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どこまでもひかりが届く薄く色のついた湖に 手足を拡げて沈んでゆきます 魚になったわけでも…
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今日お手紙が届いた 封を開けるときのドキドキした気持ち 同時に自分自身のこころそのものを …
(このnoteは小説『お話の続き』のあとがきです。本編を読んでいただいてからの方が、より楽し…
昔々、あるところに やわらかな川がありました その川の水には千の希望が 薄く透明な織物になって流れていました その川の側にあった十の町から たくさんの希望が溢れてきていたのでした それぞれの町が川をはさんで お互いの町を鏡のように映しあっており それはそれは静やかに それぞれに輝いてあったのでした ある日のこと やわらかな川を一艘の笹舟が すらすらと音もなく進んでいました いくつもの透きとおった希望の織物にふれながら またいく人もの町の人たちに見守られながら 笹舟は