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アラサー女がラーメン二郎デビュー

先日、初めてラーメン二郎に挑戦してみました。

以前からラーメン大好きな私は人生で一度でいいからラーメン二郎に行ってみたい!!と思っていました。

しかし、これが中々ハードルが高い。挑戦しようとしてみても、いつも店前の「男の戦場」感に負けてしまい、近辺にある違うラーメン屋さんを探してはそちらに行ってしまっていました。

だってGoogle先生に「ラーメン二郎 女」って入れると「ラーメン二郎 女は来るな」っていう検索候補が一番上に出てくるんだもん。。。みんなこわい。

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女性だってラーメン二郎食べてみたい人はたくさんいる(はず)!

そこで夫に「ラーメン二郎食べてみたい」とポロッと漏らしたところ、「行ってみる?」とのありがたい返事をもらいました。今回は二郎に行った経験を元に、実際どうなの?女性が入るハードルは?量はどうすればいい?コールは?味は?雰囲気は?等、自分が思った感想をシェアしたいと思います。長い記事になってしまったので目次で好きなところに飛んでみてください。

なお、今回の記事はラーメン二郎品川店での経験です。店舗によってはルールが違っていたり、味が違っていたり、そもそも出てくる量が少し違っていたりするので事前に行きたいお店のチェックは入念に!


ラーメン二郎とは?ついでに私のスペック

まず、ラーメン二郎とはなんたるや。さすが二郎、ウィキペディアにきちんと載っています。

ラーメン二郎(ラーメンじろう)は、東京都港区三田に本店[注釈 1]を構えるラーメン店、および同本店の店主・創業者である山田拓美(慶應義塾特選塾員)の登録商標[2][注釈 2]。1968年(昭和43年)に創業。
麺の上には野菜(モヤシとキャベツ)と「ぶた」とよばれるチャーシューが載せられる[13][14]。豚肉を主な材料とした出汁に、チャーシューの煮汁をベースにしたタレを加えて調整する[13]。三田本店を含めた殆どの店舗で自家製麺[13]を行い、原材料として日清製粉の強力粉「オーション」[15]を使用している。出来上がった麺は基本的に比較的太く、ごわごわした平打ち麺となっている。
スープはチャーシュー用の豚肉や豚骨にキャベツの芯やニンニクなどの香味野菜、背脂を煮込んで作られる。豚の脂が混ざり脂肪分が多い[13]。

引用:ウィキペディア

とりあえず初心者として知っておけばいいのは、「有名」「脂っこい」「量多い」「三田が本店」ってところですね(まぁこれは周知の事実ですが)。

店舗ごとによって味が異なったりするそうなので、そういうのとか細かいことが気になる方はぜひ、ググってみてください!詳細な情報がまとまってる二郎ブログにたくさん当たるはずです。


そして、ラーメン二郎を試してみたい!と言った私のスペック。これを基に自分はどのレベルかな?という参考になると嬉しいです。

・ラーメン大好き。好きな食べ物トップ3に入る。
・ラーメン屋は結構色々巡っていて、一人ラーメンも良くする
・好きな味はあっさり醤油・淡麗塩系
・だが、極稀に家系など、こってりしたのも食べたくなって、食べて後悔。
・高校、大学の頃は大盛り余裕!替え玉絶対!だったが、今ではラーメンは並、つけ麺は少なめ、とセーブ気味。替え玉も滅多にしない
・食欲は人並み。ご飯とかダイエットしたいという気分がめきめきあって、気にしているとき以外は並盛で食べる
・食べるスピードは人並みだが平均女子より早く食べすすめることも可能(通常のラーメンであれば10分くらいで完食できる)

どうでしょう。特にラーメン二郎は味が好みに合う合わないによって完食ができるかどうか。。が肝になってくる気がするので、脂っこいものが本当に苦手!という方は控えたほうがいいかも。

なお、私みたいに一人で二郎に行けない!と悩んでいる方はぜひ、どなたか誘って複数人で行くといいかと思います。なんならこういうサービスもあるみたいで。

ただ、正直食べることに専念するしかないので、複数人と行くメリットとしては並んでいるとき精神的に安心するということと、食べたあとの感想シェアができる、という二点しかなかったです。そもそも大人数で行く場所でもなく、食べたら即出る方式なので、完食したあとの待ち時間も考えて2,3人ほどに留めておくのが吉。


食券の買い方~着席まで

まず、ラーメン二郎品川店は品川駅港南口から徒歩で約10分ほどの場所にあります。

平日の11:05頃に到着しましたが、先待ちは既に5人ほど。中待ちはありません。そして店内も待ってる人も女性ゼロ!!正直場違い感が半端ない。ここで既に心臓ドキドキ!連れがいて正直本当に心強かった。まぁ、よくよく考えれば女性がいることは珍しいのかもしれませんが、ないことではないので自分の考えすぎなだけかと思うんですけどね。

食券を買うタイミングとしては、前の人が買って戻ってきたら行きましょう。ここはなんとなくの流れでオッケー。

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ラーメン小の食券もといトークン。こういうのが出てくるのは今時珍しい。

品川二郎のメニューは下記の通り。(2020年8月現在)

小        700円
小ブタ      800円
小ダブル     900円
大        800円
大ブタ      900円
大ダブル     1,000円
煮玉子      100円
ネギ       100円

小というのがいわゆる普通のラーメン。麺、野菜、チャーシュー2枚とシンプルです(というか、こうしてみると二郎自体メニューに関してはとてもシンプルですね。コールのせいで変な印象があるだけで。)
小ブタというのがチャーシューが4枚に増えたもので、小ダブルというのがチャーシューがさらに8枚に増えたものです。(枚数はおおよそです)
大は小より麺が多いもので、あとは基本的に同じ。
トッピングは2種類しかありませんが、トッピングをつけてる人は稀そうです。

そしてメニューの選び方ですが、女性の方や少食の方はとにかく最初は小にしましょう。よっぽどチャーシューが好きです!というのであれば小ブタも選択肢としてアリかと思いますが。

なぜなら、二郎の麺量がデフォルトで半端じゃないから。小で大体300gほどあるそうです。(麺茹で上がり前の数値だと思いますが、間違えていたらどなたか優しい方教えて下さい。)

下記のブログでもある通り、だいたいのラーメン屋さんのデフォルト並盛の麺量はおよそ150g前後です。ラーメン二郎の一番小さいサイズが通常のラーメン屋の並の二倍ほど!

ということで、いつも食べ慣れている並の量に近づけて、しっかり残さず完食するためにも店員に「麺半分(およそ150gほど)」もしくは「麺少なめ(およそ299~250gほど)」と伝えることがクリティカルとなってきます。なお、大食いさんをきちんと自負していて、自分の食べれる量がわかっている方ははスルーして結構です。(伝え方・タイミングは後ほど供述。ちなみにお店にやってはやってくれない。。というところもあったりするみたいなので、ここも行く店はリクエストを受け付けてくれるのか?というところをきちんと調べましょう。)


着席したあと~着丼まで

いよいよ次が俺のターン!というところに来たら注意深く店内を観察し、お客さんが出ていったら自分がその空いている席に着席します。お店の人が誘導してくれるところもあるかもですが、平日の昼の品川店は自分で着席するスタイルでした。

品川店は他の二郎と比べて「ロット」という概念が薄いです。「ロット」というのはある一定の数のラーメンが一斉に出来上がり、その分のお客さんが一斉に食べて次のロット分までに食べ終わり退出する。。という仕組み。お店の回転率を上げるための手法だそうです。ここで男性とまったく同じスピードで食べ切らなければいけないという使命感を負いつつ食べるのは結構辛い。そういう意味でも品川店は比較的緩く、完食し終えるタイミングもまちまちなので、お店から人が出てくるタイミングで自分が着席すればいいだけです。食べるスピードも、あまりにもゆっくりだとお店にもお客さんにも迷惑が掛かってしまいますが、そういう周りからの圧が無かったのは女性や初心者にとっては嬉しい。

そして着席!ここで初めて麺量を伝えます。店員さんがきちんとアイコンタクトを取ってきてくれたり、「量は?」と聞いてきてくれたりするので勇気を振り絞って「麺半分」または「麺少なめ」と伝えましょう。ここできちんと伝えないと300gが襲ってきますのでご注意を!!

私は今回「麺半分」でお願いしました。本当は「麺少なめ」と迷ったのですが、やはり初めてなので「もったいない。。」とか思わず最小リスクで臨んでいきます。
(注意点:すべてのお店が着席する際に麺量や麺の好みを伝えるスタイルではありません。何回も言っていますが、店によってルールが異なります。待ってる間に聞かれることもあるので、それは各店のルールに従ってください!)

ラーメンが作られている間はあまり携帯をいじらず、店員の動きを見て過ごします。品川店は二人で回しており、とても忙しそうでした。

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トッピングについてもきちんと貼り紙が。ここ注意!着席する際にコールをするのではなく、提供される前にまたアイコンタクトやら確認の合図がくるのでそのときにコールします!

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あるものは割り箸・ブラックペッパー・爪楊枝・一味唐辛子ととてもシンプル。最近ヘアゴム常備してるラーメン店もたくさんありますが、二郎はそうではないので長髪の方は特にヘアゴムを持ってくるのが吉。ティッシュもなさげだったので持参するといいでしょう。


そしてしばらくすると、店員さんからまたアイコンタクトが。「ニンニクは?」と聞かれることもあるかもしれません。さぁ、ここが皆様お待ちかねの「ニンニクアブラカラメヤサイダブル」コールの出番です!!

というのは本当ですが、初心者は気をつけましょう。まずはトッピングをするにしてもニンニクだけに留めておくのが無難かと思います。ニンニク嫌いだったり、用事があってニンニクはちょっと。。というのなら「なしで」というのもアリです。

アブラというのは背油などが多くなります。脂大好きっ子は入れてもいいかもしれません。

カラメというのはしょっぱさ加減が強くなります。塩分多量で生きてるんじゃい!!という方は入れることを検討してもいいですね。

ヤサイはそのまんま野菜。よく写真で見るてんこもりのもやしとキャベツが出てきます。二郎を食べているときは「ヤサイが救世主」という方もいるみたいですね。ただ、初めての場合は増さずにデフォルトの量で様子見するのが一番いいかと思います。

私は何回も何回も頭の中でシミュレーションをした「ニンニク少し」とコールしました。きちんと店員さんと意思疎通ができてひとまずホッ。ここまで来たらあとは食べるだけです。


いざ食す!味と総評

着席して10分もしないで着丼。ここで11:25頃。カウンターの上側に着丼してくれるので、自分で持ち上げて自席に持って帰ります(っていうほどのことでもないのですが)。

最初の感想は「え、器でかっ!」「え、重っ!」

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写真ではそう見えないかもですがすごいです。

(あれ?私麺半分って言ったよね?これが麺半分なの?)

半分なのにあまりにも見慣れない器の重厚さ、量の多さに一瞬戸惑う(笑)

野菜はもやしが90%でところどころキャベツが入っている感じです。スープの見た目はあれ?思っていたよりも醤油感が強い?

一口食べてみると野菜と豚の脂の甘味がすごい勢いで襲ってきます。しょっぱいかと言われると、うーん、思ってたよりもしょっぱくない。脂ギッシュさも、思ってたよりもギトギトしてない。なんだったら背脂もうちょっと欲しいと思ってしまったくらい最初の感想としてはあっさり。

チャーシューはしょっぱめだけど、ほどよく脂がのっていて柔らかかったです!品川店のはパサパサしてる、という評価も聞いたことあったのでこれは嬉しい誤算。いい部位がちょうどよくあったのかも。チャーシューうまーでした。

これが二郎かー!!と感動しつつもとにかく急いで食べ進めます。

麺の極太のゴワゴワ感に結構苦戦!野菜と一緒だとそんなに気になりませんが、とにかく野菜のマネジメントは大切。後半野菜が足りなくなると麺だけ消化するのが大変なので気をつけてくださいね!

半分ちょっと食べ進めたところでブラックペッパーで味変。これがパンチが効いてうまい。少しマンネリしたところで味が蘇ります。

しかし後半、終わりかけに差し掛かってくると流石にお腹が結構いっぱいに。食べ始めたときは脂も味のしょっぱさもあまり気になりませんでしたが、やはりじわじわと重くなってきました。思っているよりも口の周りがギトギト!啜ると油が飛び散る!

最後の最後、力を振り絞って完食ーーーー!!!私の後に着席した夫(彼は小を食べていました)とほぼ、同じタイミングで退出することができました。

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脂がフヨフヨしてます。

食べ終わったら長居は禁物です。ある程度落ち着いたら丼はカウンター上に戻して、テーブルを拭いてご馳走様して出ましょう。ここで11:40近く。完食まで15分くらい。


品川二郎に行ってみた感想

元々「用心棒」という神保町にある二郎インスパイアが結構好きで、何回か行ったことがあったので、そういう意味では並んでしまい、注文が終わってしまえば食べているときのハードルはそんなに高くなかったです。

ここもうまいんだわー。


やはり女性や初心者にとっての一番のハードルは「1.入店まで」、「2.コールはどうするか」、「3.食べるスピード」かと思います。

まず、「1.入店まで」は上でも記載した通り、可能な限りどなたか行くことによってグッとハードルが下がります。行ってみたい男性の友人とか、女性でラーメンが大好き!という方は割と周りにいるかもしれません。行ってみたいなーとボヤッと呟いて(アピールして)みるのも一つのきっかけになるかも。

「2.コールはどうするか」というのはとにかく入念に調べて頭の中でシミュレーションすればあまり失敗することはありません!特に今は二郎の記事が溢れています。食べログやRetty、ラーメンDBのコメントにもヒントが書かれていたりします。自分が今食べたいのはどんなものなのか?というのを想像して、じゃあこれをコールしよう。。と確認すれば問題ないです。周りにもたくさん人がいることがほとんどなので、他の人達を観察していればノープロブレムです。

どちらかというと「3.食べるスピード」が一番の鬼門かと思います。元々食べるスピードが遅い人は正直、二郎は結構きつく感じるかと思います。ロット制でない(というか緩い)品川店ですら、私も周りを気にしつつ、いつもよりスピードを上げて食べました。ですが、二郎を食べてみたい!というのであればそれを止める筋合いは他の人にはありません。勇気を振り絞って行ってみましょう!本当にどうしてもどうしても遅くてスピードが気になっちゃう。。という方は、ロット制じゃないお店で、空いている日時を狙ってみるのも一つの手かもしれません。(ただ、二郎はいつどこのお店でも混んでいるイメージが強いので、根気強くその日を調べて見つけていくことになるかと思います。)


総じてラーメン二郎は本当に奥深い一つのカルチャーだな、と自分で調べて、食べてみて、感じました。ファンの人も、ハマる人も、ハマらなかった人もそれぞれ思うところはあるかと思いますが、個人的には一度だけでも食べることができて本当に本当に良かったです。

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11:45頃の写真。さすが二郎、平日でも行列絶やさない。そしてやはり女性はいなさげ。


ごちそうさまでした。

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