植物の声を聴く
2年前、夫が会社から
ベンジャミン・バロックを
持ち帰ってきました。
「受付の観葉植物が枯れちゃったんだけど
もうダメかな?なんとかなる?」
夫はよく処分されてしまいそうな
会社の植物を家に持ち帰ってきます。
我が家なら元気になるかも、、、と
思うらしいです。
当時は2月でかなり寒かったはずで
植え替えには適さない時期でしたが
そうも言っていられない感じでした。
その日からベンジャミン・バロックは
我が家の一員になりました。
でも、半年くらい経ってもずっと元気が
ありませんでした。
部屋のどこに置いても新芽がパラパラと
落ちています。
枝ぶりもずっと貧相なままで、
つい、お店で売っている
クルクル青々としている子と比較して、
やっぱりもうダメなのかな?
と思ったりしました。
秋になり涼しくなった頃、
思い切ってベランダに出してみました。
すると、新芽が落ちなくなったのです。
「あら、外が好きなんだね」
と声を掛けました。
真冬になってかなり冷え込んできたので
また部屋の中に入れました。
すると新芽が落ちる。
外に出すと落ちなくなる。
「なるほど、外がいいんだ」
去年の夏、ベランダはかなりの暑さ。
これはさすがによくないと、
涼しい部屋に入れると
また新芽が落ちる。
「やっぱり暑くても外がいいんだね」
このベンジャミン・バロックは
新芽を落とすことで
「外に出して、外が好きなの」
と、私に知らせている…そんな気がしました。
そして、これが今日の
ベンジャミン・バロックです。
お店で見かけるような
葉がぎっしりついた
スタイリッシュな感じではなく
ちょっと野生的になってしまいましたが、
自分が居たい場所に居ることで
イキイキしてるように見えます。
陽射しが強すぎるかな?
と、同じベランダでも日陰の場所に移すと
すぐに新芽をパラパラ落とし始めます。
夏も冬も太陽が大好きな、
我が家のベンジャミン・バロックです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?