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世界のAI事情~インド編Vol.2~
こんばんは。
世界のAI事情を伝えるnote、中国・シンガポールと続いて本日もインドについてお伝えします。Vol.1は以下より参照できますが、まとめとしては
・インドはAI技能ランキングでは、アメリカ、中国に続く3位
・様々な国や企業とのパートナーシップで強化
・AIスタートアップにおいてもバンガロール発が多め
というところでした。
本日は政府が推進しているAI戦略について、お話します。
インドのAI戦略
2018年6月にインド政府は、「人工知能国家戦略 #AIFORALL 」を公開しました。これはインド政府が立ち上げたNITI Aayogという研究機関が発表しているものです。
アクセンチュアのインドのAI調査では、2035年のインド経済において約9570億USDのポテンシャルを持っていると予想しています。
先進国においても、US・カナダ・UKを大きく超えるAIの成長率が見込めると予想されています。
また、政府戦略ではインドは、ヘルスケア・農業・教育・都市インフラ・交通の5分野のAI領域に注力すると宣言しています。
以下にあるように、2016年にはインドの労働力の半分は農業でしたが、2030年には37%に下がる産業変化が起こるとも予測されています。
また、AIにおける5つ障壁についても指摘しています。
・リサーチにおける専門性の欠如
・データ利用エコシステムの不在
・高い人件費・低い適用認知
・プライバシーやセキュリティにおける規制の欠如
・適用とアプリのコラボレーションアプローチの不在
その上で、以下の2つの国際センターの提案を行なっています。
・Centre of Research Excellence (CORE)
リサーチ専門センターは、存在する核となるリサーチを理解し、新しい知識の創造により、テクノロジーの開拓を後押しすること。
・International Centers of Transformational AI (ICTAI)
アプリケーションベースのリサーチにより、一般企業のコラボレーションがキーになることを描いています。
なかなか翻訳されていなく、かつ長いインド国家AI戦略で、かいつまんでの説明になりましたが、こちらは不明な点は随時追加する予定です。
引き続き、海外AI事情紐どいていきます。では。
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