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ズボラ主婦、決死の扇風機解体丸洗い

気づけばもう6月。

わたしの地元、北海道では、多分この時期はまだ出さないけど、

もう、関東なんかではとっくに扇風機を出して使ってるんだろうか。

台湾も扇風機なしでは生活できなくなり、たまにエアコンも稼働する季節。

扇風機はもう3月くらいから使い始めていたんだけれど、その時からずっと気になっていたことがあった。

扇風機が、物置から発掘しました、というくらいホコリをかぶっていたのだ。

ハネの部分は水色で、全体は白い扇風機なのに、うっすら灰色。

汚い。

風を送るための機械がホコリまみれということは、

ホコリを部屋に撒き散らすに違いない。

うわぁー汚いなー掃除しないと、と思いつつ、

つわりを理由にありとあらゆる家事を放棄していたわたしは、

このホコリまみれの扇風機を、なんと2〜3ヶ月そのまま使用した。

言い訳をすると、解体して丸洗いしたかったのだが、網のようなカバー部分がタコ糸のようなものでキツく結ばれていて、外したら最後もう戻せないし、

一応、外側からダイソンの掃除機でホコリを吸いとってはいたのだ、旦那が。

しかし、妊娠も明日で15週、つわりは少し落ち着いてきた気がする。

今日もホコリまみれのまま風を出し首を振っている扇風機を見ていて、

赤ちゃんが生まれてきた後にこんなの絶対に使いたくないな、と思ったら、重い腰がやっと上がった。

これが母性か。

母親は子どものためなら何でもできるというのは本当だった。

ズボラすぎるわたしがやっとハサミを手にして、扇風機のタコ糸を切った。

これ、どうやって戻すんだろう。

ま、いいや。

旦那さんが帰ってきたら、何とかしてくれるだろう、と思うことにした。

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愛猫クロちゃんも応援にきてくれた。

5分くらいで、どうやらわたしがオヤツをくれるどころではないと気づいて、すぐにベッドに戻って寝始めた。

台湾製と大々的にシールの貼ってある扇風機なのだけど、部品が日本製なのか、ハネの真ん中に、日本語で「ゆるめる」、などと書いてある。

それに従って、くるくると回してハネを外し、前面のカバーとハネを浴室に持っていって、シャワーをかけた。

頭の中に、なぜかキャンディーズの歌が流れてきた。

♫雪が溶けて川になって流れてゆきます もうすぐ春ですね

ホコリが取れてかたまりになって流れてゆきます もうすぐ夏ですね

替え歌を作りながらシャワーでホコリを全部流した。

水を吸って黒いかたまりになったホコリの量を見て、本当に今まで放置していたことを反省した。

いや、前向きにいこう、今日洗って本当によかった、えらい。

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次は、後ろのカバーだ。

こっちにも、びっしりとホコリがまとわりついている。

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これも外して洗いたいけど、外れないようなので、ウェットティッシュで拭くことにした。

真っ黒になっては捨て、ウェットティッシュを何枚も使ってホコリを取っていく。

やっときれいになったころ、カバーの真ん中を拭いていたらまた「ゆるめる」の文字を発見。

なんだ、外せるじゃ〜ん、ということでほとんどきれいになった後ろのカバーも外して浴室で丸洗い。

ウェットティッシュ、もったいなかった。

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残された、本体部分、とでも呼ぶのだろうか?

丸坊主にされたようなこの子は、もうさすがに外せる部分はなさそうなので、またウェットティッシュで拭く。

意外と隙間やら溝やらがあって、そこもホコリまみれでなかなか大変だった。

他の道具を用意するのはめんどくさかったので、ウェットティッシュの端っこをまるめて溝に突っ込んでホコリを取った。

隙間はウェットティッシュの端を右手と左手それぞれにもって、ウェットティッシュを隙間に入れて、左右にひっぱり、乾布摩擦の要領で拭いた。

わたしがずっと気になって気になって仕方なかったホコリまみれの扇風機は、わずか1時間ちょっとで綺麗になった。

嫌だなぁ〜何とかしないとなぁ〜と思って眺めてた時間を総計すると、綺麗にするのにかかった時間のほうが断然短いと思う。

これからは気になったらすぐやろう・・・。

これできっとわが家の空気は綺麗になる。

もうホコリまみれの空気を浴びる心配はない。

さて、そろそろ旦那さんが帰ってくる時間になるけれど、

扇風機のカバー、どうやってくっつけよう。


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ちさかはるか(台湾に住んでる道産子)
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