姉弟の縁を切る。(その壱)
私には年子の姉がいます。子供の頃から仲が悪く、ケンカばかりしていました。
小学校高学年にもなると、私も将来などの自分の事を考え始め、姉(以下、バカ)への関心が薄れていきました。
私は、高校卒業後、大学進学のため家を出ました。就職もして家に戻る気はありませんでした。しかし、業界全体の景気が悪くなり、リストラの嵐が吹き荒れ、やむなくUターンをする事になり、ひとまず実家に戻りました。
その頃、バカは実家の近くに住んでおり、バカ旦那との間にバカ娘が3人いました。
実は私のUターンは仕事の事だけでなく、癌になっており、抗がん剤治療前に、家族に心配かけまいと、大丈夫だからと自分の希望を込めて言ったら、バカが、アンタ死ぬんよ〜と泣き崩れました。その夜、病院に戻った私は眠れず、真夜中に廊下を歩いていたら、プライマリーナースにどうしたんですか?姉にアンタ死ぬんよ〜と言われました。睡眠薬が処方されました。
抗がん剤治療を終え、経過観察をしながら、仕事に復帰。しかし、景気の悪化、アンタ死ぬんよ〜のバカの一言で既に心が折れており、Uターンしたのでした。
実家にUターンして、仕事を見つけ、1、2年経過した頃、母が実家の床がブカブカすると言って来た。
この頃の私は癌が再発して死ぬと信じており、散々家族のために苦労して来た母のために家の建て替えをする事にしました。
バカ親父が家受け渡しと同時に悪運が尽きて、脳梗塞で要介護5の寝たきりになり、療養病棟だったので、別に行かなくて私は良いと思っていましたが、健気にも母は毎日病院に通った。バカ親父は10年も生きた。バカ親父については別の機会に書くかもしれません。
ちょっと長くなりそうなので、今日はこの辺で。
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