イイと思った広告〜周年編〜
日々デザイン業務をしている中で、企業の周年イベントのデザインをする機会が増えてきています。
デザインストックはデザイナーの基本…ということで、
今年見つけた、個人的にイイと思った周年記念の広告をそのポイントとともに書いておきます。
オタフクソース創業100年記念広告「ぶち幸せじゃ」
2022年に創立100周年を迎えたオタフクソース。
広島の食になくてはならない存在の同商品が、地元・広島の皆様に、創業から100年を迎えられたことの感謝を伝える広告です。
男の子の表情、温かみのあるキャッチコピー、写真のテイスト、すべてのクオリティが高く、心が震えますね。
生活に寄り添う食品であるからこそ、素朴で率直な表現が素直に心に届きます。
こちらの広告は第43回(2022年)広島広告企画制作賞 新聞・雑誌広告部門金賞を受賞したようです。納得ですね…!
すみっコぐらし10周年プロジェクト
「すみっこで、会えてよかった。」
10周年を記念した駅内広告。
大きさのインパクトはもちろんですが、
注目すべきは、掲載場所が「東急田園都市線 渋谷駅」という渋谷駅のすみっこだったことです(ツイッターで知りましたが…)。目にするシチュエーションまで意識されてデザインされた、すばらしい広告だと感じました。
と思っていたら、駅広告の第二弾キャンペーンは「東西南北のすみっこの駅にポスターを掲載」でした。コンセプトとあっていて素晴らしいですね…!
敷島製パン100周年記念広告
敷島製パン(PASCO)の100周年広告です。
柔らかな絵手紙のようなタッチで描かれたパンの上には、
○○年、パンを焼き続けました。が100年分綴られています。
戦争の時も、震災のときも、100年欠かすことなくパンを焼くことを続けてきたことに感動を覚えますし、ものすごくお祝いしたくなります。
心が温かくなる広告でした。
マツダ株式会社創立100周年記念新聞広告
マツダ株式会社の創立100年記念広告です。
創立当時の写真から、現在に至るまでの写真をコラージュしたビジュアルは、100年という歴史の重みを感じさせます。
下記のページには反響についても記載されています。
車はライフスタイルに密接に関わるものなので、当時を思い出して懐かしむなど、重要な体験を生み出せる表現だと感じました。
また、壁に飾ったり大切にとっておく社員さんなどもいらしたようで、社員の一体感の醸成にもつながったとのこと。
4件紹介しました!
今後も広告について情報を集めていきます。