入れるために出すのです。出すために入れるのです。
マスクの下でさらさらと鼻水が出てくる。鼻水が出ているけど私は花粉症ではない。目も少し痒い。でも私は花粉症ではない。コンタクトがゴロゴロする。でも私は花粉症ではない。花粉症だと認めない限り、私は花粉症ではない。
そうやってここ3年くらいやり過ごしてる。あー、今年も花粉症じゃないなー。よかったよかったー。
いろいろお知らせがあるんです。つらつら書きます。
まずは「やってみたらなんとかなった」のコーナー。佐藤佐吉演劇祭2022「見本市」参加作品のビジュアルができました。SHIMAISHIBAIは「エレファンドッグシンドローム」という短編で参加するので、エレファンドッグのチラシです。パチパチ。
青年誌コミックの表紙にありそうなビジュアルにしたくて。ヒミズ新装版みたいな。バガボンドみたいな。ドロヘドロみたいな。鉄コン筋クリートみたいな。オノ・ナツメ作品みたいな。スラムダンクは単行本じゃなく完全版みたいな。ヴィレヴァンに並んでて違和感なければ大丈夫、みたいな。そんなイメージ。そんなイメージです。
エレファンドッグは写真じゃなくて絵と色がよかったのだけど、何色にするか本当困った。最初赤系のマーブルだと思って作りだしたのになんかしっくりこず無しにして。青、黄、緑、ピンク、モノクロ、別のマーブル、タイダイ、色々やってこうなった。鉄コン筋クリートだったか。時間かかった。
赤かったようです。そういえば照明の打ち合わせでも赤色をおねがいして、最初も無意識に赤のマーブルを選んでる。赤かったんですね、あなた。なんでといわれるとしらん。赤いからなんでしょう。
何日もかけてしっくりきたときキモチイね。観に行ったり出たりした公演のフライヤーで好きなものは取っておくのだけど、取っておきたいと思えるものになったんじゃないかなと思います。
そしてついにチケット予約開始となりました。ドキドキしますねぇ。。
SHIMAISHIBAI扱いの窓口からぜひご予約おねがいします。Bブロックの出演です。「食む派」さんと「蔭山あんな」さんとの同時上演です。
▼ご予約はこちらから
開始とほぼ同時にご予約いただいた方もいて本当にありがたい。応援してくれてありがとうございます。まだ少し先ですが、3回しかないうえにお席の数が少なめなので、早めのご予約をおすすめいたします。よろしくですっ。
それから、各団体の主宰がインタビューをしていただきまして、私の回も公開になりました。演劇人生初のインタビューでございます。
インタビュアーの佐吉祭2022実行委員・平井さんが何個か質問を用意してくださっていて、「最近衝撃を受けたパフォーマンスは?」という話題の中で昨年出演した「泊まれる演劇」のことを少しお話しています。もっとたくさんの人に知ってほしいという大きなお世話かもしれない思いをこめて。
今回のインタビューの趣旨は「お前、何者やねん」を紐解いていくところにあったから、作品のことも話したけどそれよりも自分のことを聞かれる時間が多かった。自分のことをこんなにいろいろ聞いてもらって答えるって人生で初めての経験だった。恥ずかしかった。「え、ほんまに知りたいです?」って思った。
けど、こんなに自分のルーツだったり今のことだったり先のことだったりを聞いていただける機会なんてこの先ないかあっても数えるくらいだろうから、ありがたいなって。書き起こした内容を確認して、発言した意図から逸れないようにしてくださったし、このボリュームは単純に愛だと思う。10年後に読んで笑いたい。ながいので時間あるときにぜひ。
ひとり机にむかってなにかつくっている時、とても孤独なのですが、なんでも自分でつくる上になんでも最高につくってしまう我が友・植田真梨恵の顔がいつも浮かんで「ちーこちゃんがんばれー」と言ってくる。先日そんな植田真梨恵のライブをみてまいりました。
植田真梨恵の歌声で涙が出た。涙は塩味でした。建物も一緒に歌っているような、品川キリスト教会でのライブ。うたってないまりえもだいすきだけど、うたってるまりえが本当にすきだなって、ライブみるたびに思うからすごい。あんたすげぇよお。
ラズワルドピアノ、スペシャルエディションということで来月また東京でライブがあるそうです。ちょっと高級なやつ。がんばってね、真梨恵。
舞台だと、浅野ヤス兄さんが出演してるOFFICE SHIKA produce「ネオンキッズ」を観に行った。おもしろかったし、演劇ってこれだからたまんないしだいすきって感じの舞台でした。演劇、一生追いかけさせて。振り向かないで。
かすみを食って生きていけるんじゃないかと思う瞬間がある。実際は生きていけないからただの勘違いなのだけど。身体と脳みそがナイスな勘違いをする時がある。お腹はいっぱいにならないけど、胸がいっぱいになり、空腹を忘れる。元気にもなるし、どっと疲れもして、そのどちらもが心地いい。エンターテインメントはこれだからすごい。
TEAM NACS「LOOSER 2022」は、多くは語りません。もちろん見ました。私の人生を変えた作品ですから。多くは語りません。ただ、大事にしていた何かを永遠に失ってしまったような気がします。
今月はまだ観ておきたい作品が二本ある。本当はもっとあるんだけど。命ギガ長スも行きたかったしピアフも行きたい。行けるかなー。うーん。
いっぱい入れて、いっぱい出そう。食べないと出せない。もりもり食べたい。そんな時期です。出すために入れて、入れるために出そう。
SHIMAISHIBAIのこと以外にも、6月に出演する舞台の準備がはじまりビジュアル撮影があったり、展示会に出す作品のモデルをやらせてもらったり、オーディションがあったり、いろいろ。
どの仕事も、私でいいのでしょうかではなく、選んでもらったからには理由がある。私ができることとどうして選ばれたのかを考えて精一杯やらせてもらおう。ほんでまたいつか選んでもらえたなら本当にうれしい。
誰しもの最前線がある。みんな戦っていて、その姿がだいたい一番輝いててかっこいい。私も私も最前線を守りたい。一番がんばらないといけないところで、一番がんばりたい。それぞれの場所でそれぞれのがんばりを見守りあって、いつかまた再会できるのを楽しみに鍛えておきます。心身共に健康でいてね。また会いたいと思っていればきっと会えるよね。
佐藤佐吉演劇祭2022 関連企画
ショーケース公演『見本市』
プロデュース:佐藤佐吉演劇祭実行委員会
場所:2022年4月7日(木)~10日(日)
北とぴあ カナリアホール
【SHIMAISHIBAI 出演回】
7日(木) 19時
8日(金) 15時
9日(土) 15時☆
受付:開演30分前 / 開場:開演20分前
☆:各団体の主宰との20分程度のアフタートーク
【チケット】
SHIMAISHIBAI窓口
https://t.co/cyCJQ6WFHV
▼料金 ※全席自由
一般前売:2,500円
25歳以下(要証明):2,000円
18歳以下(要証明):500円
北区民割引:2,000円
▼3チームセット券
一般前売:5,500円
25歳以下(要証明):4,500円
18歳以下(要証明):1,000円
▼ギフトチケット:2,500円
https://t.co/UMeLGXbLd2