旅の記憶 〜 神様のいるところ 出雲 〜
ひとりきり 迷子のように呟いて ねぇ、かみさまはどこへいったの
一年前の10月の歌のひとつです
9月半ばからnoteをしばらくお休みしていたので、年明けに短歌まとめの記事へ掲載しました
昨年は夏から冬にかけていろんなことが重なって、一生懸命に空に祈り 神様にもたくさんお願いをしました
神様はいますか？
わたしの声は届いてますか？
わたしはどうすればいいのですか？
そんな どうにもならない
どうしようもない
ちょっと切ない気持ちでした
＊
10月のことは『神無月』といいます
出雲の国では『神在月』といいます
神無月 （かんなづき）
陰暦10月の異称
“かむなづき” とも表記
かみなしづき、かみさりづき
語源については、全国から神々が出雲大社に集まるため、“諸国に神がいなくなる月” という俗説
神在月 （かみありづき）
出雲国で 陰暦10月の異称
この月に 日本中の神々が出雲大社に集まるという伝説から
出雲以外では「神無月 」というのに対していう
旧暦の10月10日ごろである 11月22日頃から、出雲の各所では伝統行事の 『神在祭』 が行われるそうです
日本全国の神様たちが出雲に集うこの頃に訪れたら、いつにも増して すごいパワーを感じたりするのかもしれません
島根県に はじめて訪れた時の旅の記憶を
もしよろしければご一緒に
＊
〜出雲〜
でお参りください
（おおくにぬしのおおかみ）
“因幡の白兎” の神話はご存知ですか
たぶん出会えていないのもある
あの幸せのシンボル
出雲大社からすぐ
神話の舞台になった海岸
さらさらの白砂の浜
神在祭ではこの浜で全国の神々をお迎えする
1947年（昭和22年）に創設された窯元
この地の原料を用いて創られる
厚みのある作風が特徴
日常で活躍してくれそうな器たち
朱色の社殿が艶やか
お顔がひとつひとつ違う
この中におみくじが入っている
1903年（明治36年）に設置
国の重要文化財
石造りで日本一の高さ
163段の螺旋階段
日本でのぼれる灯台16基のひとつ
のぼりました
『世界灯台100選』のひとつでもあり
『恋する灯台』にも認定されてる
松並木の遊歩道も風情があって
海を眺めて歩くのが楽しい
「日本三美人の湯 」のひとつ
はいりました
〜 松江 〜
松江は、京都、金沢とならぶ『日本三大菓子処』のひとつ
江戸時代には茶の湯文化も広まり、城下町には老舗の和菓子屋さんも多くあります
紙に硬貨をのせて池に浮かべるご縁占い
おみくじの言葉が紙に浮き出てくるそう
紙が15分以内に沈めば良縁が早くに訪れ、
30分以上沈まない場合は縁遠いのだとか
近くで沈むと身近な人と、遠くで沈むと遠方の人と
ご縁があるといわれる
宍道湖畔に佇む美術館
デッキからも夕日が楽しめるように
3月から9月は 閉館時間 “日没30分後”と変動
（10月から2月は18:30閉館）
「日本の夕陽百選」のひとつ
宍道湖は 出雲市と松江市にまたがる
全国で7番目に大きい湖
渡辺豊重 『会話』（1998年）
2m80cmの巨大なふたつの彫刻
夕日がなんといっても神々しくて
沈みきるまで眺めてました
いつかまた訪れたい
みなさんも機会があればぜひ
どうぞよい一日を、よい一週間を
＃129. 『 出雲〜松江 』
⭐︎明日はまたくるからねって 宍道湖の水鳥たちよ沈む夕陽よ
⭐︎のどぐろと地酒をちびちびやりながら命が命をおぎなう夕べ
ー ちる ー
