ビンズイを訪ねて
1月末は、忙しい部署の加勢を頼まれて、職場とお手伝いと、日替わりで出勤していました。
お手伝いの時は朝3時30分に起きて、5時集合、解散が15時くらいでした。
明るい時間に解散だったので、帰り道にあるS公園で鳥を見て過ごしました。
S公園には松がたくさん植えてある一角があって、松ぼっくりがたくさん転がっている中にビンズイという小さな鳥がいるのです。
ビンズイは松ぼっくりのふりをしているので、なかなか目に入らないのですが、松の木影に隠れて様子を見ていると、松ぼっくりの間をちょこちょこ動き始めるのです。
私はビンズイを松ぼっくりの妖精だと思っていましたが、改めてみるとカシラダカやホオジロなどの茶色い小鳥が混ざっていて、みんな松ぼっくりの妖精みたいでした。
ビンズイは3羽くらいでかたまって松林の中を移動していきます。
たいてい、松葉の間をついばんで、真剣にエサを探しています。
カシラダカなどは警戒心が強いので、ちょっとした気配にパッと飛び立ちますが、ビンズイはそのままエサを探し続けていることが多い気がします。
そういうところはゆるい印象です。
人が近寄ると、一応、飛んで逃げますが、5メートルくらい先に降り立つので見つけやすいです。
松林の中は光が差さないのでうまく撮れなかったのですが、慣れない作業の日々、疲れをビンズイに癒やしてもらいました。