【最新号紹介】治療4月号 小児期からの移行期医療を実践しよう!
暖かくなり、桜の季節になりましたね!
さて、今回の「治療」の特集は、小児の移行期医療についてです。
特集の内容
小児は成長するにつれ小児科から成人期診療へと移行していきますが、慢性疾患を抱える小児はうまく移行できないケースがあるのが現状です。
本特集ではそんな現状を変えるべく、一ノ瀬英史 先生にご協力いただき、プライマリ・ケア医としてどのように移行期を迎えている患者と向き合うべきかをまとめた特集としました。
もともとは特集タイトルを「移行期医療を支援しよう」としていたのですが、プライマリ・ケア医は支援という枠ではなくて、自ら主体的に動くべきだということで「移行期医療を実践しよう」というタイトルになりました。
救急外来で移行期の患者を出会ったらどうするべき?や、小児がん治療後の患者をどうフォローするか?など、プライマリ・ケア医が主体的に動くのを助けるべく、病棟、在宅、外来など多彩なシチュエーションや移行体制の別など、さまざまな切り口から解説しております。
ぜひご覧ください…!
特集の目次
■総 論
移行期医療 health care transition とは(一ノ瀬英史)
行政・制度についての現状(一ノ瀬英史)
移行期医療に総合診療医がかかわることへの期待(小児科医より)(窪田 満)
■各診療の場での移行期医療
病院(病棟・救急)での対応(笹澤裕樹)
病院総合診療医が移行期患者の外来担当を依頼されたら(相田雅司)
移行期以降のための地域包括ケア(杉山由加里)
在宅医療での対応(紅谷浩之)
看護からみたヘルスケアの移行 ─10代患者を中心に(丸 光惠)
■気になる Topic
思春期(移行期)とのつきあい方(北西史直)
親・家族にとっての移行期医療(佐古篤謙)
アメリカでの動向(伊藤誠治)
■支援パターン別に疾患を学ぼう
並走パターン 神経・筋疾患(小橋孝介)
並走パターン がんサバイバー(稲垣剛志)
完全引き継ぎパターン 発達障害や思春期の問題(不登校→ひきこもり)(高島大樹)
お忙しいなかところ、快く編集をご快諾いただいた一ノ瀬先生、ご執筆いただいた著者のみなさま、本当にありがとうございました。
新連載のお知らせ
4月号から新連載「総合診療 POEMs ─診療で使える!旬なオススメ文献─」がスタートします!
こちらは、総合診療医のアクションを変えうる文献の紹介をしていく連載となっております。ご編集は、岡田 悟 先生(東京北医療センター 総合診療科)です。文献の背景や内容の紹介はもちろん、批判的吟味や実際にどうアクションにつなげるかまで解説します。
記念すべき第1回は急性虫垂炎の保存的療法について取り上げております。隔月にてしっかりと連載していきますので、ぜひご覧ください!
(文責:編集部y)
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