たまにはなにも考えずに映画見たいよね
これから木曜日は邦画の紹介をしていく。
映画館のスタッフを2年間しているおかげで今はやっている映画から、昔の懐かし映画まで幅広く勉強するようになった。そんな映画館スタッフ&これから俳優さんのマネージャーを目指す私の目線から、映画を紹介していくことにする。
今週は「キャラクター」「地獄の花園」のプレビュー。
キャラクター ★★★★☆
漫画家として売れることを夢見る主人公・山城圭吾(菅田将暉)。高い画力があるにも関わらず、お人好しすぎる性格ゆえにリアルな悪役キャラクターを描くことができず、万年アシスタント生活を送っていた。ある日、師匠の依頼で「誰が見ても幸せそうな家」のスケッチに出かける山城。住宅街の中に不思議な魅力を感じる一軒家を見つけ、ふとしたことから中に足を踏み入れてしまう。そこで彼が目にしたのは、見るも無残な姿になり果てた4人家族……そして、彼らの前に佇む一人の男。
事件の第一発見者となった山城は、警察の取り調べに対して「犯人の顔は見ていない」と嘘をつく。
それどころか、自分だけが知っている犯人を基に殺人鬼の主人公“ダガー”を生み出し、サスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き始める。
山城に欠けていた本物の【悪】を描いた漫画は異例の大ヒット。山城は売れっ子漫画家となり、
恋人の夏美(高畑充希)とも結婚。二人は誰が見ても順風満帆の生活を手に入れた。
しかし、まるで漫画「34」で描かれた物語を模したような、4人家族が次々と狙われる事件が続く。
刑事の清田俊介(小栗旬)は、あまりにも漫画の内容と事件が酷似していることを不審に思い、山城に目をつける。共に事件を追う真壁孝太(中村獅童)は、やや暴走しがちな清田を心配しつつも温かく見守るのだった。
そんな中、山城の前に、再びあの男が姿を現す。
交わってしまった二人。
山城を待ち受ける“結末”とは?
映画「キャラクター」公式HPより引用
映画館のバイトをしている中で若者層の動員が目立つ。
今の時期、映画の公開が重なり上映するスクリーンの数と時間が少ないため、どうしても思うように伸びないところはあるのだが、、、
興行収入ランキングでは初週4位スタート。クチコミの影響とコロナ明けもあって、3位タイ。るろ剣、シンエバ、ガンダムには叶わないかああ。
とか思いつつ、帝一の國ぶりの菅田将暉&永井聡コンビに興奮して見に行った。
2時間があっという間に過ぎてしまうくらいには怖かった。死体のぐろさ、何よりもFukaseのサイコパスさが異常。ハマり役すぎ。
めっちゃいい人だった山城(菅田将暉)が狂気じみていく姿や、Fukaseが持つ謎には謎に感情移入させられつつ、とにかくゾクゾクしっぱなし。
漫画が原作にあるように見えて脚本家の長崎さんが10年かけて描いた作品で、また新しい映画の形のような気がした。
そしてバクマン並みに出てくる絵が上手すぎる。
山城が上手いと言われていたにしろ、Fukaseの再現度には絵だけで恐怖を感じた。
つっこみどころもあったけれど、とにかく何も考えずにディズニーのアトラクションに乗る感覚で見るととても面白い作品だと感じた。
地獄の花園 ★★★★★
永野芽郁主演、バカリズムによるオリジナル脚本で描かれる、喧嘩上等空前絶後のOLバトルロワイヤル。
普通のOL生活を送る直子(永野芽郁)の職場では、裏で社内の派閥争いをかけOL達は日々喧嘩に明け暮れている。ある日、一人のカリスマヤンキーOLが中途採用されたことをきっかけに、全国のOL達から直子の会社は狙われることに。テッペンをかけた争いから直子は平穏無事なOLライフを全うすることができるのか……。
イオンシネマ公式HPより引用
これめちゃめちゃ面白い。本当に。
キャストさんもスタッフさんも今までにないことに挑戦し、なによりも誰しもがくすって笑ってしまいつつ、日本映画特有の間がない。
スターダストから生み出されるタレントさんって勢いと知名度がぐんと上がることで有名だけど、最近北村匠海さん主演の「とんかつDJアゲ太郎」は大ゴケしているし、山崎賢人さんも伸びたけど、今の「夏への扉」は初週でもランクインすらしていない。
長期的に見て活躍する人があまりいない印象がすごい。だから、またスターダストの人の主演映画か、、、的なイメージだった。
あまり興味が湧かなかったが、ひょんなことから映画を見ることに。
期待していなかった分、ギャップがすごかった。
まず、脚本がバカリズムで監督の関和亮さんという、映画にずっと関わっているわけではない出身の人が作っている映画である。
だからこそよく見る映画と違ってカメラワークから脚本の言葉遣いまで斬新だった。
そしてキャストが面白すぎ。遠藤憲一さんのOL姿には圧巻だよね。
なにあの、足の細さ。出来上がり過ぎてて逆に怖い。
永野芽郁ちゃんの戦う姿も可愛かったなあ。菜々緒も最高すぎる。
あのシュールさでちゃんと笑いを取れるところはさすがバカリズムさんだなと思った。なんでバズらなかったんだろうと思うくらい。
もう少し早くレビューを書いて人に勧めたかったけれど、遅くなっちゃった。ぜひ、なにも考えず、映画を見て気分転換をしたかったら「地獄の花園」を強くお勧めします。笑
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