ゆあーんゆよーんゆやゆよん
こないだの稽古帰り、雨が降っていたけど傘を持っていなかったので、閉まってる店の軒下で雨宿りをした。傘をさすのがめんどうで、家を出る時に降ってない限り傘を持って出ないし、多少の雨ならそのまま濡れる。パリ人なので。嘘です。
バスが来るまで雨宿り。待ち人が来るまで雨宿り。雨に濡れないところで何かを待つのも雨宿りなんやろうか。もともとは雨が止むのを待つのが雨宿りなのに。いつ行くの?雨がやんだら。春は雨がよく降りますね。
今住んでいる街にとても立派な桜の木があって、毎年この季節になると桜が咲いてそれはそれは美しいのです。この街で最初に見つけたすきでした。たぶん、来年も咲くのでしょう。
あの桜はいつもそこにあって、私がこの街に来るずっと前からあって、私がこの街を去ってもあり続ける。これが去年と同じ花だなんて分からないのに。違う花かもしれないのに。美しいってことだけで充分なのに「今年も」美しいねって、思いたいのねあなたは。
じぶんの不変的なものっていったいなんじゃろかと考える。不変の愛。おそらくは、オリーブとジンジャーへの気持ちが唯一それにあたる。
人間はね、変わりますから。こっちも変わるし、むこうも変わる。不変じゃないからいいんだ。なんなら、不変ではないところを不変的に愛してる。
あんなにすきだったTEAM NACSも、こないだの「LOOSER 2022」以降すっかり冷めてしまった。ずっとすきはすき。でも、あのすきじゃない。
観なければよかった。観なければずっとすきでいられたのに。もしくは、NACSだったらなんでもいいって思える人間だったらよかったのに。残念ながら、どんなにすきでも、おもんなかったらすきじゃない。
だいすきだったのに。大事にしてたのに。あの気持ちはもう永遠に戻ってこない。永遠に。まただいすきになっても別だから。それがもう、なによりも悲しい。
ずっと変わらずときめかせてくれるものもたくさんある。そのひとつが、松尾スズキのつくるもの。録画してた「パ・ラパパンパン」観た。作家さんは別の方だけど、演出がかっこよくてほんとにおもしろくて救われた。はじめて観た時からずっと、松尾スズキ氏は私をときめかせ続けてくださる。おもしろくてよくわからなくてふざけてるのに本気だから。
作家・演出家で誰がすきと聞かれたら、たぶん最初に松尾スズキと答える。いちばん観てるだろし。ほかにもすきな人たくさんいるけど、松尾スズキのつくるものが、だいすきなんだと思う。
私の一人称は「私」だけど、そんなの場面によって変わる。姪っ子が「ちーちゃんだいすき」と言えば「ちーちゃんもふみのがだいすきだよ」と答える。かんなとよう(親友のお子)が「ちいこ」と呼ぶから、駐車場で「ちいこの手繋いでてね」と話しかける。ふざけて「わしのんやないかーい」という時のわしも、よそいきの時のわたくしも、全部「私」だ。
みんなずっと演じてる。親の前では子供になるし、信用してる人には甘えるし、後輩の前ではしっかりしようとする。なのになんで「この人はこうゆう人」と決めつけてしまうんだろう。相手との関係性や、その時々でなにもかも変わるのに。
一人称だって、態度だって、振る舞いだってころころ変わっていい。悲しくても笑うし、明るくても淋しいのが人だ。一貫性なんて誰にもないよ。ほんとの自分はどれとかもないよ。どれもほんとで、どれもうそだよ。だからおもしろい。だからかわいい。私は人のそうゆうとこがすきなの。
ときめいていたい。人生にも自分にもあなたにも。ずっとときめいていたい。どきどきわくわくさせてほしい。一日の終わりは疲れ果てて眠りたい。ときめかなくなったら終わりなんだ。そうゆう話を次にやろうと思ってます。まだ一個めやってないのに先のことばかり考えてしまう。みんなそうですか? それとも私が目の前のことに集中できてないだけでしょか。してんだけどな。後者だったらよくないな。
見本市、エレファンドッグシンドローム、全3回。どの回も満席の中でできることになりました。
北海道から、関西から、近くから遠くから、楽しみに来てくれる人がいる。どんなもんやねんと観に来てくれる。本当にありがとうございます。気をつけて来てくださいね。ほくとぴあは、王子駅のすぐ近くです。
おもしろいかな。観た人にすきかきらいか聞きたいな。あとで教えてね。たのしんでね。
演劇がすきです。たのしいけど意味わかんないから、何がすきで何がきらいかがとても大事なんだなって思ってます。すきなものの話がしたい。あなたのすきなものの話を聞かせてほしい。
おもしろいでしょって思ってやってない、本人は当たり前だと思ってる行為ってほんとにおもしろい。いっぱい欲しいから大きいサイズ。全員に届くように大きい声で挨拶。おもしろい。こないだ観た飛び出す絵本みたいな舞台の感想、書きたいな。いま観れてよかった。
今のお話なんです。エレファンドッグシンドローム。本番まであと一週間。あっという間に終わっちゃうんだろな。今しかないんだ。今しかないんだ。そう書いた。初稿から変わった部分がたくさんあるけど、ぶんちゃんのこのセリフは変わらなかった。さ、あともうひとふんばりします。雨の日ってなんでこんなに眠いのかしらね。
生牡蠣食べたいなー🦪
佐藤佐吉演劇祭2022 関連企画
ショーケース公演『見本市』
プロデュース:佐藤佐吉演劇祭実行委員会
場所:2022年4月7日(木)~10日(日)
北とぴあ カナリアホール
【SHIMAISHIBAI 出演回】
7日(木) 19時 ※完売
8日(金) 15時 ※完売
9日(土) 15時☆ ※完売
受付:開演30分前 / 開場:開演20分前
☆:各団体主宰によるアフタートーク
「Bブロック」への出演です
「食む派」「陰山あんな」と同時上演
ランタイム1時間40分予定
※途中入退場はできません
完売御礼!ありがとうございます!
いつも読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただけたらとってもとってもうれしいです。 個別でお礼のご連絡をさせていただきます。 このnoteは、覗いて見ていいスカートの中です。