、日々の…
日記のようなものです。 11月某日 最近よく、藪に行く。原っぱとか、草ばかりのところへ、分…
ひさしぶりの、日記のようなものです。 8月某日 夜明けまえ、好きだ。 ほのあかるくなる東…
月末恒例の、日記のようなものです。 4月某日 あめんぼを見てすごす。 5月某日 水田を見…
いつのまにか恒例になっていた、日記シリーズです。 3月某日 竹やぶで迷子になった。 せっ…
日記のようなもの、またするのです。 2月某日 水辺に行った。 だれもいなかった。水鳥たち…
日記のようなもの、またしてみるのです。 1月某日 あちこちで蝋梅が咲きはじめた。 何年か前、私がとても蝋梅が好きだということを知った近所の方が、ひと枝もたせてくれたことがあった。 私などのために手折られてしまった蝋梅の小枝を、複雑な気持ちで部屋に飾った。いまを盛りに花ひらく蝋梅の甘い、黄色い香気は部屋いっぱいに満ちる。どこにいても蝋梅の香り。枕もとにもやってくる。夢のなかまで沁みてゆきそうな。 今年あちこちで咲く蝋梅の花を見ている。私のために手折られていないのびやかな