誕生日のメンチカツ
泣いたり怒ったり笑ったりと忙しなく過ごすうちに、あっという間に月日が経ってしまっていたことに驚いています。
書こうと思いながらもなかなか向き合えない日々でしたが、最近なんとなく平和が続いていることや、子供、自分自身、夫それぞれが少しずつ成長できているのかなと感じられることもあり、またここで綴っていこうと思えるようになりました。
改めて、よろしくお願いします。
最近嬉しかった出来事は、先日の私の誕生日。
植物を育てるのが好きな私のために、毎年小さなお花の苗などを贈ってくれていたのですが、今年はお金を使い過ぎたせいで何も贈れないからと、当日の夕飯を作ると言ってくれました。
料理本を一緒に見ながら、決めたのはメンチカツ。
ハンバーグや唐揚げなどは一緒に作ったことがあったので、その要領でなんとなくやれるかなと感じたようです。
料理本をにらめっこしながら慣れない手つきでキャベツをかなり大きくカットしている姿を見てあまり期待していなかったのですが、結果この大きめのキャベツが良いアクセントとなり、とっても美味しいメンチカツが完成!
ちょっとびっくりしました。
小麦粉→卵→パン粉の工程は少し手伝いましたが、あとはほぼ自分でやれましたし、こんがりした色も良く、お世辞抜きでお店のより美味しいんじゃない??と私も夫も褒めまくりました。
次の日のお弁当にも入れていき、友達や担任の先生にも自慢したらしく、上手く作れたことがとっても嬉しくて誇らしかったんだなぁと感じました。
物をもらうことも嬉しいですが、こんなふうに頑張って作ってくれたことは、それ以上の大きな感動がありました。
何より彼の大きな自信に繋がっていることが、とても嬉しかった出来事でした。
思えば、彼と初めて少し距離が縮んだかなぁと感じられたのは、彼と一緒にクッキーを焼いた日のことでした。まだ小学5年生だったので、クッキー!クッキー!とクッキーダンスを踊って喜んでいました。
食いしん坊の彼は作ることもわりと興味があるので、それからいろんなものをちょこちょこと一緒に作ってきました。
内気で外より家にいるのが好きな彼は今、中学三年生。
テニス部を1年間でやめて、文化部の幽霊部員状態。
付属高校にエスカレーター式のため高校受験もなくのんびりした暮らし。
中学時代は部活に必死で、受験もそれなりに頑張った経験がある私は、そんな彼をもどかしく感じたりイライラしてしまうことも多々でした。
でも今は出来るだけ彼の個性を尊重し、家の中で彼がリラックスできる時間や、一緒に楽しめる時間を大切にしようと思えるようになってきました。
そう思えるようになってきた理由は色々あると思っています。
それはまた次回、綴ろうと思います。