BOMの左腕専用タトゥがLegacyボディでも実現!
セカンドライフ(セカンドライフ/SecondLife/SL)のBOMによるボディの左腕専用タトゥが、男女用ともに今やメッシュボディのスタンダードになっているMeshbody Legacyシリーズでもできるようになりました。ANATOMY v1.0とBelleza Gen.X v1.4ボディに続いて3ボディ目となります。
ただし、まだ実際に利用するにはもう一つ条件が整う必要がありますが…。
Welcome Box 4.0に左右非対称の腕/脚スキンとタトゥの機能
これまでもLegacy Loversというグループの通知で配布していた公式便利ツール「Welcome Box」の中にあるUntilty HUDを使うことで、BOMではなく左腕のレイヤー3上に左腕タトゥの入ったユニバーサルテクスチャを表示させる機能が提供されていましたが、「Welcome Box」が4.0になり、BOMで左腕専用タトゥをつけられる機能と、さらに左足(左足首から下)専用タトゥをBOMとレイヤー3上に表示させる機能が付きました。
つまり、いつのまにかLegacyシリーズはBOM時代の新UVを全面採用していて、内部的にはボディ側のUVを切り替えられるようになっていたのです。ここ最近のバージョンアップでは特にアナウンスはされていませんでしたが、この対応も実は入っていたようです。
ただし左腕専用スキンがまだ出ていないので実質使えず
BOMによる左腕専用タトゥの仕組みや構造については、BOMで左腕専用タトゥが可能になったBelleza Gen.Xボディv1.4の記事で詳しく書いたので、興味ある方はそちらを見ていただくとして、LegacyシリーズでBOMの左腕専用タトゥを実現するには左腕専用スキンも必要になります。しかし現時点ではまだどこのスキンショップからも出ていません。そのため、現状ではBOM左腕スキンの機能をONにしても左腕が透明になってしまいます。
とりあえず機能が実際に動くかどうか確認するため、代用品としてBelleza Gen.X用の左腕スキン(Picasso Babe for Gen.X - Left Arm (PORCELAIN))を装着し、さらに左腕タトゥもつけて、Utiliy HUDで「Left Skin」を「ON」にしてみると、きちんと左腕スキンと左腕タトゥが表示されるのが確認できました。
この状態でもう完成でいいんじゃないか?と思われるかもしれませんが、Gen.X用の左腕スキンはあくまでも代用品であり、背中側から見ると微妙にLegacy用スキンとは違うのがわかってしまいます。
ボディの次アップデートで正式採用でスキンも登場?
ということで、BOMによる左腕専用タトゥを実現するにはスキン側の対応を待つ必要があります。Gen.X v1.4ボディのリリースと同時に対応する左腕専用スキンを出してきたスキンショップのVELOURもまだLegacy用は出していません。
おそらくは、Legacyシリーズのボディ本体が次のアップデートで正式にBOM左腕タトゥに対応し、スキンショップも同時に対応スキンを出すという展開になるのではないでしょうか。「Welcome Box」で今はテストリリースのような感じなのでしょう。
左足用の専用スキン/タトゥもあった…
ところで、Universal HUDには「Left Leg Tattoo」「Left Leg Skin」のON/OFFボタンも新たに用意されていて、Universal Textureにも「左脚のタトゥー」という項目がもともと用意されていました。
SLUVではもともと左右の脚(脚の付け根から下) は左右独立していたので、わざわざ左脚(Left Leg)のスキン/タトゥを新設する意味ってなんだろうと思っていたのですが、これ正しくは左足(Left Foot)のスキン/タトゥのことだったのですね。脚(Leg)と足(Foot)はまったく意味が違うので、これはLinden側が表記を間違えたのでしょうか…。
確かにSLUVでは足は左右対称(右足のテクスチャが左足が自動で反転してつく)なので、左腕と同じように独立して新設する意味はあります。
ということは、BOM時代にLindenが新定義したフルのボディ向けUVというのは、ボディ+左腕+左足の3パーツに別れていて、フル活用するにはそれぞれのスキン/タトゥをつけなければいけないことに。20年の間に増改築されてきたSLのアバターの構造は、もうここまで複雑化していたわけですね…。