デザインの言語化?
デザイナー10年目、私の中の課題の話です。
いいデザインのものを見たときに、「なんかいいかんじなのはわかるんです。でもどういうところが、このデザインのいいところなのかははっきりとは言えない」となることは多いと思います。
具体的にいいところを言語化するのはわりと難しいことなわけです。
そこを的確に言語化するスキルがわたしの目指すところです。
それができたらどうなるのか。
まず自分の製作したものに説得力が出せます。
たとえば、冬に開催するイベントのビジュアルを作ったとする。
わたしは、冬らしさを出すために、配色に紺と水色を使うだろう。
この配色は、冬の夜空を感じさせる配色。
配色の多くは、自然現象がもとになっていることが多いので、それを知っていれば、季節感やそれらしさを出すことができます。
…以上のように。
これは配色というデザインのひとつの要素だけを言ったものですが、
レイアウトやフォント選び、装飾などデザインを構成する要素すべてに意味づけがあって、その絡まりが総合的にデザインのクオリティを上げているわけです。
それらを説明できたら、なぜこのビジュアルなのか、の説得力がつきます。
これはつまり、クライアント相手であっても、このスキルを使えば選んでもらえる率が上がるということ。
これをできるようになるには、デザインの知識量と、実際に自分で作るとき意識することが大切で。
あとは、日々きちんと言語化をすること。
これらを意識して、精進していこうと考えています。
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