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フィンランド🇫🇮教育視察(1)

きっかけは一冊の本だった

あたしの原点。フィンランド🇫🇮。

大学4年の時、ふと、『そうだ!単身フィンランド教育視察へ行こう!』と思った。

そのきっかけがこの本。

「競争をやめる?インクルーシブ?それでPISA調査で1位?そんな嘘みたいなほんとの話がある?」

あたしもこんな教育がしたい。
最初は軽い興味が湧いただけだった。

あたしは教採の勉強、いわゆる試験に受かるための勉強が苦痛で苦痛で仕方がなかった。いや、問題児かい。


「教採の勉強、後から使えない事多し。覚える量はたくさんで時間ばかりかかる。
なのに、現場で生きる力はつかない。この際勉強置いといて、フィンランドの教育見てこようかな。」

一冊の本を読んで、フィンランドの教育を見てみたいなという興味と、教採へのアンチテーゼがタッグを組み、あたしの原動力となった。
ひとつ成し遂げてやろうという思いががふつふつと湧いてきた。

調べると単身教育視察ができるツアーをやってる旅行会社を発見。

欲張りなあたしは、ホームステイ、観光もしたいとお願いして8日間のツアーを組んでもらった。

その額なんと40万弱。

た、たけえええええ🥺🥺🥺🥺
どうしようどうしようどうしよう。
いやー、迷った迷った。

人には無い経験をつくること

燃え始めた炎が一気に消えかけるほどの金額。その背中を押した考え。

いくら勉強しても誰とも差をつけることはできない。勉強ができる人はうじゃうじゃいる。

教採で、「フィンランドへ単身教育視察をして、実際に見て、こんなところを日本の教育、自分の学級に生かせるのではと思いました。」

そんな学生がいたら、あなたが試験官ならどうしますか?

面白いやつだな。欲しいな。
そう思ってもらえる。あたしは確信した。

それだけじゃない。
一人で北欧へ行くという経験が自分の人生の糧になる。一生忘れないだろう。なんだなんだ。最高じゃないか。

一生懸命バイトして、親に借金もして、お金を集めた。

そして素晴らしい経験をした。
その話はまた次の投稿にすることにする。

ここで伝えたいこと

その後の教材で合格を果たしたわけだが、このフィンランド教育視察が合否を左右したことはゆうに想像できるだろう。
ここで大切なことは、

・いつもアンテナを高くはり、学ぶこと

・アンチの視点をもつこと

・自分の立場でなく相手側の立場で考えたこと

いつもアンテナを高くはり、学ぶこと

若いうちは、とにかくアンテナが高い方がいい。情報をくれる人は意外と近くにたくさんいるが、それを分ける相手は選んでいる人が多い。
また、本はいかなる時もあなたを助けてくれる存在だ。アンテナを高くはることで、その情報にグッと近づくことができる。
あたしの場合も、新しい教育を探し歩いていたら、フィンランド教育に出会った。

アンチの視点をもつ

アンテナを高くはったら、今の現状や、今の方法にアンチの視点で見てみる。
まず否定することで、慢心することが避けられる。
アンチの視点をもったら、代替案を考えることも必要だ。否定はしたけれど、じゃあどうする?に答えられなければアウト。だから実際に見に行く、聞きに行く、体験するんだ!


自分の立場でなく、相手側の立場で考えること

わたしは、みんなが勉強していることについては全く危機感がなかった。
なぜなら、勉強では差ができないと思っていたからだ。みんなが勉強している。つまりそれは、強みにはできないと考えていた。
もし試験官なら、面白いと思う人をとる、と思ったことで、フィンランドへ行ったことが逆にあたしの自信になった。
ちなみに7月試験で教育視察は5月。まじギリギリ。笑
相手側、あたしの場合だと試験官側で考える。
すると、笑顔ではつらつとした人をとりたい。など違うことにもどんどん気づける。

フィンランド教育視察の内容よりも、行ったこと、行動したこと、それが何より自分の人生を左右したと思う。

40万以上の価値だった。
あたしはそう思っている。

自分にしかない経験を、話せる人は強い。

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