恋愛にプロなんていない
男女関係の悩みは、いつの時代になっても尽きない。
アドラーの心理学入門の本に、「人の悩みのほとんどは対人関係」と書いてあったのを覚えている。
恋愛の悩みも“男女”という、対人関係の悩みのひとつだ。
恋愛で悩んだ時答えを求めて、ネット検索したり、友人に相談したりしたことはないだろうか。
私は、ある。
数え切れないほど。
でも、ネットで恋愛コラムを見たり、友人に話を聞いてもらったりしたところで、最終的な決断を下すのは自分だ。
他の誰でもない。
「自分がどうしたいのか」が1番大切だと思う。
一般論に振り回されてはいけない。
そして、自分で決めたことは、自分に責任がある。
「ネットに書いてあったから」「友達が言ってたから」と誰かのせいにしてはいけない。
誰かのせいにしていたら、いつまで経っても納得できないし、幸せにはなれないだろう。
恋愛にプロなんていない。
そのことに気付いてから、自分が相談を受ける立場であっても無責任なことは言わないようにしている。
自分の価値観を、押し付けてはいけないと思う。
私自身、恋愛経験はあるが、いくつになっても悩むことはあるし、未だに正解は分からない。
同じ経験をして悩んだことがあっても、当事者は別人だ。
人が違えば、その問題は当事者にしか解決できない。
だから、アドバイスじゃなくて、ただ話を聞いて、共感し、そして応援する。
きっとそれが1番いいと思う。
臨床心理士やプロのカウンセラーなど、心理学の専門家はいる。
人間関係で悩んだ時や心が疲れた時は、心理学のプロに相談するべきだ。
誤っても、ネットの情報や友人の意見を鵜呑みにしてはいけない。
あなたも友人も、そして私も、恋愛のプロではないのだから。
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