【解決】キャリアコンサルタント資格は無駄?意味がないと言われる理由
キャリアコンサルタント資格を取得しても無駄なのかと疑問に持っている人
「取得しても無駄って聞くけど、本当なの?」
「なんで取得しても、意味ないって言われているの?」
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、第15回キャリアコンサルタント試験(JCDA)に高得点で一発合格しました。現在は2級キャリアコンサルティング技能士試験の勉強をしながら、(株)TADAJUKUのWebマーケティング部としての活動も行っています。
こういった私が解説していきます。
■1.キャリアコンサルタント資格を活かすか、無駄にするかは自分次第です
キャリアコンサルタント資格を取得することは、無駄ではないです。
なぜなら、どんな資格であっても、資格取得後に『その資格を活かすも殺すも自分次第』だからです。
勿論、「稼げない」、「転職に活かせない」、「資格の認知度が低い」などの話をよく聞くよって言う人はいると思います。実際にネット上では、そういった記事が挙がっています。確かに、資格を取得して変わることは「キャリアコンサルタント」と名乗れるだけです。
しかし、ここで、ちょっと他の資格と比較して考えて欲しいのです。
例えば、国家資格の最難関である弁護士資格を取得したとします。
弁護士資格は業務独占資格なので、弁護士としての業務を行うことができます。もし、法律事務所に就職したら、支払われる給与で生活はできますよね。しかし、資格を取得するのに要したお金や時間の観点から考えると、如何でしょうか?それに見合った報酬を得るには経験を積むことは勿論のこと、常に自己研鑽することが必要です。
弁護の依頼があるからこそ、弁護士としての仕事が成り立ちます。
まだ経験が浅い弁護士に依頼する人は少なく、実績と信頼のある弁護士に依頼しますよね。
つまり、資格を取得したからといって、直ぐに稼げるわけではありません。どんな資格であっても、資格取得は通過点に過ぎず、経験や自己研鑽を積んで、初めて『活きた資格』になります。キャリアコンサルタント資格も同様です。
■2.キャリアコンサルタント資格を取得しても意味がないと言われる理由をまとめました
◇その① 資格取得および資格維持にかかる費用が高い
下記の通り、資格取得および資格維持にかかる費用は高いです。
・養成講座:30万円~40万円
・受験料:約4万円
・更新講習:約12万円
こんなにお金をかけて資格を取得しても、キャリアコンサルタントにしかできない業務はないです。キャリア支援は、誰でもできる仕事です。
◇その② 国家試験であるが、合格率が高い
実務経験や養成講座修了(150時間)といった受験資格があるとはいえ、合格率が60~70%というのは高すぎます。もう少し合格率を下げないと、「この資格は、取得して意味があるの?」って思われてしまいますね。
ちなみに、キャリアコンサルタントと同じ名称独占資格に中小企業診断士があります。中小企業診断士の受験資格はなく、合格率は15~25%前後です。人気があり、さらに『AIに奪われにくい100種の仕事』に挙げられています。このように、同じ名称独占資格であっても、大きな差がありますね。
◇その③ キャリア支援の求人が少ない
キャリア支援は、資格がなくてもできます。しかし、少ない求人の中で選考を突破するには『資格という証明書』があると、有利に働くことはあります。
なお、ハローワークの相談員のようにキャリアコンサルト資格を必須としている求人もあります。
◇その④ キャリアコンサルタントの認知度が低く、なかなか評価につながらない
キャリアコンサルタントの有資格者の活躍の場として最も多いのは企業です。しかし、キャリアコンサルタントの社会的認知度が低く、なかなか企業内に浸透していないのが現状です。そのため、資格を取得しても、なかなか評価につながらず、年収がアップするケースは少ないです。
◇その⑤ すぐに稼げるわけではない
先に説明したとおり、資格を取得したからといって、その資格で生活をしていけるだけの稼ぎを得ることはできません。経験や自己研鑽を積む必要があります。
■3.まとめ
「キャリアコンサルタント資格は取っても無駄なのか」、「意味がないと言われる理由は何なのか」について説明をしました。
記事のポイントをまとめると、下記の通りです。
①キャリアコンサルタント資格を活かすか、無駄にするかは自分次第です
②キャリアコンサルタント資格を取得しても意味がないと言われる5つの理由をまとめました
・資格取得および資格維持にかかる費用は高い
・国家試験であるが、合格率が高い
・キャリア支援の求人が少ない
・キャリアコンサルタントの認知度が低く、なかなか評価につながらない。
・すぐに稼げるわけではない。
終身雇用の崩壊など私たちを取り巻く環境は大きく変わり、今後は『AIに代替されない仕事は何か』も念頭に置きながら、先を見据えたキャリア形成を行っていく必要があります。一例を挙げて端的に言えば、『AIに代替されない”人の感情”に関わる仕事』です。例えば、学校カウンセラー、 教育カウンセラー、 産業カウンセラーなどがあります。この3つの職業は、先に挙げた『AIに奪われにくい100種の仕事』に挙げられています。キャリアコンサルタントの仕事は、この3つの職業と関連しています。国の政策でキャリアコンサルタントを増やしていることも考慮して考えると、キャリアコンサルタントは意味のない無駄な資格ではないと思います。
私はキャリアコンサルタント養成講座の受講中に対人支援のプロを育てる有料コミュニティ『Shien.Lab』の研究員生として入塾し、多くの企画に参加して自己研鑽を積んでいます。現在は『Shien.Lab』研究員生としての活動の幅が広がり、(株)TADAJUKUのWebマーケティング活動のほかに、キャリアコンサルタント試験の受験サポーターも行っています。全国各地から集まった研究員生と知り合うことができ、人脈も広がっています。
キャリアコンサルタント資格を『活かす資格』にするためにも、みなさんも『Shien.Lab』で一緒に学んでみませんか?
多田塾の『複合型研究施設Shien.Lab』は、下記を参照くださいね。
https://e-4clover.com/gakka/onestop/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?