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横浜FC 国立決戦振り返りとホーム鹿児島戦(ちょこっと)プレビュー

国立決戦レビュー

横浜FCのレベルの高さ


国立競技場でのJ2史上最多、55,598人の観衆が詰めかけた2024年度J2頂上決戦。

当日私は風邪っぽくて(ちゃんとマスクして、声もなるべく出さなかったですよ!)観戦するのがやっとだったので、当日はよくわからなかったのですが。掲示版やヤフコメでエスパルスサポ(のうち、友好的な方 笑)が「すごい強かったですね」と言ってくれてました。

それで、DAZNで改めて振り返ってみたのですが、確かに横浜FCの方がプレーレベルは高かったです。清水選手がボールを持っても、かなり速いプレスで自由にプレーをさせず、窮屈な体勢でボールを受けたりひっかけたりしても、そこから正確にマイボールにして繋げてしまう。狭いスペースでもプレッシャーを感じずプレーできるので、向こうにしたら「えっ?」と思うような密集地帯でパスワークを展開されてしまう。

20−30年前、日本のチームが南米チームと対戦すると、そういうレベルの違いを感じたものですが、エスパルスの選手はそのぐらいの違い、衝撃を感じたのではないでしょうか。

もっとも、なぜ私が「強い」と言わず、「プレーレベルが高い」という回りくどい言い方をするかと言いますと、つまり、結果としては1-1の同点だったからです。サッカーは、いくら技術が高かろうと、ボールを支配しようと、結局、「強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い」ゲームです。(ベッケンバウアーがトータルフットボールのオランダに決勝で勝った後の言葉らしいです。)

横浜FCのプレーレベルの高さにエスパルスの選手は色々感じるところはあったかもしれませんが、結果は同点。強さとしてはイーブンでした。

行列が少なかったまい泉の車でカツサンド、何も考えず1パックだけ買ったけど、ちっちゃくね??いやいや、高くてもいいから満腹するの売ってくださいよ。なんども買いに行けないから。
(このミニサイズは600円)

4つのプラスポイント

この試合による素晴らしかった点は以下の4つでした。

  1. 史上空前のアウェイ動員で、おそらく4,000人から5,000人がアウェイゴール裏を埋めました。全体が55,000人なので、一部の清水サポからは「少ない」煽りを受けていましたが、現地の見た目の印象としては全くそんなことなく、1面をハマブルーに染めていた印象です。そして、大迫力の応援。ハマブルーフィルムを見たら、ピッチでアップしている選手の元に大音量が届いていました。そして、なんと言っても試合終了後、一面のサポーターによる、健闘を讃える拍手。きっと選手たちは暖かさと結束を感じてくれたはずですし、私も、ああ来てよかった、と思いました。

  2. ドローで首位逆転とはなりませんでしたが、結局、翌日長崎が負けたことで、自動昇格決定が王手となりました。

  3. とはいえ、浮かれた様子は全くありません。この試合のハマブルーフィルムなどから、改めて、選手、監督、クラブ、そして我々サポーターも昇格すれば良いのではなくて、J1定着を「明確な目標」にしているな、と感じました。一昨年のJ2シーズンは、昇格が確定した直後に試合で、緩んでボロボロになりました。しかし今年は、昇格決定も通過点、そしてJ2優勝も、あくまでも「優勝して上がれば自信になる」という程度のことで、これまた通過点。なので、自動昇格がかかった試合でもいつも通りでしょうし、それで決まっても、またいつも通りに戦い、足らざるを探して潰す努力を続けるでしょう。J2の中でレベルが圧倒していると言っても、J1ではそれが当たり前なはずです。

  4. 4つ目のよかった点は、3番の「緩まず改善を続ける」話とは真逆です。まあ、サポなんで許されるかと。エスパルスと比べて、明らかに個の力が上回ってたのは気持ちよかったーーーー!(笑)


ドローンショーか!敵チームイベントだけど楽しもう!と思ったところ、ビジター席側からは見えない仕様で草。。。モニタースクリーンに映ってましたよ(笑)

中途半端なレベル差



力が上回っているように見えた清水戦ですが、結局ドローに終わったということは色々問題があったということです。選手や監督がインタビューでいくつか反省点を挙げていましたが、私が気になったのは
「気の利いたパスやコンビネーションでチャンスを作るかと思ったプレーで、結局パスがずれるなどして、何も起こらないまま終わる」
という場面が散見されたことです。

そういう、これで相手を崩せる、という場面をしっかりプレーしきれば、それによるチャンスが増えるのみならず、相手もバランスを崩したり疲労したりして、さらに輪をかけてチャンスが増え、そのうちの一つ、二つでも決まって勝っていただろうということ。
そして、もちろん、相手を崩しながら攻め切れば、相手のカウンター攻撃を受ける機会も減り、守備ももっと楽になっただろうと思います。

つまり、清水よりレベルで上回っていたとはいえ、そのレベル差は、まだ勝ち切るほどのものではなく、中途半端だったということです。そういう精度みたいなものは、気がついたから直せるというものでもなく、それを課題に継続努力で少しずつ向上するしかないですが、でも、今までそうやってきましたからね。目標は高いですし、必ず反省点は活かしてくれると思います。

鹿児島戦に向けて

さて、既に当日朝になってしまった、ホーム鹿児島戦。別会場の長崎の成績次第では自動昇格が確定する大一番です。

ん?上の方で、「サポにとっても昇格は通過点」って書いてなかった?と思った方はいますか?
いやいや、そうは言ってもですよ。やはり大きなイベントですよ。シーズン序盤は「本当に大丈夫か?」と思わせることもありましたし、長崎を含めまだ3強を形成しているときは、プレーオフにまわる心配がリアルにありましたからね。

それに、J1定着を目指す戦いと言っても、まずは昇格しないと話が始まらないですからね。決まったら、まずは狂喜乱舞しますよ。当然でしょ?

ただ、勝利は自分たち次第とは言え、今日に関しては、昇格決定は他チーム次第です。もし決まらなかった場合は、ふところ厳しいですが、もう、すぐに新幹線と仙台戦のチケットを取りますよ。そこで自力で決まるなら行くしかないでしょ。

ええと、試合の内容に関して何も書いてないですが。実は、書くことはあまりなさそうです。というのも、きっとまた自分たちに矢印を向けて、積み重ねてきたことをやろうとするだろうから。期待するのは、清水戦の得点のように、いかに積み上げてきた形を得点で具現化できるかということですね。

最後に一つ。
久しぶりのデーゲームですね。ようやく夏が終わりました。暑かったですねー。14時開始なので、クラメン優先入場の時間に行けば、ちょうどお昼時で、スタグルを堪能できそうです。お腹減らすために片道1時間、自転車で行きます。おっさんの病み上がりで疲れますが、頑張ります!!

1面のフリエサポが選手の健闘を讃えていた、あの暖かく前向きな雰囲気を伝えたい!それを感じただけでも行った甲斐がありました。

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